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クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

クマ公、受難の年 H-18-12-18

2006-12-18 11:16:20 | その他
先週末、庭先の片付け作業の際、不覚にも前月同様に腰を痛めた。
注意は十分していた積りであったが、ほんの一瞬の前屈みでグスッ。
寄る年なみのせいか?筋肉が弱くなっている様だ。
仕方なく当分は収録ビデオの整理と読書三昧と相成った。
話しは代わるが今日の読売新聞に今年の「お騒がせ・熊公」の状況を伝える
記事があった。今年の全国での捕獲が4737頭、平均捕殺率90%とか。
捕獲もそれに伴う捕殺も過去最高記録の二倍というから今年の異常性が
覗われる。勿論、捕獲技術の格段の上昇も一因ではあるが。
(上の写真は平成16年春に「わらび平」で捕獲された小熊)
都道府県別捕獲頭数で群馬は325頭の第五位、一位の長野の半分以下、
こんな事でランク上位を占めても自慢にはならないが、目撃情報は捕獲数の
数倍だろう。「牛伏山岳会」氏やwassyさんのお膝元の吉井の里山でも
出没したらしいし、tomoさんの地元の沼田周辺では被害も多いらしい。
かっては各種団体からの野生動物保護の要請が強く捕獲したら奥山に放逐すると
言うのが慣習であると聞いていたが、死傷者(死者は三人)も相次ぎ地域住民の
反応も厳しくなったので、平均捕殺率が90%になったらしい。
つまり、行政が「有害捕獲」の認可を素早く出すようにになったと言う事。
「有害捕獲」とは新聞の解説では「人や農作物への被害を防ぐため、熊や猪など
の野生動物を捕獲する制度」で県知事や市町村長からの許可で猟友会が行うもの。
殆どの多発県では「山に帰しても必ず人里に戻ってくる」との認識から捕殺率は
98%-99%、つまり捕獲したら殺す、見つけたら殺すを徹底しているらしい。
例外は福井県の41%と長野県の79%、富山県の85%、これらの県では
「学習放獣」を導入し始めているからという。これは唐辛子スプレーなどで
痛めつけ、人間との接触を嫌うようにしてから山に帰すと言うもの。
だが、どうして人里に来るようになったか?どうすれば来ないようになるのか?
関係者の意見に諸説あり、一つ一つはご尤もで納得出来るが、あくまでそれらは
人間側の一方的な見解であり「熊君」の本音を聞かなければホントの事は
判らない?
爺イの遭遇体験はハイク開始からの四年間で四回、幸いにも何れの場合にも
クマ公から全く無視され、精々チラッと此方を振り向くだけで鼻も引っ掛けられ
ないので何とか今まで無事。奇声を上げて突進する猪の方が吃驚させられている。

下の写真は少し成長した「わらび平」の熊クン、現在は多分頑丈な檻に
入れられている筈。

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