白山火山帯

人は、老若男女問わず、時として病に侵されたり死に至ります。
頂いた命に日々感謝して過ごしたいと思います。

「断らない救急」日本一なぜ?司令塔の医師に聞く

2018-04-30 05:18:47 | 日記

日々の仕事の中で、少しずつ患者の為に頑張られ救急受け入数が日本一となった神戸市立医療センター、患者のことを考え寄り添う気持ちがこのようなことになったのだろうと思う。

「断らない救急」日本一なぜ?司令塔の医師に聞く

「断らない救急」日本一なぜ?司令塔の医師に聞く

神戸市中央区、市立医療センター中央市民病院(撮影・後藤亮平)

(神戸新聞)

 救命救急の診療体制や患者の受け入れ実績について、厚生労働省が毎年、全国の医療機関を評価している。4年連続で日本一なのが、神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市中央区港島南町2)だ。「断らない救急医療」を理念に掲げ、タクシーなどでの直接受診を含め、あらゆる患者を受け入れている。司令塔を務めるのは、救命救急センター長の有吉孝一医師。これからどんな施設を目指すのだろう。(網 麻子)

 −受け入れ患者数は全国トップレベルです。重症患者数の多さも注目されています。

 「軽症の1次、入院が必要な2次、緊急手術や集中治療が必要な3次。救急患者は選別せず、365日、24時間、いつでも受け入れている。2017年度の救急患者数をみると、全体は3万5244人で、うち救急車による搬送が1万534人。入院患者は8130人だった」

 −どんな診療体制なのですか。

 「救命救急センターの専従医師数は23人で、救急医や救急科専攻医らがいる。さらに各診療科の専門医も24時間、常駐している。救急患者はセンターの救急医や研修医らが診療し、必要があれば各専門医に相談したり、診てもらったりする。病院の当直の医師は全員、救急にも対応する。ほかに、薬剤師や診療放射線技師ら10人以上が当直している」

 −厚労省評価が4年連続日本一です。どこに理由があると考えますか。

 「患者さんを断るか、断らないかではなく、どうすれば受け入れられるかを考えて、救急医療体制のマイナーチェンジを繰り返してきた。常に修正して整える。気付いたら2年連続で1位。3年目からは満点になった」

 −例えば、どんな修正を?

 「16年には精神科身体合併症病棟(8床)を設け、専従の精神科医も配置した。精神疾患があり、自殺を図るなどした患者さんを、無理に早期退院させる必要がなくなった。もちろん、医師や看護師を徐々に増やし、ベッドの増床にも努めてきた」

 「また、地域医療推進課救急サテライトをつくり、患者さんの入院待機中から、転送・転院先を探す努力をしている。地元の開業医や中核病院へとつなぎ、本院だけでなく、地域全体で医療が完結するよう心掛けている」

 −救急車やドクターカー、ドクターヘリなどの搬送だけでなく、自家用車やタクシーで病院にやってきた直接受診の患者も受け入れています。

 「16年の救命救急センターの患者数をみると、心筋梗塞など重症の循環器疾患が808人。このうち208人が自力で病院を訪れた直接受診だ。脳梗塞など重症の神経疾患の患者数では、860人のうち197人が自力受診だった。心停止や重症の外傷のケースもある。先日もタクシーで受診した女性が心筋梗塞と診断された」

 「救急車やドクターヘリだけでは救うことができない重症の患者がいる。社会のセーフティーネットとなるためにも、すべての患者を受け入れないと」

 −救命救急センター長として今、目指すところは?

 「救急医、中でもER医を育てて地域や全国に送り出したい」

 −ER医、と言うと?

 「1次から3次まで、患者さんを選別せずに受け入れ、診療する救急外来を『ER型』と呼ぶ。ER医は全科の初期治療を担い、緊急度を判断して経過観察するか、入院させるかを決める。軽症者の中から重症者を見つけ出す。そうした能力を身に付けた救急総合医のことだ」

 −今の中央市民病院なら育てられますか。

 「もちろん。ER医は患者さんに育てられる。今も活躍しているし、いつでも誰でも受け入れる中で確実に育っている。救急に理解のある各科の専門医や看護師を含め、広く人材を育てていきたい」

 「『専門医がいない』という理由で、救急患者を断る病院がある。患者さんのためにも、救急医療ではER医の診療が当たり前になればいいと考えている」

【ありよし・こういち】1966年、福岡県生まれ。福岡大医学部卒。神戸市立中央市民病院(当時)勤務などを経て、2013年春から、同市立医療センター中央市民病院救命救急センター長。

【記者のひとこと】周囲の評は「きさくで、温かい人」。取材で病院を訪れると、豆をひき、ペーパードリップで入れたアイスコーヒーをふるまってくれた。救急医療の将来を見すえ、やるべきことを進めていく姿勢が心に残る。

米携帯2社、合併に合意 SB系スプリントとTモバイル

2018-04-30 05:13:39 | 日記

米携帯2社、合併に合意 SB系スプリントとTモバイル

 ソフトバンクグループ傘下で米携帯電話4位のスプリントと、米携帯3位のTモバイルUSは29日(日本時間30日未明)、合併することで合意したと発表した。株式交換で合併し、新会社名はTモバイルとする。両社の契約者数は合わせて1億2千万を超え、実現すれば首位ベライゾン・コミュニケーションズ、2位AT&Tに匹敵する巨大通信会社が誕生し、米携帯市場は三つどもえの戦いとなる。

 米規制当局による審査を経て、2019年前半までに統合手続きを終える計画。スプリントの企業価値を約590億ドル(約6・4兆円)と見積もり、Tモバイル1株にスプリント9・75株を割り当てる。

 ソフトバンクは新会社の株式の27%を、Tモバイルの親会社の欧州通信大手ドイツテレコムが42%をそれぞれ握る。新会社の取締役は14人で、ソフトバンクは孫正義会長兼社長ら4人を指名し、ドイツテレコムが9人を送り込む。Tモバイルのジョン・レガー最高経営責任者(CEO)が新会社でもCEOに就く。

 ソフトバンクは2013年にスプリントを買収して以来、Tモバイルと経営統合させたうえで上位2社に対抗する戦略をとり、統合交渉は今回が3回目だった。14年は当時のオバマ政権の規制当局が難色を示して断念。2回目は新会社の支配権をめぐってソフトバンク、ドイツテレコムの双方が折り合えず、昨秋に破談していた。

 今回の合意は、新会社の主導権をドイツテレコム側が握る内容だが、ソフトバンクは次世代無線通信規格「5G」への投資負担がかさむなか、規模が小さいままでは勝ち残れないとの判断から譲歩したとみられる。新会社は5Gなどに最大400億ドル(約4・3兆円)を投資する計画だという。(ニューヨーク=江渕崇)


非核化「行程示す」と北朝鮮 米国務長官、首脳会談に自信

2018-04-30 05:08:44 | 日記

非核化「行程示す」と北朝鮮 米国務長官、首脳会談に自信

非核化「行程示す」と北朝鮮 米国務長官、首脳会談に自信

マイク・ポンペオ米国務長官(AP=共同)

(共同通信)

 【ワシントン共同】ポンペオ米国務長官は29日放送のABCテレビとのインタビューで、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が今月平壌で自身と会談した際、米朝首脳会談で非核化を話し合うと表明し、実現への「行程を示す用意がある」と述べたと明らかにした。非核化に向けた「本物の機会がある」とし、米朝会談で一層の進展が図られることに自信を示した。

 ポンペオ氏と金氏は非核化の「仕組み」を話し合ったという。ポンペオ氏は、極秘訪朝の任務は「米朝首脳会談に向けた地ならし」で北朝鮮側の姿勢を見定める目的だったと説明。北朝鮮で拘束されている米国人の解放も求めた。


日韓首脳電話会談 文大統領が拉致問題提起 安倍晋三首相「誠意に感謝」 

2018-04-29 12:42:06 | 日記

日韓首脳電話会談 文大統領が拉致問題提起 安倍晋三首相「誠意に感謝」 

日韓首脳電話会談 文大統領が拉致問題提起 安倍晋三首相「誠意に感謝」 

韓国の文在寅大統領との電話協議を終え、取材に応じる安倍晋三首相=29日午前、首相官邸(宮崎瑞穂撮影)

(産経新聞)

 安倍晋三首相は29日午前、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と電話会談した。会談後、首相は首相官邸で記者団に対し、文氏が27日の南北首脳会談で金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に対し拉致問題を提起したとの報告があったことを明らかにした上で「誠意に感謝申し上げたい」と述べた。

 焦点の拉致問題をめぐっては、南北会談に先立つ24日、文氏は安倍首相との電話会談で拉致問題を提起する意向を示していた。

 また、5月上旬に東京で開催される日中韓サミットを踏まえ、首相は「われわれが今まで話し合ってきたラインにのっとり、北東アジアの平和と安定を実現するために有意義な会談にする方針で一致した」と説明。6月上旬に開かれる予定の米朝首脳会談を見据え、サミットに合わせ来日する文氏と会談し、北朝鮮対策をすり合わせる考えを示した。

 一方、朝鮮半島の完全な非核化を目指すことを明記した共同宣言について、首相は文氏に「完全な非核化が明記されたことを評価した」と伝えた。ただ、南北首脳会談では核・ミサイルの完全放棄に向けた具体的な道筋は示されていない。首相は日米韓が連携し「核兵器を含む大量破壊兵器、あらゆる弾道ミサイルの廃棄に向けて努力していく」とクギをさした。

 首相は文氏との電話会談後、南北首脳会談に同席した徐薫(ソ・フン)国家情報院長と面会した。拉致問題や非核化に関し金委員長が具体的にどう言及したのかなど、南北会談の詳細について報告を受けた。


北朝鮮が核実験場を5月中に廃棄、米韓メディアに公開へ

2018-04-29 12:23:05 | 日記

北朝鮮が核実験場を5月中に廃棄、米韓メディアに公開へ

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は27日の南北首脳会談で、咸鏡北道豊渓里(ハムギョンブクトプンゲリ)の核実験場の廃棄を内外に公開する考えを示した。韓国大統領府が29日、発表した。米朝首脳会談を前に、米国に対して非核化の意思があることを示す狙いがあるとみられる。

 大統領府によれば、正恩氏は、5月中に核実験場を廃棄するとし、国際社会に公開するため、早期に米韓の専門家やメディアを招待する考えを示した。核開発の検証にも積極的に協力する考えも伝えたという。

 正恩氏は27日の会談で、試験場には核実験を行ってきた既存の坑道よりも大規模な2本の坑道が依然、使用可能な状態で残っていると説明した。

 正恩氏は「米国には北朝鮮に体質的な拒否感があるが、我々と対話してみれば私が韓国や太平洋上に核を使用したり、米国に向けたりするような人間ではないことがわかるだろう。今後、頻繁に会って米国と信頼を築き、終戦と不可侵の約束をすれば、我々が核を持つ必要があるだろうか」と語ったという。

 「朝鮮戦争の痛みの歴史は繰り返さない。一つの民族が再び血を流さないようにすべきだ。決して武力を使用しないと確認する」とも述べた。

 文氏は正恩氏の提案を歓迎し、米韓専門家らの訪朝などについて早期に協議したい考えを示した。

 北朝鮮は20日の党中央委総会で核開発の完了を宣言し、核実験の中止と核実験場の廃棄を決めた。北朝鮮関係筋によれば、現在は実験場に駐屯する部隊が大幅に削減されているという。

 また、韓国大統領府によれば、正恩氏は南北会談で、現在、日韓などよりも30分遅くしている北朝鮮の標準時間を、30分早めて日韓と同一にする考えも示した。南北関係の改善と将来の統一に向けた意欲の表れとみられる。日本との関係改善を意識した可能性もある。

 正恩氏は27日、文大統領らに対して「(会談場所になった)平和の家に時計が二つあった。一つがソウル時間、もう一つが平壌時間で、胸が非常に痛んだ。北と南の時間からまず統一しよう。我々が時間を変更し、元通りにする。対外的に公開して構わない」と語ったという。

 韓国大統領府は、標準時間の変更は、国際社会と足並みをそろえ、南北や米朝関係の交流の障害物を取り除こうとする北朝鮮の意欲の表れだと評価した。

 北朝鮮は、日本の植民地支配からの解放70周年にあたる2015年8月15日から標準時間を30分遅らせた。従来の標準時間は日本に押しつけられたものだとして、変更によって「日帝の罪悪を決算し、民族の自主権を固く守る」としていた。(ソウル=牧野愛博)