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金融大手の米ゴールドマン・サックスが元従業員に訴えられている。その元従業員は女性で所謂、ワーキングマザーであるが彼女は「二流社員」だと見なされたと言うのである。
シャーロット・ハナは24日、2005年の第1子誕生後に差別を受け、09年の第2子誕生後に取得した育児休暇中に不当に解雇されたとして、ゴールドマンをマンハッタン地区連邦地裁に提訴した。彼女は社内研修のあるプログラムででバイスプレジデントを務めていた。
ゴールドマンの広報担当者はコメントを拒否している。
1998年入社のハナは、ゴールドマンにおける昇進の可能性が、05年に産休を取得した後になくなった事を指摘し、育児中の母親向けの「マミー・トラック」のポジションに据えられ、給与、プロとしての成長、それに昇進の見込みの面で妥協を強制させられたと訴えている。
彼女は05年の育児休暇取得後に降格、07年に他の部署に異動となったが、そこでは女性が彼女1人で、ミーティングやその他の活動から「組織的に除外されていた」ことも彼女は問題としている。 また彼女は09年の休暇中、仕事ぶりが芳しくないという評価を受け、復帰する1週間前にポジションがなくなったと伝えられた、と主張している。
ハナさんは訴状の中で、ゴールドマンはワーキングマザーに尽くす会社だと自画自賛しているが、実際には二流社員とみなし、職場で生産的な従業員として会社に貢献するよりも、子どもと一緒に家庭にとどまるべきだと考えていることは明らかだと主張している。
裁判では、育児介護休業法(FMLA)で保障されている彼女の権利の侵害、報復的措置、それに性差別について争われる。