before dawn

青年海外協力隊でトンガにて活動、インドの大学で教壇に立つなどしていましたが今は母国で働いています。笑うことが一番大事。

小包に愛をこめて送れる人。

2011-08-21 03:36:05 | 日本での暮らし・考える事・思う事

みなさん、まずは、これ ↓ を読んで 素直にやってみてください。

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あなたにちょっとやってもらいたいことがあります。

バカにせず 必ずやってください。

必ずですよ。

ではいきます。

「はい、まず右手を頭に載せて!」

「乗せましたか?」

「ちゃんと乗せましたか?OK?」

「では その手を右回りに回してください」

 

・・・・

 

「よしよし あなたはよくがんばってるよ ^^」

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↑ は 私のトンガ時代の協力隊同期Aちゃんが 送ってくれた小包に入っていた言葉です。

「名言セラピー」という本のページをコピーしたもののようなんだけど、
私は この文章の言うとおりに 何も考えず 頭の上に手を乗せて 右回りに回したんだけど
右回りに回しつつも 意味がわからず、、、

ん、、、で 次はどうしたらいいんだ???

と読んでいったら 

「よしよし あなたはよくがんばってるよ^^」という一文にたどり着き

うぁぁぁ・・・・ と なんだか グッときて

そして その「よしよし あなたは・・・」の文章の横に「←きょんちゃんに伝えたい言葉です♪」との Aちゃんのメッセージが手書きで書いてあるのを見て

手を頭に乗せながら 涙が出ました。。。

実はAちゃんからの小包は 一ヶ月半くらいまえに届いていたんだけど、
私は7月一杯まで 徹夜残業や休日出勤、出張続きで 自分をコントロールできなくて
部屋もゴミ屋敷、洗濯もままならず全部クリーニング、食事も三食コンビニという生活で 
プライベートのスケジュール管理もできず メールも読んだか読んでないかわからなくなり 自分に届いた手紙や荷物を開ける気力もなく 毎日 出勤することに必死だった。

だから 小包も今になってようやく紐をほどいた。

自分をマネージできないダメダメな私にいつも優しさと愛情をくれるAちゃん。
小包には 栄養ドリンクやお菓子 韓国のお茶(私が好きなやつ)がたくさん入ってた。

小包には 愛が たくさんたくさん詰まっていた。

私が事故にあったあとも、Aちゃんは一緒に泣いてくれたり 心の底から 「大丈夫」って言葉を送ってくれた。

いつも助けられてばっかりだ。

情けない。


今の仕事は 繁忙期(5月~8月)は 人間らしい生活ができないし
いろんな意味で負のストレスが ドシッ ドシッ と 襲ってくる。
負のストレスや 嫌な出来事が続いて 卑屈になったり 嫌な気持ちを持ったりする日が多い。

日本語教師の時は、自分の理想(=生徒の為に いいと思ったことは全力でやる。)に向かって突き進めばよかったし
それを校長を始めとした同僚はもちろん、何より生徒がしっかり受け止めて理解してくれたから ピュアに頑張れば頑張っただけ成果が出た。

けど、今は ピュアにがんばったら逆に評価されないことも多いから
「心を込めすぎずに仕事をしよう。そうすれば後で傷つかないもん。」なんて 保守的になったりする。
傷ついても 落ち込んでないフリをしたり はたまた やさぐれた感じで諦めたり。。。

そんな自分が嫌いだけど

とにかく 最近は 何も考えず 心も込めず 目の前の仕事を黙々と一生懸命やってきた。
実際 一生懸命やらないと終わらないし。

仕事のスキルがアップしたとか
国内外の政治関係のVIPと接する機会が増えたとか
残業ばかりで給料が増えたとか

そんなことで 自分が頑張ったことを評価してもらえたとは思えない。

やっぱり 「ありがとう」って 笑顔で言われることが 何よりのご褒美。
日本語教師の時は 毎日3時4時まで残業だったし、しかももちろん残業代は出なかったけど
でも 学生たちの笑顔や 校長や同僚の理解があったから どんだけ辛くても 苦じゃなかった。本当に。

なんなんだろうな。。。

なんて思いながら ようやく繁忙期が終わりに近づき 今日 数カ月ぶりに部屋を掃除し 小包も開けたら
Aちゃんからの 言葉。

トンガで一緒に苦楽を共にしたAちゃんから
「よしよし きょんちゃんは よく頑張っているよ。」
って本当に頭を いい子いい子されたみたいで

涙が出た。

トンガでの協力隊時代から 4年が過ぎた。
あの頃から 私は何か変わったのかな。成長したのかな。

よく わかんなくなってきたけど

自分らしく生きているのかどうか わからない。
海外で働いていたときは 「This is MY life!!」って胸を張って言えたが
今は 悩むなあ。

「人生で “笑うこと"が一番大切だと思ってます!」

これが私の生き方だけど 最近は トンガの時みたいに心から笑顔で笑うこと あっただろうか。

この前 一緒にお仕事をしたミャンマー人の通訳さんと話していたときに
その通訳さんが 

「私は 心が落ち着かなかったり 疲れたりしたときに ブッダの言葉を読みます。そうすると心が落ち着くんですよ。
今日も電車の中で ちょっと嫌な事があったので ブッダの言葉が書かれている本を開いて 一節を読みました。気持ちが落ち着きましたよ。」

と言っていて

そういえば、私 ブッダの言葉が書かれた本を3冊くらい持っているけど、いつも読もう読もうと思って読んでないなあ。と思い 家に帰って読んでみた。

確かに これはいいかも。と思い それ以降 心がざわついたときには読むようにしている。


Aちゃんが教えてくれた 「いい子いい子」は、 

今の職場の同僚や 疲れている友人達に さっそく教えようと思う。

日々の忙しい生活の中で 忘れてしまいがちな 他者への優しさ。
Aちゃんは いっつもそれを教えてくれる。
私の先生のようなヒトだ。

自分が辛いとか 苦しいとか言う前に 周りの人に優しくしよう。
自分が笑える様になる前に、周りの人を笑顔にしよう。

私の大好きなAちゃんのような女性になるために!

疲れている皆さん、肉体的にというより精神的に疲れているみなさん!

まずは手を頭に乗せて 右回しにまわしてくださいね!

そうです、あなたも 一生懸命がんばっています。すごいことです!いっぱい 「いい子 いい子」しましょう!