WSJ日本版から
報道によると、政府の「少子化危機突破タスクフォース」は、妊娠・出産の正しい知識を女性に広めるための「生命(いのち)と女性の手帳」(仮称)の導入を提案する見通しだ。
Bloomberg
厚生労働省によると、日本の出生率に関し2011 年は小幅に上昇したが1.39 と低水準となっているほか、2011年の出生数は105 万人で減少傾向が続く。また、母親の第1子出生の平均年齢も年々高まり、30歳を超えた。
少子化は晩産化が一因といわれるが、一般的に30代後半になると女性は妊娠しにくくなり、妊娠中毒症などのリスクも高まる。こうした情報を十分知らずに妊娠の機会を逃す人もいるとの観点から、手帳を使って女性を啓発する狙いのようだ。
ただ、「結婚や出産は個人、あるいは男女の自由意志によるものであり、政府が方向づけする類の話ではない」「男女双方が考えるべきものであり、女性に対してのみ啓発というのであれば晩婚化や晩産化の責任を女性に転嫁している」などの批判もある。
内閣府によると、タスクフォースは5月下旬に最後の会合が開かれる予定だが、「詳細は何も決まっておらず調整中」としている。
報道によると、政府の「少子化危機突破タスクフォース」は、妊娠・出産の正しい知識を女性に広めるための「生命(いのち)と女性の手帳」(仮称)の導入を提案する見通しだ。
Bloomberg
厚生労働省によると、日本の出生率に関し2011 年は小幅に上昇したが1.39 と低水準となっているほか、2011年の出生数は105 万人で減少傾向が続く。また、母親の第1子出生の平均年齢も年々高まり、30歳を超えた。
少子化は晩産化が一因といわれるが、一般的に30代後半になると女性は妊娠しにくくなり、妊娠中毒症などのリスクも高まる。こうした情報を十分知らずに妊娠の機会を逃す人もいるとの観点から、手帳を使って女性を啓発する狙いのようだ。
ただ、「結婚や出産は個人、あるいは男女の自由意志によるものであり、政府が方向づけする類の話ではない」「男女双方が考えるべきものであり、女性に対してのみ啓発というのであれば晩婚化や晩産化の責任を女性に転嫁している」などの批判もある。
内閣府によると、タスクフォースは5月下旬に最後の会合が開かれる予定だが、「詳細は何も決まっておらず調整中」としている。