哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

神田祭 -浪曲定席木馬亭十一月-

2021-11-02 23:50:51 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
11月は浅草木馬亭から浪曲を楽しみます。

主任がお目当ての澤孝子先生ですから、ぜひ行きたいとしっかりスケジュールをあわせて行ってきました。

木馬亭入場券売り場で、木馬亭50周年の記念本「浪曲定席 木馬亭」を購入して、今回は最前列に(ほんとの最前列はコロナ禍で閉鎖中)陣取って、浪曲の世界を満喫しました。

  

今回は初登壇の港屋柳一さんの「深川裸まつりの由来」から、節も語りもよどみなくテンポよく始まりました。(しっかり歯切れのよい語りでよかったです)

国本はる乃「楽満寺」、ひさびさ見ましたが、終始抑揚ある節と語りがぐいぐいと観客を引きつけ、とても魅力ある浪曲を作り上げていました。(すごく伸び盛りって感じで聴き惚れましたね)

澤雪絵「さくらさくら 吉岡弥生先生伝」花渡家ちとせ「安兵衛婿入り」東屋孝太郎「入れ札 国定忠治伝」神田山吹「伊達家の鬼夫婦(講談)」港家小柳丸「神田祭」澤孝子「女人平家恋華経」まで。

講談や落語というと一言一句聞き漏らすまいと“しっかり聴く”という姿勢ですが、浪曲はもちろん一言一句ですが、節ではその流れ・リズムに別の心地よさを感じます。

今回も座席の背もたれにからだを預けて「聴き酔いしれる」ような気分で浪曲を楽しみます。もちろん演目の筋はアタマに入れながらですが、ごく自然に話の流れにこの節が織り込まれると、とても聴きやすくなるんですね。

今日の演目は演者の個性も出ていずれもよかったんですが、以前にも聴いた港屋小柳丸先生の「神田祭」がもともとの美声もあって(ホント低音が伸びていい声していますよね)メリハリもよく…

座席にもたれながら気持ちよくうっとりしちゃうほど、とても聴きやすかったですね。

浪曲は落語や講談ほど知っている演目がないですが、今回は特に「節」の心地よさを感じながらの浪曲を楽しめました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 11月1日 -2021年- | トップ | ひらめきは電車の中で… »

コメントを投稿