白山火山帯

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パナソニックの"7000億円買収"が市場から厳しく評価される2つの理由

2021-03-28 16:35:53 | 日記

パナソニックの"7000億円買収"が市場から厳しく評価される2つの理由

パナソニックの"7000億円買収"が市場から厳しく評価される2つの理由

次期社長への昇格が内定し、記者会見するパナソニックの楠見雄規常務執行役員(手前)。奥は会長に退く津賀一宏社長=2020年11月13日夜、大阪市中央区 - 写真=時事通信フォト

(プレジデントオンライン)

PRESIDENT Online 掲載

■「ブルーヨンダー」の買収報道に社内は沸いているが…

パナソニックがサプライチェーン(供給網)の効率化を手掛ける米ソフトウエア大手、ブルーヨンダーを買収する方針を固めたと、3月8日に日経新聞電子版が報じた。投資額は7000億円を軸に調整しているとされ、実現すれば同社にとって過去最大級のM&A(合併・買収)になる。

ブルーヨンダーは1985年にJDAソフトウエアとしてカナダで創業した。在庫管理や物流の効率化を手掛け、2018年に人工知能(AI)開発に強い同業の独ブルーヨンダーを買収。20年に現社名に社名変更した。米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や独DHL、米スターバックスなどが同社の業務改善ソフトを導入している。

世界に40以上の拠点を持ち、従業員は5000人超。19年度の売上高は前年度比8%増の約10億ドル(約1085億円)だった。売上高に対するEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)比率は24%と、パナソニックより一ケタ大きい。

液晶や太陽光パネル事業に次ぎ半導体事業を売却するなど身を縮める発表が相次いだ中での久々の「攻め」の施策と社内では沸く。

■「買収額が大きすぎる」と「競合が多すぎる」という2大要因

しかし、市場は今回の買収を必ずしも好感しているわけではないようだ。買収協議が報じられた翌日、3月9日のパナソニック株の終値は前日比7%の下落となった。その理由は大きく2つある。

ひとつは7000億円という「買収額の大きさ」だ。パナソニックは1兆4713億円(20年3月期)という多額の有利子負債を抱えており、今回の大型買収で財務のさらなる悪化が懸念されている。

もうひとつの理由は「競合の多さ」だ。パナソニックの狙いは「企業向けのソリューション・ビジネスの強化」だろう。ブルーヨンダーは人工知能(AI)を活用し製品の需要や納期を予測するソフトを手掛け、顧客企業のサプライチェーンを見直し、収益改善を支援する。

かつて米IBMもパソコンやサーバーなどハードウエアの販売がデルコンピュータなどライバルの台頭で消耗戦に陥った時に、ソフト・サービス路線に舵を切った。同時にコンサルティングなども手掛け、顧客企業との継続的な取引を目指す戦略に活路を見いだした。


ゴッホ未展示作に16億円超 個人が所蔵、パリで競売落札

2021-03-26 16:39:59 | 日記

ゴッホ未展示作に16億円超 個人が所蔵、パリで競売落札

ゴッホ未展示作に16億円超 個人が所蔵、パリで競売落札

パリでゴッホの「モンマルトルの通りの光景」を展示するサザビーズ職員=2月(ロイター=共同)

(共同通信)

 【パリ共同】オランダ出身の画家ビンセント・バン・ゴッホ(1853〜90年)の作品で、まだ美術館で展示されたことのない個人所蔵の絵画が25日、パリで競売にかけられ、約1300万ユーロ(約16億7千万円)で落札された。競売大手サザビーズが発表し、フランスのメディアが伝えた。

 絵画はゴッホがパリに滞在していた1887年に描いた「モンマルトルの通りの光景」。印象派の影響を受け、明るい色彩を取り入れ始めた転換期の作品とされる。作品目録には写真と共に記録されていたが、あるフランスの家族が1920年ごろ取得して以来、公開されたことはなかった。


住民1人最大7千円分支援を発表 GoTo代替、計3000億円

2021-03-26 15:35:53 | 日記

住民1人最大7千円分支援を発表 GoTo代替、計3000億円

参院予算委員会で答弁する赤羽一嘉国交相=26日午前、参院第1委員会室(春名中撮影)
参院予算委員会で答弁する赤羽一嘉国交相=26日午前、参院第1委員会室(春名中撮影)

 長引く事業停止で自治体は宿泊代金の割引を相次いで始めており、国は4月1日から当面5月末まで、トラベル事業の予算からその費用を支援する。割引率などは自治体が独自に決める。国の支援を受け、新たに開始したり、割引を拡充したりする地域もありそうだ。

 国の補助対象は、感染状況を示す国の4段階の指標が下から2番目の「ステージ2(漸増)」相当以下の都道府県。居住地と同一都道府県内の旅行割引に限る。


ホームレス暴行死 元少年2人に実刑判決 「投石、責任重い」

2021-03-26 10:08:10 | 日記

ホームレス暴行死 元少年2人に実刑判決 「投石、責任重い」

ホームレス暴行死 元少年2人に実刑判決 「投石、責任重い」

亡くなった渡辺哲哉さんが暮らしていた、岐阜市の長良川に架かる河渡橋の下には、事件から1年近くがたつ今も花が供えられている=岐阜市河渡の河渡橋付近で2021年2月28日午後2時56分、熊谷佐和子撮影

(毎日新聞)

 岐阜市寺田の路上で2020年3月、住所不定、無職、渡辺哲哉さん(当時81歳)が、当時19歳だった元少年らに襲われ死亡した事件の裁判員裁判。傷害致死罪に問われた元少年2人(いずれも20歳)に対し、岐阜地裁は25日、安八町の元少年に懲役5年、瑞穂市の元少年に懲役4年の判決を言い渡した。事件発生からちょうど1年となるこの日、渡辺さんと約20年ともに暮らしていた女性(69)は傍聴後「刑が軽い」と憤った。【熊谷佐和子】

 両被告はともに起訴内容を認めていた。公判では渡辺さんを暴行する意思の有無につながる「石を投げようと思った時期」についてや、犯行後の口止めの有無、瑞穂市の元少年の投石内容の悪質さなどが争点になった。

 判決では、暴行の意思の有無について、事件前にも2人が投石を繰り返していたことから「当日も友人宅で現場に行くと決めた時点で投石する意思があった」と判断。「渡辺さんがいた橋に行く前は決めていなかった」とする弁護側の主張を退けた。犯行後の口止めの有無については「話題にはなったが(口裏合わせをすることについて)仲間の了解を得られていない」と認定し、検察側の主張を退けた。

 ただ、投石にいずれも積極的に関与しており、渡辺さんに致命傷を負わせる原因となる土の塊を投げた安八町の元少年の責任は重く、瑞穂市の元少年についても「軽いとしても相応に重い」(出口博章裁判長)と判断。ともに実刑判決を下した。

 ◇「刑は軽すぎる」知人女性、憤り

 判決後、8人の裁判員と補充裁判員のうち3人が記者会見した。裁判員の40代男性は、被告が公判中「被害者を下に見ていた」と証言したことに触れ「ホームレスという社会的立場の弱い人への態度は、この被告だけに限らず社会全般にも通じるところがある」との思いを語った。また補充裁判員の岐阜市の50代男性は、被告の元少年2人について「一生背負わなければいけない事件だが、立ち直ってほしい」と話していた。

 一方、死亡した渡辺さんと約20年路上生活をしていた知人女性(69)も閉廷後、裁判員たちとは別に会見した。女性は「今日は渡辺さんの命日。判決は軽すぎる。被告は私たちが受けた襲撃の怖さを分かっていない」と訴えた。また雨模様の空を指さして「渡辺さんが泣いているようだ」と憤った。

 女性は、事件前から被告の元少年や、他の少年からも投石などの被害を受けていると話し、損害賠償を求める民事訴訟の準備を進めている。会見に同席した笹田参三弁護士は「今回の刑事裁判で被告となった元少年2人に加え、一緒に投石を行っていた別の元少年らも相手取りたい」と話した。【井上知大】

 ◇「偏見」に今後も目向ける

 事件発覚直後の昨年4月に記者1年目として岐阜支局に赴任し、11日の初公判から判決までのほぼすべての公判を傍聴した私が最も印象に残ったのは、被告の一人だった安八町の元少年(20)が15日に発した言葉だった。石を投げる行為をやめない理由を検察に問われた少年は「(被害者の渡辺哲哉さんを)見下していた」と語り、その後「からかう目的だった」とも主張した。

 この4日前の公判でも、元少年らが以前、愛知県内で別のホームレス男性に石を投げたり、木の枝で体をつついたりしていたとの証言が、法廷で明かされた。瑞穂市の元少年(20)が最初に渡辺さんの元へ行く時には「面白いところがある」と友人を誘っていた。

 約20年間渡辺さんと橋の下で暮らしてきた女性(69)は25日の判決内容について「路上生活者への偏見がある」と話した。女性が話す「偏見」とは何なのか。今後も目を向けていく。【熊谷佐和子】

 ◇主な争点

▼石を投げようと思った時期

検察側 橋に行くと決めた時

弁護側 橋で実際に石を投げた時

判決  橋に行くと決めた時

▼犯行後の口止めの有無

検察側 した

弁護側 していない

判決  口裏合わせがあったとしても、仲間の了解までは得られていない

▼瑞穂の元少年の投石行為

検察側 少なくとも4回投げ、被害者に1回当たった

弁護側 2回投げ、被害者に当たっていない

判決  少なくとも3回投げ、当たったとは認定できない


新型コロナ回復者のiPSを研究に無償提供 京都大

2021-03-25 16:32:54 | 日記

新型コロナ回復者のiPSを研究に無償提供 京都大

新型コロナ回復者のiPSを研究に無償提供 京都大

京都大学iPS細胞研究所

(産経新聞)

 京都大iPS細胞研究財団(山中伸弥理事長)は25日、新型コロナウイルスから回復した人の血液からiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製し、国内外の研究機関に無償提供して活用してもらう取り組みを始めると明らかにした。回復者から作製したiPS細胞の無償提供は国内で初めて。同日から研究機関の受け付けを始め、早ければ4月から提供し、コロナ重症化の原因解明などにつなげる。

 財団によると、提供するiPS細胞は、コロナに感染して京都大病院などを受診し、回復した計6人から昨年6〜9月に採取した血液を使って作製する。重症、中等症、軽症など、それぞれ病状が異なる人が含まれている。

 コロナ重症化には、遺伝的要因が関係するとの指摘もある。回復者のiPS細胞から作った肺や血管、心筋細胞などに、ウイルスに感染させて重症者と軽症者での違いを比較することで、遺伝の影響を解明できる可能性がある。

 財団は、国立感染症研究所との共同プロジェクトで、iPS細胞を作製しウイルスに感染させる実験をすでに始めている。

 財団は「より多くの研究機関が活用することで、コロナの発症や重症化のメカニズムが早期に解明され、適切な治療法の確立につながれば」としている。