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前に梅原猛著「写楽仮名の悲劇」を読んだ。今回また偶然にも高橋克彦著「写楽殺人事件」に巡り合った。梅原氏は写楽を歌川豊国としているがまだ読みかけのこの高橋氏の方はどうなるのだろう。ところで気になる部分がある。写楽の名はドイツの浮世絵研究家、ユリウス・クルトが「SHARAKU」を書く前までは無名で有った。彼はその著書の中で写楽を世界に冠たる風刺画家として賞賛し、レンブラント、ベラスケスと並ぶ世界三大肖像画家として位置付けた。この評価により写楽の名は一躍有名になったのだが、「レンブラントとベラスケスと並ぶ世界三大肖像画家として」の部分が両者とも同じなのだ。高橋氏の本の方が梅原氏の本より以前に書かれたものの様だが。