パーティー収入、9億7千万円超 菅内閣閣僚、18年報告分
菅義偉首相と閣僚20人が2018年に開いた政治資金パーティーによる収入が合計で9億7千万円超に上ることが27日、分かった。共同通信が同年分の政治資金収支報告書から集計した。開催経費を引いた利益は約7億9千万円で、利益率は約81.5%と高い。「事実上の献金」とも言われるパーティーで多額の政治活動費を集めている様子が浮き彫りになった。
年間5万円超で収支報告書への記載義務がある通常の献金と異なり、パーティー券の購入者名は1回当たり20万円を超えないと義務がなく、大半は不明だ。閣僚ごとに見ると、武田良太総務相の収入が計1億754万円で最多。