窓口の現金海外送金終了へ 三菱UFJ、資金洗浄対策
三菱UFJ銀行が、6月から支店窓口での現金による海外送金を取りやめることが28日、分かった。国際的に要請が高まっているマネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金対策の一環。みずほ銀行も今後、同様の対応を取る方針のほか、地方銀行では既に取りやめたところも出ている。
現金は、資金の出元などを確認できない場合があり、不正な取引につながる可能性があるため。本人確認を十分に済ませた口座やインターネットバンキングを使った海外送金は引き続き受け付ける。6月からは口座開設時に取引目的の質問事項を増やすなどして、不透明な取引の排除に向けた取り組みを進める。