テレビの 時代劇で、遺産相続の争いの場面などがる。
欲深い人物が「かまどの下の灰まで私の物だ!」とわめく。
物を燃やすと灰が残る。
現在では、その灰はごみとして捨てられるが、この時代
、いろいろなことに灰が使われていた。
灰には利用価値があったのである。
江戸時代の前期、灰屋紹由(はいや・しょうゆう)という豪商がいた。
灰を取引きする灰屋だ。
灰はアルカリ性で、その性質を利用して、昔から土壌の酸性中和、
繊維の脱色、皮革の脱脂、清酒の酸味の中和、焼き物の釉薬(うわぐすり)
として用いられていた。
以前は木、藁(わら)を燃料に使っており、燃やせば灰が出た。
江戸には武士、町人あわせて100万が住んでおり、
毎日、多くの燃料が使われ、多くの灰が出た。
江戸時代の人には、灰は貴重な資源であった。
江戸、大坂、京都などの大都市には『灰買い』がいて、金を払って灰を買
い集め、天秤棒の両端にもっこと言う容器をつけて、街を売り歩いた。
灰買いが集めた灰は仲介人、灰問屋が引き取り、そこから、灰を必要とする
酒造業、染色業、製紙業などに販売した。
農家も顧客だった。肥料として使った。
川柳が有る。
灰問屋みな白髪の若い者
風の日は白髪となる灰問屋
欲深い人物が「かまどの下の灰まで私の物だ!」とわめく。
物を燃やすと灰が残る。
現在では、その灰はごみとして捨てられるが、この時代
、いろいろなことに灰が使われていた。
灰には利用価値があったのである。
江戸時代の前期、灰屋紹由(はいや・しょうゆう)という豪商がいた。
灰を取引きする灰屋だ。
灰はアルカリ性で、その性質を利用して、昔から土壌の酸性中和、
繊維の脱色、皮革の脱脂、清酒の酸味の中和、焼き物の釉薬(うわぐすり)
として用いられていた。
以前は木、藁(わら)を燃料に使っており、燃やせば灰が出た。
江戸には武士、町人あわせて100万が住んでおり、
毎日、多くの燃料が使われ、多くの灰が出た。
江戸時代の人には、灰は貴重な資源であった。
江戸、大坂、京都などの大都市には『灰買い』がいて、金を払って灰を買
い集め、天秤棒の両端にもっこと言う容器をつけて、街を売り歩いた。
灰買いが集めた灰は仲介人、灰問屋が引き取り、そこから、灰を必要とする
酒造業、染色業、製紙業などに販売した。
農家も顧客だった。肥料として使った。
川柳が有る。
灰問屋みな白髪の若い者
風の日は白髪となる灰問屋