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日本遺族通信 平成27年6月15日号 遺書と九段短歌

2015年06月26日 13時23分36秒 | 日本遺族通信

 


                                                                    平成27年6月 靖国神社社頭に掲示されました遺書 合掌

この度もお若い大切なお方の遺書のご紹介をさせて頂きました。
最近は文字を大きくしてご紹介出来るようになりましたので、全文にお目を通していただけます事と存じます。
最後の文面に「時巡りて若芽吹く桜の春来たれば、靖國の花の下で老いた父上母上様を始め兄弟揃って再会する日を待っています。・・・」とありますのに現在、靖國神社参拝の是非を聞きましたら、お国のために命を捧げらた多くの御霊はどんなにか迷い 悲しまれる  ことでございましょう。
今号に九段短歌選者の三井先生が靖國神社存立について記載されておりましたので転載してご紹介させて頂きます。
戦後占領軍の大半の将校が「靖國神社焼却」に走ってゐた。
そこでマッカーサが上智大学のブルーノ・ビッテル神父に意見を求めた。
神父の答へは「いかなる国家もその国家の為に死んだ人々に対し敬意を払ふ権利と義務があるといへる(略)もし靖國神社を焼き払ったとすればその行為が米軍の歴史にとって不名誉極まる汚点となって残ることであらう」と言ってマッカーサに暴挙を思い止めしめた。
七〇年を経過した今、靖國神社存立の理由を振り返り、神父に対し、尊敬と敬意を払ひたいと思ふ。(選者)

今号にも全国から多くの投稿者の中からの12名の遺児遺族関係者の鎮魂歌をご紹介させて頂きます。
今号には初めてお名前をお伺い致しますお方が半数以上もおられますことに新鮮に真剣に学ばせて頂きました。

  國の為さゝげし人のいさをしは語りつがなむ何時の世までも      船橋市 妻(元千葉県女性部長)
  寄り添ひて白菊手向ける両陛下遠きパラオの戦没の碑に        浜松市 遺児男性
  ミャンマーに父の戦跡訪ねしはイラワジ河へ白菊手向ける    豊後高田市 遺児女性
  夕闇にホタル飛び交ふ英霊かモンテンルパの墓を弔ふ         太田市 遺児男性
  戦地にゐる父への手紙によく入れし菊の押し花日本の香り       日野市 遺児男性
  スマトラで御霊となりし父の顔八十路を過ぎし夢の瞼に         宮城県 遺児男性
  母の忌にことしも咲きし白ぼたん一本切りて供へる朝          青森県 遺児女性
  シベリアの極寒の地に憤死せる父に重なるゲルニカの絵         足利市 遺児女性
  玉砕の南の島を慰霊するペリリュー島の魂安らかに         富士吉田市 遺児男性
  地図片手亡父を尋ねて異国の地慰霊を重ね八十路の旅に      加古川市 遺児男性
  その昔父の征きしはどの埠頭関門の海夏陽きらめく            鳥栖市 遺児女性
  七十年平和見守り咲き誇る御霊慰めし靖國櫻               甲州市 遺児男性

私の歌は1月号から5月号まで連続掲載を戴き、いつも励まして頂いておりますが、今号は残念ながら掲載されませんでした。
今後も微力ながら学んで参りたく思いますのでよろしくお願い申し上げます。

コメント (2)
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