1、酸味・苦味・辛みのあるいやいや食品で老廃物を排出して、免疫力アップ
3つのいやいや食品の特徴
①酸味のある食品(酢、レモン、梅干しなど)・・・クエン酸や酢酸が含まれており、疲労回復効果がある。又、消化促進や血圧を正常にする作用も期待できる。
②苦味のある食品(ゴーヤ、ピーマンなど)・・・ほてりやのぼせをとり、夏バテ防止によい。また、イライラを鎮める作用もある。
③辛味のある食品(とうがらし、しょうが、わさびなど)・・・体を温める効果があり、低体温の改善によい。
但し、いやいや食品の取り過ぎは要注意。刺激が強いだけに、取り過ぎると交感神経を刺激し、心身のストレスが高まって逆効果になる恐れがある。
◎酢の物は便通を整えて、免疫力をアップさせる。
便秘気味の人は、自律神経のバランスが乱れて免疫力が下がっていることが多い。酢の酸味で副交感神経を活発化させ、更に、キュウリや大根、ニンジン、わかめ、もずくなどの野菜や海藻類の食物繊維が腸を刺激するので、これも副交感神経を優位にする効果がある。免疫力アップと便秘解消が同時に出来て、まさに一石二鳥。
毎日、少しの酢の物を習慣にして、快便&副交感神経体質に!
2、主食を玄米にすれば、ビタミンやミネラルが大幅アップ
米の胚芽やぬかには栄養がぎっしり、「白米→玄米」で免疫力が上がる。
3、丸ごと食べる小魚は栄養満点!1日1品食べて免疫力を上げる
まるごと食品を積極的に食べればすくない品数でも栄養バランス◎
4、体を温める薬味やスパイスで体温をあげ、免疫力を高める
いつものメニューに薬味やスパイスをプラスするだけでOK。
5、冬が旬の食材や根菜を食べて、冷えを撃退!
北でとれる食材、冬が旬の食材は体を温めて免疫力を高める
体を温める食材は主に冬が旬の物。カボチャやさつまいも、さといも、ブロッコリー、小松菜などがお薦め。そのほか、寒い地域でとれる鮭や、れんこんごぼう、じゃがいも、たまねぎといった根菜類も体を温める作用があります。 控えたいのは、トマト、きゅうり、なす、せろりなどの夏野菜。
みかん、すいかなど水分の多い果物、バナナやパイナップル、キューイといった温暖な地域でとれる果物も体を冷やす性質のものが多いので気をつける。
6、発酵食品に含まれる乳酸菌や麹菌の力で免疫力を上げる
◎発酵食品は腸内の細菌バランスを整えてくれる
発酵食品とは、乳酸菌や麹菌、酵母菌といった微生物の力を借りて糖やたんぱく質などを分解させた食品のこと。日本にはたくさんあります。大豆を発酵させた「しょうゆ」「みそ」「納豆」をはじめ、酢、日本酒、甘酒、ぬか漬けなどがあります。腸内の悪玉菌が優勢になると便秘や下痢をしたり、毒素の発生が進む。また発がん物質の算出を促す恐れもあるので毎日欠かさずとり、善玉菌が多い状態に整えると良い。
◎日本ならではの調味料には、がんを抑制する効果がある
発酵食品の中でも、みそやしょうゆ、酢、甘酒にふくまれているアスペラチンという成分には、がんを抑制する作用ががることが分かっている。みそに含まれるリノレン酸とエチルエステルにもがん予防効果があり注目されている。発酵食品をたっぷりとれるメニュー:キムチ納豆、黒酢ヨーグルト、具汁
◎乳酸菌は、生きて腸に届かなくても免疫力アップに役立つ
調理の味付けには、醤油やみそ、酢を使って「免疫の要」腸を健康に!
8、いつもの野菜を天日干しにすると、細胞が活性化して免疫が上がる
日本は、昔から切り干し大根や干ししいたけをはじめ、様々な食材を天日干しにして活用して来た。この干し野菜は、保存がきくだけではなく、太陽光に当てることで栄養素が増えるというメリットがある。切り干し大根は、カルシウムやビタミン類がギュッと濃縮、干しシイタケはビタミンDの量がぐんと増加することが分かっている。
◎野菜や果物を皮ごと切って日当たりの良い場所で干す。
◎野菜の皮にはサプリメントではとれない栄養素がぎっしり。
野菜などの植物には、紫外線や害虫から身を守るファイトケミカルと呼ばれる物質を作り出している。代表的なファイトケミカルには、ポリフェノールやカテキン、フラボノイド、カロチン類などがあり、いずれもアンチエイジングや抗酸化作用に優れている。
皮ごと食べるこつ
1、野菜専用のスポンジを用意し、泥汚れなどを丁寧に洗い流す
2、皮ごと食べられない食材は、皮やお茶やジャムにする。玉ねぎの薄皮はケルセチンという抗酸化成分が豊富、煮だしてお茶にすると良い。夏みかんやオレンジなど皮が厚い柑橘類は、マーマレードやはちみつ漬けにする。