【台北共同】台湾の民主化を成し遂げた李登輝元総統の告別式が19日、北部・新北市にあるキリスト教系の真理大学の礼拝堂で開催された。李氏の家族や友人のほか、蔡英文総統、政権幹部ら計約800人が参列し、蔡氏は「国家に大きな功績があった国民」に贈る「褒揚令」を授与、遺族に手渡した。

 外国要人としては森喜朗元首相やクラック米国務次官(経済成長・エネルギー・環境担当)が参列した。

 蔡氏は「国と国民を率いて民主と自由、開放の道を歩み、今日の台湾をつくり上げた」と表明。李氏の遺志を引き継ぎ「台湾の主体性を確立し、台湾の民主と自由を深める」と決意を述べた。