現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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国語国字問題 国語調査会

2016-11-08 | ほんとうのところは
国語問題が起こったのは、明治初期である。国語改良問題と合わせて、説明がある。国語は漢字廃止の意見から、近代国家へと変遷するなかにあって、日本語のとらえ方にシフトする。>前島はさらに、明治政府に対し、ひらがなをもって「国字と定め、古来の教育法を変じ、新教育法を以て、論理、物理、法理等より日常万般の事に至るまで、其仮名字なる簡易の国字を以て教育する」ことにしたらどうかという趣旨 を述べて、国字の概念をもち出している。そこで、国語、国字改良の機運をとらえると、その後に国語について、国語問題、国語改良運動となって、漢字制限論、言文一致論、標準語論、国語尊重擁護論などが展開される。国語国字問題とする動きは。ここに、国語調査委員会を委嘱することとなる。明治三十三年の国語調査委員の委嘱、三十五年三月官制により国語調査委員会、そして国語調査委員会は大正二年に廃止、十年に臨時国語調査会を設置するも、昭和九年十二月廃止する。この過程に、国語国字問題のことがらが議論されている。 . . . 本文を読む

日本文化論 ことはじめ 18

2016-11-08 | 日本文化論
日本文化論の解体とも見るべき議論がある。文化を生活の現れとする。現状固定の認識をそのままに議論をして形成を流動する常態としようというものである。それはまた、文化を思考のパターン、生活のスタイルとして、現在時をありのままの文化とする。このロジックによれば、文化とは何か、日本の文化というものをとらえるための、文化を議論することそのものであるという考え方であるから、議論を収束させようとすることがない。果てがない文化論は、こうして解体されていくわけである。武士道の精神を議論すれば、武士の存在しないことをもってその精神も存在しない実際がある。武士道の形骸をもって議論することはできないし、その精神を体現する兵士は軍隊の規律によることになる。これは言語の形式と意味を追求することによって、その実態を見ようとするが、指示物がある意味を例にすれば、言葉と実態また実体の抽象議論の繰り返しに陥ることになる。 . . . 本文を読む

日本人の個性 自然

2016-11-08 | 日本・日本人
自然は人間の手が加わらないことを言う。日本語は自然を、しぜん じねん と読み分けて、この語をわたしたちの個性にとらえる。すなわち、この世のあらゆるものの総称とすることで、自然に生きる、と用いる。自然を人為的に見ることがない、その中に人間もあるわけであるから、人間がすることを自然であるよいうふうに論理を立てることは難しい。人工でないものに、人間が入っているという矛盾は、この語のもう一つのとらえ方で、本来のものであることを、じねん とした。この説明を見ると、ウイキペディアは次のように記述する。>自然(しぜん)には次のような意味がある。 人為が加わっていない、あるがままの状態、現象  1の意味より、山、海など。人工物の少ない環境。自然環境。 1の意味より、人間を除く自然物および生物全般 1の意味より、ヒトも含めた天地・宇宙の万物 . . . 本文を読む