11月23日勤労感謝の日(第4水)、休日でしたが、「洸」短歌教室は毎月第4水午後1時からと決まっておりますことから冷たい の中、出かけて参りました。
通常は、提出作品の添削前に万葉集などの古典、先輩の歌集に学ぶなどにいろいろとご指導を頂いておりますが、この度は「過失運転致死の疑いで逮捕されました歌人 波汐國芳さん(97歳)」に
ついてお話を頂きました。
先生は、歌集 浮島の歌 波汐國芳 を贈呈頂きましたばかりと歌集をお持ちくださいまして拝見させて頂きました。
うつくしまなんて福島乗せられて終(つい)は原発石棺の中
お仲間から伺いましたところ100歳の女性を初め高齢の女性を同乗させておりましたことに送迎をしておりました様ですと。
元東北電力・川俣営業所長を経歴しておりましたことに原発問題にも熱心に取り組み、お歌にも詠まれております事。
この度、死亡事故を起こしました歌友はご遺族の皆様にはお詫びの言葉もございませんほどに深く反省をしておりますことでしょうと。
長い間、多くの受賞を受け、ご活躍をされましたお方の人生の最後を大変残念に思っておりますと。
今までの受賞歴の一部を調べてみましたと。
・2007年 第三十四回日本歌人クラブ賞受賞
・2010年 地域文化功労賞(文部科学大臣表彰)
・2017年 日本現代詩歌文学館賞
現在は「潮音」選者・「白夜」選者・福島民友新聞歌壇選者として活躍をされておりました。
「ネットの紹介より」
福島市の市道で死亡事故を起こし過失運転致死の疑いで逮捕された、97歳の波汐國芳(なみしおくによし)容疑者は著名な歌人であることがわかりました。
調べてみると波汐國芳(なみしおくによし)容疑者は、元東北電力・川俣営業所長であり、歌人としては受賞歴もあり近隣住民には「立派な先生」として認知されていたようです。
原発事故の後、波汐は深い贖罪(しょくざい)の思いを歌っている。
原発に一枚噛(か)んで古井戸の汲(く)んでも汲んでも尽きない悔いだ
黄に染まる銀杏並木の立ち話犬の(手綱)リードを引きては延ばし To様 「引きては延ばし」に時間の経過がわかる。
「父の思ひ出・・・」戦後77年に父の想い出のある方が少なくなった事がわかる。