クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

高峰山から池の平湿原(2) (改) H-21-8-18

2009-08-19 14:44:13 | 倉渕・長野原・草津・嬬恋
時速20k程度の低速でボロ車を労りながら林道を
「アサマ2000パークスキー場」のリフトを上に見ながら進むと
何となく人のざわめきの気配。指導員詰め所の係員が前方の
大駐車場を指示。
だが生憎な事に満車表示、少し下の観光バスが並ぶ大型車駐車場に
案内されるが即座に駐車料金500円也を徴収された(11.18)。
ここは東御市。旧東部町と旧北御牧村が合併しての「トウミ市」。
さっきの高峰高原は小諸市。さては荒れ道は小諸の所管か。



元の大駐車場に戻ると管理事務所に大勢集まって案内書をもらっている。



爺イも並んで手を出したら「ご年配の方は池の平からの左回りが良いですよ」
と余計なお世話。でも、ここは素直に従って指導員詰め所の東から遊歩道に
進む。



さっきとは違って人が一杯、多くの人が身の丈のような大きな三脚に
高級そうなカメラをセットして歩いたり、通行者の迷惑も顧みずにデンと
遊歩道に場所取りして撮影に余念が無い。
やがて湿原に差し掛かり左から「コケモモライン」が合流した先に



「忠治の隠れ岩」。まあ、あまり詮索はしない方が良いだろう。



但し、忠治の足跡・伝説を徹底的に検証しているこの本には
鳥居峠・須坂・中野・米子不動等に伝承があるが、この近辺には噂も
存在しないとされている。



「三方ヶ峰」への道を左に分けて僅かで「鏡池」、なるほど周囲の景観が
映り込んでいる。



元に引き返して「三方ヶ峰」への登りにかかる。その途中に綺麗な赤い実。
だが、よく見るとこれは「ドクウツキ」ではないのかな?
若しそうなら、トリカブト・ドクセリと共に日本三大毒草といわれる奴。



人の流れに押されて何時ものペースの息継ぎ休止もままならないで
山頂到着(11.44)。



丁度、昼食時間のせいか、設置してある丸太ベンチには空きも無い盛況。



やはり、行き場の無い単独氏と苦笑いしながら南の端に腰を下して休憩。
ここはコマクサの群生地だが保護の為に金網が張り巡らされて厳重。
尤も今は時期はずれだが。昼食後、三角点探し。目標地点には見当たらず
柵の中を覗ったら柵内で発見、近寄れない。
三等 點名・三方ヶ峰 2040.12m N-36-24-20-037 E-138-25-57-44



さて、次の目標「見晴岳」に向かって下降。ここは130選では「コマクサ岳」。
ここの道も両側にはロープが張られて立ち入り禁止。



やがて花の多い明るい稜線を登っていくが、すれ違いが多くて時間がかかる。
花のほかに蝶を追いかけるも相手がすばしっこくて中々上手くは撮れない。
やがてこんな道標を見て



尚も登つて見晴岳の頂上に近づく。



しかし、団体さんが占拠して記念写真の真っ最中なので、少し先の峠の頂点。
乗り越しは「地蔵峠」。標高2095m。



混雑の間隙を縫って頂上標識をカメラに収めてさっさと退散(12.41)。



僅かに降りたところから左折して「雲上の丘」に向かう。一旦、一寸下って
結構な登りが続き、意味不明だがピグミーの森を通過。



団体さんに揉まれながらかなり足に来て丘に着く(12.54)。標高2110m。
ここも満員のご盛況。格好の撮影場所らしく大きな三脚を担いだ人達が
右往左往して何もしないで休憩しているのが肩身が狭い様。



東には湿原が見事にその全景を見せる。



北に向かって進んで今度は「雷の丘」、相当疲れた爺イ。標高2108m。(13.12)



こんな分岐でいよいよ最後の下り、ここは日当たりがよく花も一杯。



人気が途絶えたので本格的に蝶を追いかける。どうしても撮りたいクジャク蝶は
すばしこくて花に止まる時間も羽の開きも一瞬。
それに比べたらヒョウモン蝶は多少は無警戒のノンビリ屋。戦果は此れだけ。
後ろから大三脚集団が来たので止めにした。







のんびり下って指導員詰め所前、林道反対側で「篭ノ登」登山口を確認して
本日のハイキングは終了(13.27)。



帰途はさっきの悪路は嫌なので完全舗装の林道4.3Kで地蔵峠に降りる(13.49)。
ここにも上方にスキー場リフト、「湯ノ丸スキー場」だ。



ここからは長野県道94号線で南に下る。この県道は「東部・嬬恋線」で
群馬側は勿論、群馬県道94号で嬬恋を北上している。

約13k走つて高速道路の一つ手前の「別府信号」を左折して「浅間サンライン」
に入る。この道は此処ではR-79 小諸・上田線。
高津谷トンネルまで7K、トンネルの先はR-80 小諸・軽井沢線に変つている。

途中の御代田町の塩野信号の近くに「一里塚」という珍しい點名の三角点が
あったので序にタッチ。四等 915.55m N-36-20-17-14 E-138-30-46-001



R-18に戻ってから旧道にはいつて一寸、追分宿を見物。だが他の地域に
見られるような商魂がないのか、宿場風情は薄い。
祭りでもあるのか、追分の提灯が幾つか
小さな神社で芭蕉句碑 「吹き飛ばす 石も浅間の 野分けかな」



さしたる混雑もないR-18で帰宅。往復走行距離 174K。
花の写真は次ページ。

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