By SHIRLEY S. WANG
21日に惑星が地球に衝突して人類は滅びるという世界終末論をご存じか。米カリフォルニア州に住むアマチュア天文学者のビル・ハドソン氏は、それは全く真実ではなく、そのことは科学的に証明できると力説する。
この世界終末論は、マヤ暦の周期が2012年12月21日に終わることに由来しており、マヤ人はこの日に世界は週末を迎えると信じていたと解釈されている。終末の到来の仕方にはさまざまな説があるが、人口に膾炙しているのが3600年の周期で太陽を周回するニビルと呼ばれる太陽系の第12の惑星が地球に衝突し、世界を崩壊させるというものだ。
コンピューターシステム運用者のハドソン氏は、専門家らと協力してウェブサイトや学校での講演で、ニビル衝突説について科学的に反論し、世界終末論を信じてしまった人たちの目を覚まさせようと努めている。同氏は、ニビルという惑星は地球の周辺にはなく、たとえあったとしてもケプラーの法則に反するような形で周回しなければ地球に衝突しないと科学的に説明するのが、信者の怯えを解消するただ一つの方法だと判断した。
彼がこうした啓蒙活動を始めたきっかけは、5年ほど前に小学5年生から宇宙に関連した終末論をめぐる質問を受けたことだった。インターネットを検索してみると、終末論に関する質問がたくさんあったため、ヤフー・アンサーズに科学的な回答を掲載した。
2009年には、彼は自らのウェブサイトを立ち上げ、考古学者や人類学者、宇宙物理学者などの専門家の支援を受けて、終末論への反論を本格的に開始した。11月には米航空宇宙局(NASA)の宇宙物理学者デアルデービッド・モリソン氏とともに、オンラインチャットで終末論に対峙した。ハドソン氏のサイトの閲覧者は今秋には一日当たり最高5000人だったのが、21日に近づくにつれ増加し、今では1万人以上に達している。
ハドソン氏は、終末論を固く信じている人たちは簡単には考えを変えようとせず、「自己を正当化する」と語る。さらに、「もぐらたたきのようなものだ。一つの終末論を論破すると、すぐに5つの新説が飛び出してくる」と嘆く。
21日に惑星が地球に衝突して人類は滅びるという世界終末論をご存じか。米カリフォルニア州に住むアマチュア天文学者のビル・ハドソン氏は、それは全く真実ではなく、そのことは科学的に証明できると力説する。
この世界終末論は、マヤ暦の周期が2012年12月21日に終わることに由来しており、マヤ人はこの日に世界は週末を迎えると信じていたと解釈されている。終末の到来の仕方にはさまざまな説があるが、人口に膾炙しているのが3600年の周期で太陽を周回するニビルと呼ばれる太陽系の第12の惑星が地球に衝突し、世界を崩壊させるというものだ。
コンピューターシステム運用者のハドソン氏は、専門家らと協力してウェブサイトや学校での講演で、ニビル衝突説について科学的に反論し、世界終末論を信じてしまった人たちの目を覚まさせようと努めている。同氏は、ニビルという惑星は地球の周辺にはなく、たとえあったとしてもケプラーの法則に反するような形で周回しなければ地球に衝突しないと科学的に説明するのが、信者の怯えを解消するただ一つの方法だと判断した。
彼がこうした啓蒙活動を始めたきっかけは、5年ほど前に小学5年生から宇宙に関連した終末論をめぐる質問を受けたことだった。インターネットを検索してみると、終末論に関する質問がたくさんあったため、ヤフー・アンサーズに科学的な回答を掲載した。
2009年には、彼は自らのウェブサイトを立ち上げ、考古学者や人類学者、宇宙物理学者などの専門家の支援を受けて、終末論への反論を本格的に開始した。11月には米航空宇宙局(NASA)の宇宙物理学者デアルデービッド・モリソン氏とともに、オンラインチャットで終末論に対峙した。ハドソン氏のサイトの閲覧者は今秋には一日当たり最高5000人だったのが、21日に近づくにつれ増加し、今では1万人以上に達している。
ハドソン氏は、終末論を固く信じている人たちは簡単には考えを変えようとせず、「自己を正当化する」と語る。さらに、「もぐらたたきのようなものだ。一つの終末論を論破すると、すぐに5つの新説が飛び出してくる」と嘆く。