クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

高峰山から池の平湿原(1) (改) H-21-8-18

2009-08-19 14:45:50 | 倉渕・長野原・草津・嬬恋
漸く天気も安定したらしいので、長野の高原に花を見に行く事にした。
劇作家・脚本家・作家として名高い故・田中澄江氏の随筆集「花の百名山」
「新花の百名山」を元にかつてNHKで放映された「花の百名山」に
入っている「高峰山」が目標。浅間山系ではこの他に浅間・ムラサキ、
黒斑山・ヒメシャジンが入っているそうである。







予報と違う曇り空を心配ながらR-18を西進して碓井バイパス、南軽井沢信号
を直進、「追分宿」を過ぎると前面に「浅間サンライン」の大看板の交差点。
自宅から約56K。



右折してサンライン、県道表示はR-80の「小諸軽井沢線」。御代田に入った頃
突然に上空の雲が無くなり夏空に変わる。まるで天功のイリュージョン。
やがて「松井トンネル」を潜って更に其の先の「高津谷トンネル」手前から
左への脇道を使って高峰高原への「チェリーパークライン」に乗って北上する。
目指すは高峰山登山口の「車坂峠」だが、かなりの傾斜で蛇行角度も厳しい。
大きな分岐に遭遇、よく見たら「浅間山」への登山口だった。



パークラインを約14K走って漸く峠着(8.53)。自宅から2時間半も掛かって
しまった。ん?嬬恋? そうか、ここは長野・小諸と群馬・嬬恋の境界だ。



目の前は「高峰高原ホテル」、ここに駐車するほど図々しくは無いので
下のザラ地の大きな駐車場へ。ここもほぼ満杯。グループが黒斑に
出発していった。



もう一度、ホテル前に戻って案内書にある鳥居を潜り「IMT嬬恋・鎌原西局」の
大きなアンテナの左から登山道に入る。



裏手から赤いザレのはっきりした山、多分「水ノ登山」で其の左が
「東篭ノ登」かな?



直ぐに案内道標があり



道は低い熊笹の中のハッキリした登山道。



稜線への斜面のぼりの蛇行が始まるが、軽いハイキングの名に似合わない
急登が続く。やがて登りが終ると前面が開けて境界杭か図根点のようなもの。



ここが案内書で「展望のベンチ」と言われる所かも知れない。樹葉に隠れた
道標もあり高峰へ1.1K地点との事。



ここからは太陽を隠す物が全く無い西への高原の道。両側には早くも花が一杯で
蝶が群れている。前方遥かになだらかな稜線、目標の高峰かも知れない。



平坦道を進むと右から細い道、そこにも道標。



漸く「高峰温泉ルート」との合流点。あと0.7K。「粒ヶ平」とは此処かも。



道は南に転じて今度は少しアップダウンがある。間もなく文字が消えかかった
道標で「高峰神社まで200m」とある。



周囲には「石楠花」の木が多いので花の時期には見事だろう。途中で
肝心の「紅輪花」を探したが全く見当たらない。花時期は7月だから
既に種を生ずるときなので見落としていたらしい。



東には山が連なって見えるが黒斑山の方角かな。



突然、前面に岩隗が見えた。どうやら到着らしい。最初の岩は右から
抜けて岩帯を先に進む。



ずっと先の岩頭に標識が立っているのが見えた。



標識前で本日の爺イ。この標識の所が2106m。



其の先に巨大鉾の立つ「高峰神社」、ここは2092m。



南から見ると南北に長い岩隗の頂上台地はこんな感じ(9.48)。



周囲は展望抜群の筈だか雲だか靄だかに覆われて遠望は駄目。
気が付いたら此処までに誰にも会っていない。人気が薄い山とは
思えないのだがな。ゆっくり休んでいたら下から雲が湧いてきたので
下山に掛かる。



温泉ルートへの分岐をI0.15に通過して斜面下りに入る手前で振り返ると
こんな山、若しかすると高峰はこの山だったかな。



駐車場に戻って暫く「水ノ登」のガレを眺めてから「池の平湿原」に
向かって約4.6kの未舗装悪路・湯の丸高原林道に入る(10.53)。
蛇行も多くザレの真下の通過もあり、落石注意看板にやや緊張。



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