before dawn

青年海外協力隊でトンガにて活動、インドの大学で教壇に立つなどしていましたが今は母国で働いています。笑うことが一番大事。

違う 違ーうっ

2010-06-13 23:17:25 | 日本での暮らし・考える事・思う事

忙しすぎてやばい。
この前担当していた インド100人の招へいプログラムが終わったばっかりだけど
すぐまたインド人140名の招へいプログラムの担当。
しかも 今度は主担当だし、、、
準備期間が短いせいで ほんっと生活が仕事に飲み込まれている、、、

毎日 23時半過ぎまで働いてー

最寄り駅から歩く気力も無いので 毎日タクシー(初乗り料金だけど)

お弁当を作る余裕もないから毎日 朝 昼 夜 三食外食。

取り込んだ洗濯物は 山積みに。

挙句の果てには 物干しハンガー(名前がわからん)に乾しっぱなしでそこから乾いたものをとって着る始末、、、  クローゼットは物干し台。

メイクは5分で済ませ

 クリーニングに出せないままスーツを着て

髪の毛もぼっさぼさで出勤する毎日。。。

でも 職場はみんなそんな感じ。

日本社会って、、、、

さて、昨日は いつものように休日出勤でした。1日外勤。
午前中は東京都内某所でホストファミリー向けにプログラム説明会を行い
午後は鎌倉に下見。

私ともうひとりの担当の子の二人でいったんだけど、二人とも日々の仕事量にヘロヘロ。

午前中の仕事を終え、鎌倉に移動する車内で たった10分座れただけで爆睡。

正直 フラフラになりながら 下見場所をひとつずつ確認。 

すっかり日が暮れて真っ暗になる頃に全ての下見を修了。

鎌倉の海岸沿いをスーツで歩き

「うえー 塩でベタベタするー さすがにスーツをクリーニングに出さんとまずいね!」
と話しながら 腹ペコな二人はレストランを探す。

しかーし 海岸沿いということで レストランが見つからない。

唯一見つかった レストランに入ってみると、、、

サーファーっぽい人達、、、というか、、、
丘サーファー??的な、、、
チャラチャラした若い男女が集うアメリカンなバーだった、、、

そんな中に 頭はボサボサ(海風でさらにボサボサ)で 
会社の手提げを持った
スーツを着た女性が二人、、、

とっさに 髪の毛を手櫛で整えたりしたものの、店員さんにも「え?何か食品の営業の方ですか?」って感じで見てる、、、

チャラチャラしたお客さんの冷たい視線を受けつつも
テーブルに座る私たち。

運よく(というか 必然的?) お店の端っこの目立たない席に案内され
アメリカンなビックサイズのハンバーガーを貪り食べるアラサー女子2名。

そういえば この日は 牛肉ばっかり食べたわ。

外勤 唯一の楽しみって「外食」だからね。
朝昼兼用「ロールキャベツ」 おやつ「白玉あんみつ」 夕食「アメリカンなボリューミーなハンバーガー」

好きなもの 食べたいものを食べているんだけど
素直に喜べない、、、
健康が気になるアラサーです。。。

さて、疲れすぎてヘロヘロな私たち二人以外は

みんな 「イェーーイ!」と大騒ぎをしている。。。酒池肉林ですね、、、。
年のせいか、こういうノリ、、、苦手です。

だけど あんまり言うと スーツで来てしまったことへの僻みに聞こえる(泣)

お客さんには外国人が多くて
露出たっぷりお色気たっぷりの日本女性を従えて 盛り上がっている、、、

「ああいう軽いのがさ、、、日本人女性だって思われたくないよね、、、」

「そうだよね! こういうスーツ着てさ 真面目に働いてる日本人女性が普通なんだよね!」

「まあ 彼らの視界に私たちは 絶対っ入ってないけどね。抹殺されてるよね視界から、、、(笑)なんか僻みに聞こえるから やめよっか、、(笑)」



と、レストランを後にする。

さあ 帰ろう!と もう1人の子(Oさん)が家までの帰り方を携帯で調べてくれたら、
その子が

Oさん :「Iさん(私の名前)の最寄り駅まで 2時間くらいかかっちゃうねー
 家に着くの23時くらいですよー」

というので

私 :「ねー そうなんだよねー でも いいの。車内で寝るし、、、」

Oさん :「そっかー 遠くて大変だね。あ、でも 上手く座れれば 車内で1時間も眠れるよ!」

私 :「おぉっ?!やったー!!」

と大声で、本気で喜んだ後、しばらくの沈黙の後、二人で笑ってしまった、、、



車内で1時間眠れるってことに 極上の喜びを感じるのは、、、

違うだろー

違う 違ーーーっう

いつも帰宅する時 電車で座れないし
座ったとしても10分くらいしか眠れないけど
それででもほんの3分でも爆睡してしまう私たち、、、

電車で1時間も眠れるなんて、、、と
この上ない幸せに感じてしまった


違うだろー

布団で眠れるほうが 幸せだろう?

そうだろう?

普通に 「いつもより1時間多く眠れるんだあ~と喜んでしまった。

あー

基準がおかしくなってるーーーー


んで、結局 電車で1時間近く寝て 最寄り駅に到着。

やっぱり 歩いて帰る気力がなかったので、タクシーに乗る。

「710円です」

と 自宅前でタクシーの運転手さんに言われ

何を思ったか

2000円渡してしまった私、、、

違う 違ーーーっう

何ゆえに 2000円出した?!

おそらく 1000円と10円を出して 300円のお釣りをもらおうとして
10円玉がないから 代わりに1000円を出したらしい、、、

 しかも 自分の間違いに気がつかなかった、、、

運ちゃん :「、、、、? え? こんなには 貰えませんよー びっくりしちゃった!」

私 :「あ!すみません!何か頭が働かなくて、、、」

運ちゃん :「お疲れですねー でも こんなには貰えませんよ♪忘れ物無いようにしてくださいね♪」

と ノリのいいタクシーの運ちゃんに マイナスイオンを感じ

世の中 いい人いるもんだなあー 

と タクシーの運ちゃんの愛想の良さに 救われた気持ちになった1日でした。


あと、今日 そのOさんと話してて意気投合したのが、
①電車に乗る時に 「疲れ指数」がそれぞれの人の頭の上に表示されるシステムになってて、電車では疲れ指数が高い人から座れる仕組みになっていればいいのに。

ということと

②遊んでいる大学生は座っちゃいけない。

③金曜日の夜、飲んで帰る人達は基本的に迷惑な人達(酔っ払って緊急停止ボタンを押したり、車内で吐いたり、うずくまって寝たり、、、)であって、つまり百害あって一利なしなので電車に乗ってはいけない。自宅に帰らずにオールしなさい。

④車内に折りたたみ椅子を持ち込んでも良いことにする。

ってことでした。

こんなこと考える私は、相当疲れてて、相当性格悪いなって思ってたけど
Oさんも同じこと考えてたので びっくりしたと同時に嬉しかった。

ほんっと 金曜の夜の電車はイライラ度MAXだねー
うちらは 飲みに行く時間すらないから 尚更だ。

嗚呼っ、心がやさぐれるっ

心に余裕がないっ。ただでさえ小さい人間の私の心は 余裕のない心なのにっ



そして 今日(日曜日)も休日出勤するはずでしたが、、、、

ちょっと貧血気味で限界がきているようだったんで 1日寝ました。

あー なんか 子供産んで 人間らしさを感じる生活がしたいよー

明日から がんばるぞー!

 この繁忙期が終わったら 振休とってやる!!

1日寝てやる!!

そして松ジュンの夢を見るのだ。。。


「芭蕉布」という唄と トンガの小さな島

2010-06-07 01:25:38 | トンガ 青年海外協力隊活動記
仕事が繁忙期に入り、ここ数ヶ月は毎日終電間近の電車に飛び乗ってます。
そして今日も休日出勤。

忙しさに追われながら 日本人っぽく生きている今日この頃。

夕陽のあたたかい光を浴びて 海に沈んで行く夕陽を見ながら「あー 今日も一日が終わるんだなあ」なーんて 考えることもない日本の生活。

日本にいると 特に東京にいると、夕陽が沈む瞬間を見ることなんて 絶対にない。
いつの間に夕陽沈んだの?って感じ。気がついたら夜になってて、一日の境目なんてわかんない。
人間らしい生活って なんなんだろう。

今の私の生活は 「ゲンダイジン っぽい生活」であって「本来の人間らしい生活」じゃないってことだよね。

現代に生きてるんだから 現代人っぽく生きるべきなんだけど、
時々 太陽のリズムをきちんと感じられていたトンガ時代を思い出します。


さて 忙しい生活の息抜きは 三線!!

今通っている三線教室では いろんなイベントがあって銭湯での発表会や 三線を担いで山登り、これからもイベント目白押し。

楽しみながら いろんな唄を弾いたり唄ったりできるようになってきて楽しいデス。

この前も 仕事帰り(勿論この日も休日出勤、、、)に三線教室の人達と高円寺の沖縄料理屋さんで行われたライブを観にいった。

そこで歌われた曲の中で、いくつか私が気に入った曲があったので、先生にお願いして お稽古でも教えてもらうことになった。

その曲の1つが 「芭蕉布」

これを初めて聴いたとき、
「夏の夜、縁側に座って 星空の下で のーんびり唄いたいなー」って思いました。

で、三線弾きながら実際に唄ってみると

、「おー この唄、この雰囲気、エウア(私が2年間住んだトンガの離島)の砂浜で歌ったらぴったりじゃん?」 

って思ったのだ。
で、ネットで調べてみたら

なんとっ!!
この曲はもともと ハワイ三世の歌い手さんのために英語で作られた歌なんだと?!

おー 英語の歌詞 欲しい!
というか、

ハワイ!

やっぱりねー!

ポ・リ・ネ・シ・ア!!

きましたねー

どーりで トンガっぽいと思った!
こんなところで 三線とポリネシアが繋がってました!
私の大好きなもの同士じゃないかあ~

この唄 好きだわ。

「常夏の国 我した島 エウア~」 って歌いたいね(笑)

この唄もトンガ語に訳してみようかしら??