before dawn

青年海外協力隊でトンガにて活動、インドの大学で教壇に立つなどしていましたが今は母国で働いています。笑うことが一番大事。

送別会

2010-01-31 01:46:04 | 日本での暮らし・考える事・思う事
金曜の夜、仕事の後。

別の部署に異動になった上司の送別会がありました。

その上司は 私が面接を受けた時の面接官でした。

今の団体を受けた時、正直日本語教師としてまた海外で働きたいという気持ちが
すっごいあって、日本語教師という職に未練がすっごいあった。

けど、事故で体のことや、家族や大事な親友達に心配をかけたくないという思いや、
日本社会に国際援助で気づかされる途上国の素晴しさを伝えたい、等など
いろんな思いがあって

この事故を 自分の人生の転機にしなくては!と 
必死に自分を言い聞かせていました。

で、
そういう状況と選択制限の中で自分が一番理想とする仕事が運よく見つかって、応募した。

面接のとき、

「最後に 何か質問はありますか?」と聞かれ、

「みなさんがこの仕事に携わっていて 一番笑顔になる瞬間はどんな時ですか。」
と質問をした。

何故なら 私にとって人生で一番大切なことは“笑うこと”だから。
ただ 笑うってだけじゃなくて “誰かと一緒に笑うこと”。その“誰か”は自分の生徒だったり 現地の人だったり、家族だったり 友人だったり。

私の質問に対する上司の答えは

「途上国から訪日団(年齢は高校生~30代)が日本に来日して10日間一緒に過ごし、
 最後、何事もなく無事に帰国する姿、ホストファミリーと涙を流しながら別れる姿を見る といつも涙がとまりませんね。“すばらしいプログラムだった!ありがとう”と言われると本当に本当に嬉しいんですよ。」

その他 いくつかのエピソードを挙げてくれた。

お話を聞きながら、なんだか自分の生徒と重なって 目頭が熱くなりました。

(今、日本語教師以外の仕事で、この日本という国で、体のことなどいろいろな制約の下で、自分らしく 情熱を傾けられる仕事は きっとこれしかないだろうな)

と その上司のお話を聞いて 思いました。



その上司が、わずか2ヶ月一緒に働いただけで 異動になってしまいました。


私は新人のくせに、三線が弾けるという理由で送別会のサプライズ演奏をすることになりました。
お昼休みや仕事後に、別の階にある会議室をこっそり借りて
「昼練」「放課後」と称し、同じ部署の先輩達と三線、クラリネット、ネパール太鼓、ヤギの爪など様々な楽器を持ち寄って練習しました。

歌は 「島人ぬ宝」です。

送別会当日、演奏はとても上手くいきました。盛り上がりました。

で、その後、その上司にウクレレを渡し、
上司自身が好きな歌、「涙そうそう」を歌ってもらいました。


「涙そうそう」

この歌を聴くと、私はいつでもトンガの学生を思い出します。
トンガ語にも訳して 日本語Verとトンガ語Verを 学生と一緒に歌った日々。
この歌は私にとって 一番の宝物の歌です。


その上司にとっても うちの団体が取り組んでいるプログラムの思いを乗せて
歌う大切な歌なのでした。
(プログラム中 訪日団が日本人へのプレゼントとして歌ったりする)

「涙そうそう」って 国際協力関係の人の多くが いろんな思い出を持っている歌なんだなと思いました。(途上国の人と歌ったりする機会が多い歌だから)


上司は挨拶で、

「この仕事は大変だし、事務作業がとても多いけど、訪日団の滞在する10日間はそれまでの苦労が全てふっとぶくらい楽しくて 嬉しくて 幸せなんです。このプログラムが本当に大好きでした。」

と言っていました。

10日間の訪日団の滞在中は、“嗚呼、どうか帰らないでくれ”って思うほど
訪日団の学生達の笑顔が好きだったそうです。



私はこの上司に共感するとても部分が多かった。


この上司が 私と同じようにトンガに赴任していたら
きっと私と同じような素晴しい日々を送り、呼吸ができなくなるくらい涙を流してトンガを去ったのだろうなと思う。


私のような若輩者が言うのは恐れ多いけど、
とても似ているところが多い気がした。


でも 異動。

とはいえ 異動先は、一階下のオフィスですが(笑)
けど、もう同じプロジェクトに携わることはない。

― いつの日か この島を 離れてく その日まで
 大切なものをもっと 深く知っていたい それが島人ぬ宝 ―

やっぱ BEGINは すごいさぁ~
今 密かに「オジー自慢のオリオンビール」を三線で練習中!

―夢はいろいろあるほうがいい 夢の数だけ あっり 乾杯!!―

なんくるないさ やってみれ!!

異動になっても やってみれ!!





書きたいことが、、、

2010-01-24 23:18:04 | 日本での暮らし・考える事・思う事
ブログに書きたいことが、、、、

特に ない、、、、


というと語弊があるのだけれど。

月から金まで仕事でしょ?
週末は 三線とお茶のお稽古、友達とご飯食べたり、遊んだり。
これまでだったらブログにアップしていたような楽しいことは
いっぱいあるんだけれど、、、、


つまり

何が言いたいかっていうと、、、

日本語教師やってたときと

楽しさの質が違うのです。

日本語教師やってたときは

授業のこと、生徒のこと、生活のこと などなど。

書きたいことばっかりで、忘れないように手帳にメモしてたくらい。
(けど ネット環境でアップできなかったことがほとんどだったけど)

でも それは生活の基本が「日本語教師」としての充実感で満ち溢れていたから。
それに伴った日常生活も より一層楽しく感じたのです。

今振り返ると

本当に すばらしい職業に就いていたなと思います。


毎日 大汗かいて授業をやって 生徒とともに泣き笑い怒り喜び、

「生きている」って感じることができる毎日だった。

授業が終わって、家に帰ると

毎日 毎日
 
「今日の授業でさー こんなことがあったんだよね!」
「今日 生徒がさ、こんなおもしろいこと 言ったんだよ~!」
「今日の授業 大成功だったの!」
「私の生徒が すっごい頑張って宿題してきたの!」

とか、話したいことが盛り沢山だった。

授業がうまくいかないと すっごい落ち込んで 
生徒をキツく叱り付けたときは 「これでよかったんだろうか」と胸が痛んで
生徒の笑顔を見れば すべての苦労や悩みがふっとび
生徒の成長(学力だけじゃなく人間として)を見れば これほど嬉しいことはなく

そういったことが 私の幸せだった。


別に 海外で生活していたから良かったってわけじゃないけど、

現代日本って そういう「生きる」幸せを感じにくい気がします。
(たぶん 私的に。)

嗚呼、
こうやって過去にこだわるのは自分らしくないんだけど。
いつでも「今が一番」と思って、そうなるように努力をしてきたんだけど、
どうも事故に遭ってから モヤモヤ うまくいかないなあ。
これも神様からの試練。かも しれん。ダシャレ。

たぶん今年は モヤモヤイヤーだな。がんばろう。モヤモヤ。

恭賀新年

2010-01-03 18:11:56 | 日本での暮らし・考える事・思う事


あけましておめでとうございます。

昨年は、私の事故のせいで、
皆様にたくさんたくさんご心配、ご迷惑をお掛けいたしました。
改めまして、申し訳ありませんでした。

人を救えるのは、「薬」ではなく「人の優しさ」だと深く感じた出来事でした。
29年生きてきましたが、こんなにも人の優しさのありがたさを感じることはなかった
といっても過言でないほど、皆様からたくさんの優しさと愛情をいただきました。

本当に本当にありがとうございました。
神様が、私に生きるチャンスを再び与えてくれたのは、
「周囲の人の優しさにもっと感謝しなさい!」
という神様からのメッセージだと思います。

皆様からもらった命をしっかり全うし、皆様が私にしてくださったように、
私もたくさんの人達に優しさと愛情をプレゼントできる人間になるよう
日々精進していく所存です。
2010年の皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
本年も、どうぞよろしくお願い致します。
 

今年のお正月は、家族で のーんびり過ごさせていただきました。
日本のお正月は2年ぶり?でしょうか。
ここ数年、日本を出たり入ったりしていたので、

年賀状や初詣など、なんだか非常に“新鮮”な気持ちです。


2010年、今年私は30歳になります。

「30歳で一度自分の人生が終わると思って それまでにやりたいことをやり尽くす」

と十年前くらいから言っていますが
その人生の区切りと考えていた30歳を目前にして起きた生死をさまよう事故。

いろんなことを考えました。

確かに30歳までに やりたことは やり尽くしました。

それなのに神様がこれからも生きてもいいよと言ってくれた。
それは前述したように、周囲の人に感謝するためであって、

それは 偶然か必然か、
かねてから
「30までは自分の為に生きる。30からは家族や周囲の人の為に生きる。」
と漠然と考えていたことと 重なりました。

自分の大好きな人達が 世界中で たくさん笑顔になれるように、
自分にできることを 小さなことでも 一生懸命やっていこうと思います。


今年の目標は

1 いつでも優しさを。
2 健康に過ごす。
3 無理をし過ぎない。
4 週に3回は筋トレ。
5 お腹周りとお尻の贅肉と決別する!
6 TOEICで900点以上とる!
7 洋書を最低5冊は読む。
8 食事の後に、お化粧直しをする等 乙女度の高いことををちゃんとする。
9 朝 10分で化粧とヘアセットを済ませるという 乙女度の低いことは避ける。
10 世界三大料理(はなまるうどん 大戸屋 てんや)を愛しながらも 胃下垂を目指す。

8,9あたりは ちょっと実現できるかどうか怪しい、、、

がんばりますっ