読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

春秋は短くなると既に鎌倉時代に

2013-11-13 09:34:10 | 自然
近年、夏冬が長く、春秋が短いと感じてきた。が、こんな事を感じてきた人は
既に、鎌倉初期に居た。百人一首の選者で歌人の藤原定家である。
彼は自身の日記「明月記」のなかで「末世に於いて夏冬有りて、春秋なし」と
書いているそうだ。

もう一つのRを

2013-09-10 09:30:20 | 自然
ラジオの高校生むけ英語番組を聴いていた。
「もったいない」で知られるノーベル平和賞を受けたマータイさんは2011年に亡くなったが     

従来の環境保護のモットーの三つのR「リデゥース、リユース、リサイクル」に加え、もう一つの

Rを付け加えていた事を知った。リペアー(修理)である。

春の到来を科学する─米国で始まった市民観察ネットワーク

2013-03-20 09:12:18 | 自然
By ROBERT LEE HOTZ
wsj日本版から


ウィッチヘーズルの木を観察するボストン大学の植物学者リチャード・プリマック氏

 春の到来をいち早く知るため、数千人ものナチュラリストたちはボランティアで、サクラやライラックの花が最初に咲いた日や、オオカバマダラやハチドリが北へ向けて飛んだ日、また昆虫が動き出し、コマツグミが巣作りをした日米気候データセンターによると、こうした記録を総合すると、春の訪れがこの数十年間で早まっていることがわかった。記録データは、米国のほとんどの地域で1世紀前より約2週間、作物が最もよく育つ季節が長くなっていることを示している。

 アリゾナ州ツーソンに拠点を置く全米フェノロジーネットワークの事務局長で、生態学者のジェイク・ウェルツィング氏は「(最も遅い霜である)終霜の時期がどんどん早まっている。(最も早い霜である)秋の初霜の時期はどんどん遅くなっている」と話した。フェノロジーとは、自然現象の時期を研究する生物季節学のことだ。を記録している。

根深い中国の環境汚染

2013-03-19 09:06:03 | 自然
wsj日本版から

上海を流れる黄浦江で大量の豚の死骸を引き上げる作業員

北京で進行中の中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は、さまざまな社会問題が表面化している微妙な時期に開催されている。それだけに中国高官たちは、環境破壊が明るみに出たことでばつの悪い思いをしているはずだ。北京の大気の状態は「健康によくない」と「人体に有害」の間で推移し、上海の飲料水の大半を供給している川では6000頭以上の豚の死骸が怪しげに現れた。川から回収される豚の死骸の気分が悪くなるような写真は、中国の水質・土壌汚染が息が詰まるようなスモッグと同様に深刻であることを再認識させるものだ。そうした豚がどこから来たのは捜査中だが、うわさによると上流にある農場で家畜が病死、当局は病気にかかったり死んだりした家畜の場への売却を厳しく取り締まってきたという。そうしたこともあって、農場主たちは豚を川に捨てるという昔からある廃棄物処理方法に立ち返ったのかもしれない。

 ポークスープスキャンダルと呼ばれているこの事件は、中国人が政府に対して抱いている3つの不信――企業や政府高官の利益ではなく公共の利益を守るための計画が欠如、公害を引き起こしている企業に責任を取らせることができないほど政治が腐敗、そして、災害時にもタイムリーな情報が未提供――に輪をかけた。皮肉なもので、この事件はあの新型肺炎(SARS)の大はやりの10周年ともほぼ重なった。

絶滅危惧種ボルネオゾウが謎の大量死、毒入り食物が原因か .

2013-02-03 09:02:03 | 自然

サバ州の野生動物森林保護区で死亡した母親ゾウにすがる子ゾウ


世界で1500頭未満しか確認されていない絶滅危惧種のボルネオゾウ14頭が、マレーシアのサバ州で不可解な状況で死亡しているのが発見された。毒の入った食物が原因ではないかとみられ、死亡するゾウがさらに増えるのではないかと懸念されている。

 野生動物保護当局の関係者によると、4頭のゾウの死体が昨年12月後半に最初に見つかった。1月11日にはさらに6頭が死亡しているのが発見された。これは既にボルネオ島の森林保護区に生息する30頭のうちの3分の1に及んでいる。

 サバ州の野生生物局のラウレンチウス・アムブ局長はウォール・ストリート・ジャーナルに対し、「もっと多くのゾウが死亡していると思う」と述べた。現在、野生動物の専門家が死亡したゾウの捜索のため、この地域に向かっているという。

 ゾウの死亡原因についてはまだわかっていない。野生生物保護の当局者たちは目立った外傷がないことから、毒の入った食べ物を口にしたのではないかと疑っていると話す。検査のために化学的試料が既に地元の研究所に送られており、1週間以内にも結果がわかるという。

 動物保護団体によると、世界に生息する1500頭弱のボルネオゾウのほとんどはマレーシア東部のサバ州に広がる森林で暮らしている。ゾウの死体が見つかった森林の周辺ではパーム油のプランテーション2社と材木業者が操業している。

 保護団体の関係者によると、ボルネオゾウは他の野生のゾウより温厚で人なつこい性格だが、森林の縮小と開発への圧力で、地元住民とゾウの間で衝突が増えていたという。

深海にすむダイオウイカ

2013-01-12 08:56:35 | 自然
NHKと米ディスカバリーチャンネルの撮影チームが、生きたダイオウイカの姿を世界で初めて映像にとらえた。ダイオウイカは、「クラーケン」と呼ばれる伝説上の巨大モンスターのモデルと考えられている謎に満ちた生物だ。日本側が率いる科学者のチームが昨年7月、小笠原諸島近くの水深1キロ近くで撮影した映像には、3メートル近い銀色の姿が映し出されている。