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大分県教育委員会の教員採用試験での不正行為が問題になっているが、中国古代からの人材登用試験で有名な科挙の試験でも不正はあったようだ。隋から清の時代までおよそ千三百年に渡って行われて来たこの科挙の試験もまた不正の歴史であった。唐の時代、ある実力者からの圧力で科挙の試験問題が漏らされ、それによって受験生が合格した。それが発覚し試験はやり直され、関係した試験官は減俸され、左遷されたと言う記録が残っているそうである。また偽造答案を作り、それが発覚し関係者が死刑になった事も有ったと言う。教育委員会の役員に賄賂を贈っていた者が教育者であった日本では、「先生はいくら払ったの?」などと生徒に聞かれた先生もあったと言う新聞報道が有った。教職が聖職であった時代は今や伝説である。