哲ノート

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一文笛 -鈴本演芸場 五月上席-

2023-05-08 23:58:00 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
ざわざわとした、5月のゴールデンウィークも終わり、今日からいつもの日常に・・・

休みを利用して毎月「寄席通い」をしていますが、今月は上野・鈴本演芸場昼席から・・・



「ゴールデンウィーク特別興行 見たい! 聴きたい! 林家正蔵」と題しての“絶対行かなきゃ・・・”の興行です。

なんたって出演演者が人気・実力とも“ほんと、よく揃ったなぁ…”の顔ぶれです。(お目当てばっか)

いつものように「最前列」に陣取って、顔を合わせながら、演者の噺とともにしぐさも息づかいも感じながらのライブ感で寄席を楽しみました。

開口一番は「平林」から、「やかん」「権兵衛狸」「お菊の皿」「高砂や」「寿司屋水滸伝」「片棒」

中入り後は「長屋の算術」「短命」そして紙切りの二楽師匠には鋏試しの「芸姑さん」頂戴いたしました(もちろん宝物にします)



そして昼席主任トリは林家正蔵師匠が登壇

林家正蔵師匠は毎度「まくら」が実に妙ですよね、今日は寄席にはかかせない色物さんの話から、雲助師匠が好きな将来有望な少女の話、そして一人前の本物のスリの話へ進んで・・・本題へ

(「スリ」の話が出たんで、もしや・・・とおもったら)

なかなか高座にあがらない演目で「一文笛」

実は正蔵師匠で2018年8月池袋上席で、この「一文笛」を拝聴していて、この噺よく憶えていました。(2018-8-2 ブログ投稿)

スリにも本物になると人情・情けというものがあるもんで、スリ稼業にまつわる人情ばなしです。

師匠はとてもわかりやすく、活舌よく、テンポよく、観客をぐいぐいと噺の世界にひきこんでゆきます、スリとはいえ最後はハッピーエンドになりそうなところで「ぎっちょですから・・・」と無事に大団円しました。

連休明けの平日昼間、演芸場内は満席まではいきませんでしたが、演者も観客も活気があってとても充実した昼席興行となりました。









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