現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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目の前に戦争がある

2016-11-17 | 日記
テレビが見せたことの、もっとも話題になったひとつである。それはニュース映像が伝えた。定時に編集されたフィルムであった。戦争の惨禍を見せる。時間でいえば、おこった出来事、事件であるから、見せたものは時間差があった。そしていまや、現実である。テレビは中継をもって、もっとすすんで、同時中継は常時中継の様相であるから、テレビジョンであったものはインターネットのディスプレーに刻々と情報を記録していることを、そのものを映し出す。いつからそうなったのだろう。衛星が天空から映し出す。湾岸戦争、アフガン紛争、そうして、イラク戦争の動画記録である。 . . . 本文を読む

遠慮なければ近憂あり

2016-11-17 | 日本語表記
遠慮を引いて、もとの用法とみるべく、出典を知り、その語の意味変化をたどる。遠慮なければ近憂あり 論語、衛霊公からを説明とする故事成句であるが、国語辞典には、その掲載をするものとして、>えんりょ‐ぶか・い〔ヱンリヨ‐〕【遠慮深い】 [形]他人に対する態度や言動が非常に控えめである。たいへんつつましい。「―・い物言い」 という意味内容になる。デジタル大辞泉  また、日本国語大辞典では、>*天草本伊曾保物語〔1593〕狐と野牛の事「アタマニ チエガ アル ナラバ、yenriomo (エンリョモ) ナウ イガワノ ナカエワ ハイルマイゾ」 *日葡辞書〔1603〜04〕「Yenrio (エンリョ)。 トヲキ ヲモンバカリ〈略〉Yenriouo (エンリョヲ) メグラス」  として、伝わる用法は、>遠い将来まで見通して、深く考えること。→深謀遠慮。 *江吏部集〔1010〜11頃〕下・暮秋陪左相府書閣「応似謙光君子徳、延齢遠慮是為媒」 *吾妻鏡‐元暦二年〔1185〕三月一四日「是追討可廻遠慮事」 *保元物語〔1220頃か〕中・白河殿攻め落す事「はげたる矢をさしはづす、遠慮の程こそ神妙なれ」 *源平盛衰記〔14C前〕二六・行尊琴絃「誠に優なる用意にはあらねども、遠慮(エンリョ)賢くして、角(かく)用意有けるか」  と見える。 . . . 本文を読む

日本語の展開

2016-11-17 | 日本語百科
日本語を展開し、その成立を確かにするのは、和歌による芸術を作り上げたやまとことばに対する、漢字かな交じりの文章である、和漢混交文である。仮名文に漢字が混じるのは語彙を漢語に選ぶ文章となるが、それは言語の借用における事実としてやまとことばにあらわれる。それを最も印象づけるのは、平家物語である。しかし、それはまた語る言葉であり、エレジーとして伝播したのである。平家の落人を相手に語りをした鎮魂は、いわば日本語を声に出して物語としたのであるから、その詞章を文字記録として集成したのは漢語を字音のままに取り入れた日本語である。ひらがなによる物語に対照する、時代による影響は当時の、世の中の争乱である。 . . . 本文を読む