2019/08/31 09:11AFPBB News
新対中関税、「9月1日に発動」 トランプ氏
米首都ワシントンのホワイトハウスで記者団に向かって話すドナルド・トランプ大統領(2019年8月30日撮影)。(c)MANDEL NGAN / AFP
(AFPBB News)
【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領は30日、中国からの輸入品に対する新たな関税を2日後の9月1日に発動すると明らかにした。
トランプ氏はホワイトハウスで報道陣に対し、中国からの輸入品数千億ドル相当に課す関税を「発動する」と述べた。世界の2大経済大国間の貿易戦争のさらなる激化は必至だ。
またトランプ氏は、香港の民主派デモに対する中国政府の姿勢が現状程度の厳しさで済んでいるのは米国の経済的圧力の効果だとの見方を示し、「私が貿易で行っていることが実際に熱を鎮めている」と述べた。
トランプ氏は今月、中国からの輸入品3000億ドル(約32兆円)相当への10%の追加関税を9月1日と12月15日の2回に分けて実施すると明らかにしていた。これを受けて中国政府は米国から輸入する750億ドル (約8兆円)相当の製品に追加関税を課すと発表したため、トランプ政権は追加関税を15%に引き上げていた。
これに加え米国は、2500億ドル(約26兆円)相当の中国製品に課している25%の追加関税率を、10月1日より30%に引き上げる。 【翻訳編集】AFPBB News