読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

早めに申告をしたので

2012-01-31 09:27:07 | 暮らしの中で

昨日、商工会へ行き、23年度の決算書と確定申告書を出してきた。

税務署でその受付がはじまるのは2月15日からだが、簿記のソフトの

都合上、1月中に次年度の繰り越し作業をしたいので、なるべく、

一月中に決算書も申告書も仕上げる事にしている。

商工会から代理で税理士にE-Taxをして貰う事にしている。

決算書も申告書も添付書類もそのまま手元に戻ってくるのが

便利だ。


続・文字の話

2012-01-29 09:36:55 | 漢字

自然現象も絵で示された。日、月、山、水、川、雨など、そのままの象形で

ある。永は水が分かれて流れる形、朝は潮水を表す。潮水の干満により

朝を表したものである。申は稲光りの形象で、嵐、かみなりなど自然現象

は皆、神と言い、申は神の元になった文字である。


続・文字の話

2012-01-28 09:30:32 | 漢字

中国の文字もはじめは絵文字、つまり、自然の形を写した

絵画から始った。その文字の要素が後の字形にかなり

強く残っており、漢字は象形文字とも言われている。

牛・羊・鹿・馬・犬・鼠・虫・亀・鳥など、皆その絵から

出来た文字である。その筆絵の簡潔さはみごとで

文字として既にかなりの発達を遂げつつあった事を

思わせる。これらの文字に他の要素を加え別の文字をも

作っている。

為は象の鼻を手で持っていることを示した文字であるし

集は木に鳥が留まっていることを示している文字

獲は鳥を手で捕獲した形である。


文字の話

2012-01-27 09:23:53 | 漢字

中国では鉄の使用は戦国時代から活発であったが

文字は少なくとも紀元前十四、五世紀には使われていた。

殷の武丁の時代以降、占いに使われいた亀甲や獣骨に

刻まれた文字が、その頃、その都であった殷墟(現在の河南省

安陽)から発掘された。その数は数十万片に及ぶ。

これらの亀甲、獣骨文字と共に優れた青銅器も発掘された。

それら青銅器にも文字が書かれ、金文と呼ばれている。

文字は、もとは絵文字であった。が、これら絵文字は言葉を

表すものではなく、ただ、絵によって事実を知らせるだけのもの

であったから文字とはいえないものであった。

文字と言うためには、一定の形が、一定の意味を表すと共に

一定の音を示すものでなくてはならない。

殷墟の文字は既にそうした条件を備えていたのである。

白川静の著書から


新しく、買ってしまった後で

2012-01-26 15:07:18 | 暮らしの中で

電波時計の設定で電波を自動的に受信すると言う設定にしておくと
朝、時刻表示を見ると、丁度、一時間進んでいるのに気が付いた。
これは、腕時計の中のマイクロチップが壊れたからだと思い込んで
いた。腕時計のマニュアルを何気なく読んでいたら、それに対する
トラブルシューティングが有る事に気が付いた。それを読むとサマータイムの
設定がいつの間にかオンになっていた事が判った。マニュアルは読むが、
それを全部は普通、読まない。諦めていたトラブルがシューティング出来て
良かった。 が・・・
それにしても、何時、設定が変わってしまったのだろう。
別の新しい、同じ機能の腕時計を買ってしまってから気が付いた事だった。
無駄遣いをしたかなと思う。


強力な太陽嵐が地球を

2012-01-24 19:45:12 | 新聞

 

wsj日本版から

 

太陽は6年以上ぶりの強力な嵐による放射線で地球を爆撃している。急速に移動する爆発からの攻撃は強まると見られる。

 太陽フレアは米東部時間22日午後11時(日本時間23日午後1時)ごろに発生し、三つの異なった時刻に、三つの異なった形で地球を攻撃することになる。米海洋大気局(NOAA)の宇宙天気予報センター(SWPC、コロラド)による放射線は宇宙空間における衛星と宇宙飛行士にとって問題となる。SWPCのダグ・ビーセッカー氏によると、地球の極地を飛行する航空機の通信障害を起こすことがある。

 22日のフレアからの放射はその1時間後に地球に到達し、これが25日まで続く公算が大きい。そのレベルは強いと見られるが、他の嵐はもっときつかっ た。NOAAの嵐スケールでは「激しい(severe)」と「極度の(extreme)」の二つがある。同氏によれば、それでも今回の嵐は2005年5月 以来最大のものだという。

 放射線―プロトンの形での放射―は時速9300万マイル(1億4900万キロメートル)のスピードで太陽から飛び出てくる。

 米航空宇宙局(NASA)の広報担当者によると、NASAの航空医師や太陽の専門家は太陽フレアの予想される影響を調べ、国際宇宙ステーション(ISS)にいる6人の宇宙飛行士は放射線からの保護のために特別なことをする必要がないとの判断を下した。

 NASAの宇宙飛行センターの物理学者アンティ・プルキネン氏は、ワン・ツー・スリー・パンチが太陽の爆発に続いて起こると述べた。第1が電磁波で、第 2がプロトンの形での放射線、そして最後がコロナガスの噴出で、これは太陽からのプラズマだ。通常これは時速100万マイル(160万キロ)あるいは 200万マイル(320万キロ)の速度で動くが、今回の嵐の速度は特に速く、時速400万マイルに上る、とビーセッカー氏は話している。

 地球に目立った問題を引き起こすのはプラズマで、配電網の障害などがそれだ。1989年にはカナダ・ケベックで大規模な停電が発生した。オーロラが南の 地域でも見えることがある。ただ、今回のコロナガスの噴出は穏やかなものになる公算大だが、強力になる可能性もある。嵐の最悪の影響は地球の北部で見られ る公算が大きい。

 米南部のアラバマ州でもオーロラが見えた昨年10月の珍しい太陽嵐とは異なり、今回はオーロラが南部でも観察できるということはなさそうだ。ビーセッ カー氏によると、ニューイングランド地方やニューヨーク州北部、ミシガン州北部、モンタナ州、太平洋の北西部では見える可能性があるが、24日夜以降のこ とになるという。

 太陽は過去数年間静かで、静かすぎたと言える。その一因は11年間の太陽活動周期の閑静期だったことがある。科学者らは昨年、1世紀に1度あるかどうか という異常に静かな期間に太陽が入りつつあるとの見方を始めた。NASAが2010年―太陽活動が静かな時期―に打ち上げた衛星を使って太陽を観測してい る科学者らは興奮している。宇宙飛行センターのプルキネン氏は「このようなことは何年間も経験したことがない。特別なことだ」と語っている。

 (AP通信) 

 


移民を受け入れなければ日本人は消滅するとwsjが

2012-01-24 09:29:28 | 新聞

wsj日本版より

日本人はゆっくりと消滅しつつあり、いまのところ救済計画はない。毎年1月、全国で成人の日を祝う催しが行われる。だが、新成人の数は毎年減っており、今年はわずか120万人で、1970年の約半分だ。

 国連の推計によると、日本の人口は2010年の1億2700万人から、2050年にはそれより20%少ない1億160万人となる。加えて、減少率は時間 とともに高まり、2015年から2030年までの減少率が6.65%であるのに対し、2030年から2050年まででは13.4%と急激な減少が予測され ている。これは世界でも飛び抜けて高い減少率だ。たとえば、パキスタンでは同時期に人口が倍増し、3億3500万人となることが予測されている。

 子供を持つことに関して、国は間接的な役割しか果たさないが、家族の作り方には社会的な傾向が反映されている。日本では、妊娠の年齢構成が全体的 に変化している。女性が最初の子供を持つ年齢の平均は、1970年は25.6歳だったが、いまは29.4歳に上昇している。もっと劇的な変化もある。 1970年には新生児の約半数が20代半ばから20代後半の母親から生まれたが、今日では38%が30代前半の母親から生まれている。子供を産み始める時 期が遅くなっていることで、第2子や第3子を持てなかったり、持とうと思えなかったりすることになる。

 こうした状況は、今日の若者のライフスタイルと、上の世代の20代-30代の過ごし方との違いが一因となっている。平均結婚年齢は徐々に上昇し、 女性では28.3歳、男性では30.1歳となっている。女性は、結婚するとしても、晩婚化が進んでいる。1970年代初期には、毎年100万組余りが結婚 したが、いまでは70万組に減った。

 若い世代でも高齢者世代でも、日本では単身者世帯が急速に増えている。1975年はわずか60万世帯だったが、今日では400万世帯で、うち多くが高齢の女性だ。結婚せずに、年老いた親と一緒に暮らす若者は、「パラサイト・シングル」と呼ばれる。

 高齢の単身者世帯がこれほど多いのは、日本人の寿命が世界で最長であることによる。したがって、その分出生率も低くなる。日本人女性の平均寿命は 現在86歳で、2050年には91歳になると予想されている。男性は、2050年での予想平均寿命が83.5歳だ。さらに、2050年には人口の40%近 くが65歳以上となる。

 こうした傾向を、日本人はよく知っていたはずだ。出生率の減少が人口の減少となるまでには何十年もかかっている。1970年代初期から、出生率は人口置換水準を下回っていた。

 現代において、日本がやがて直面する人口減に相当するものは存在しない。食料生産、工業基盤の維持、国防力に対して、人口減がどう作用するのか、 正確に予測する方法はない。明るい側面を見れば、世界的なイノベーションやオートメーション化で、日本の将来の人口問題に対応できることは考えられる。ロ ボットが社会を動かすという暗黒郷的な見方も、現実となるかもしれない。

 政策立案者は十分な準備を怠った。他の多くの社会は、人口減を移民の推進で補うだろう。だが、日本では煩雑な法律が一因となり、合法的な移民はご く少数だ。中国や北朝鮮、東南アジアや中東からの未登録の移民は多数存在する。こうした能力の低い労働者は、建設業やサービス業などで働く。だが、彼らは 長期間滞在することはなく、日本語も話さず、わずかでも社会に溶け込もうとはしない。

 問題は、多くの日本人が西洋型の移民の実現を望んでいないことだ。日本人以外が社会に足場を築いたら、日本の文化は後戻りできないほど変化すると恐れている。代わりに、日本では移民を臨時の労働者として用い、彼らを教育や政治、経済に組み込まずにいる。

 どうすれば少ない人口で国を繁栄し続けられるかという重要な問題が検討されていない。今こそ、国全体での議論が求められる。もし日本人が移民に対 する考えを変えたくないのなら、ライフスタイルを変える必要があることを認識すべきだ。高齢者を助けるために資源を回すか、ロボットをもっと作るのだ。た だ、何が問題かをいったん認識すれば、日本人は代替手段を受け入れる可能性がある。人々が入ってくることを認めるのだ。

 保守的な日本人は、間違いなく文化の問題を持ち出すだろう。移民率が高い西欧の国々では、国のアイデンティティの危機が珍しくなくなるだろうが、 同質的な日本の社会は、これまでのところ、この問題に対処するのを避けてきた。現在のトレンドを考えると、文化を変えずに社会の縮小に対処する方法を決め ている、時間の余裕はないかもしれない。

(マイケル・オースリン氏はアメリカン・エンタープライズ研究所の日本部長)


「老衰のウサギ気になり出頭できず」=みとった後、年末にずれ込み―平田容疑者

2012-01-22 10:05:33 | 新聞

wsj日本版から
オウム真理教元幹部平田信容疑者(46)=公証役場事務長監禁致死事件で逮捕=が、出頭が昨年12月31日になった理由について「ペットのウサギをみとってからにしたかった」と説明していることが18日、ともに逃亡していた元信者斎藤明美容疑者(49)=犯人蔵匿容疑で逮捕=に接見した弁護士の話で分かった。

 滝本太郎弁護士によると、両容疑者は大阪府東大阪市の潜伏先マンションで2000年ごろからウサギを飼育。平田容疑者は東日本大震災を機に出頭を検討したが、ウサギが老衰で弱っており、「世話をする人がおらず死んでしまう」と、決断できなかったという。

 斎藤容疑者は「ウサギは昨夏に死んだが、気持ちの落ち込みがひどく、年末まで時間がかかった」と話し、火葬した骨を任意提出したという。


病は胃腸から―「腸の脳」に注目

2012-01-18 15:29:35 | 暮らしの中で
wsj日本版から

精神的な問題と思われることが実は胃腸の状態によって引き起こされている可能性もある。

 食道や胃腸が消化以外の多くの身体機能に影響を及ぼしていることを示す研究が増えている。骨形成や学習、記憶、さらにはパーキンソン病といった疾病と消化管の健康の興味深い関係が研究で明らかになってきた。最近の研究では、胃の不調や腸内細菌がうつ病や不安神経症を促している可能性のあることが少なくともマウスの実験で分かった。


 消化管と脳の間の情報伝達をさらに解明すれば、幅広い疾病の原因特定や治療に役立つとともに、診断の糸口を医師に提供できる可能性がある。

 米スタンフォード大学医学部の消化器科および肝臓病科の部長を務めるパンカジ・パスリチャ教授は「消化器系関連の問題だけでなく、その他の身体に関連した問題で、消化管に注目することは医学研究上重要だ」と指摘する。

 食道から胃、腸まで一本につながっている消化管は独自の神経系を有し、脳とは独立して機能している。

 この腸神経系は研究者の間で「腸の脳(gut brain)」として知られている。腸の脳は神経の接続を通じてすい臓や胆のうなどの臓器をコントロールしている。消化管で分泌されるホルモンと神経伝達物質は肺や心臓といった臓器と相互作用する。

 脳や脊髄(せきずい)と同じように、消化管にも無数の神経細胞がある。コロンビア大学のマイケル・ガーション教授によると、小腸内だけでも100万個の神経細胞が存在しており、この数字は脊髄内とほぼ同数であるという。

 脳と消化管をつなぐ主な導管の役割を果たしているのは、脳幹から下に伸びる迷走神経。しかし、消化管は脳から指令を受けるだけではない。

 ガーション教授は「脳はマイクロマネージメントを好まないCEO(最高経営責任者)のようなものだ」と語る。脳が消化管に送り込む情報より、消化管が脳に伝達する情報のほうがはるかに多い。

 精神病や脳疾患の患者が胃腸障害を訴えるケースも多い。新しい研究からは、不安神経症などの精神疾患が腹痛を誘発するように、消化管内の疾患が脳疾患の原因になっている可能性もあることが示されている。

 パスリチャ教授らはこの問題を研究するために、生まれたばかりのマウスの胃を刺激するという実験を行った。これらマウスは8~10週間後までに身体上の障害がなくなったものの、泳ぐ運動をさせても普通のマウスより早く止めてしまうなど、胃を刺激されなかったマウスに比べ、うつ状態や不安の大きい行動を示したという。

 こうしたことから、脳に針を刺す脳生検をせずに、通常の大腸内視鏡検査で摘出できる消化管の神経細胞によって疾病を突き止めるといった研究も進んでいるという。

記者: Shirley S. Wang

ホーミーの事?

2012-01-17 20:09:34 | 読書
「歴史と風土」と言う司馬遼太郎の文庫本(文芸春秋社)を読んでいた。
韓国の旅行社の人と話していて、ちょっとショックを受けたことがあると言う話で、モンゴルには特異な発声法の歌い方が有る。トンビかなんかが鳴いているような声が出ると言う。ホーミーと言うものだろうと、私は、ここまで読んで、そう思った。モンゴルの人たちは、そう言えば、何故あんな声を出すのだろうと考えた。ウィキペディアで調べてみると、ホーミーの歌のコンクールまでもあるという。
司馬遼太郎はこの本の中で「歌い始めると、なにか、人間が、ある種の動物に、架空の獣に化けていくような印象があります。」と書いている。「古代遊牧世界では、軍隊の召集があるときは百キロ、二百キロのところから集まってくる。歌いながら疲れる馬を励ましながら来る。」そういう想像のが出来ると書いている。ホーミーは、疲れる馬を励ますために生まれたと言う事か。