世界遺産 宮島・弥山

宮島といえば、「大鳥居」と海に浮かぶ社殿「厳島神社」が有名じゃけど、

世界遺産に登録されとるのはそれだけじゃなくて「厳島神社」の後ろにそびえる「弥山」の原始林も含めて世界文化遺産になっとるんよ。

広島の人なら一度は登ったことがあると思うけど、標高535メートルの山で弘法大師空海により開基されたと言われる霊山なんよ。

対岸から見ると、こんな風に見える。



弥山は宮島最高峰で、大きな岩がゴロゴロと転がっとるけぇすぐわかると思うけど、大鳥居は左端の入り江にわずかに写っとる。

引き波を残すフェリーの行き先が宮島桟橋じゃけぇ。



ここは経小屋山。弥山よりわずかに高い596メートル。

時々来るんじゃけど、弥山を見下ろすなんて恐れ多いね(^^ゞ


ほんで２月のある日、暖かくて広島市内に濃い霧が出た日があった。

「もしかして、これは面白いものが見られるかもしれん！」

そう思って、経小屋山に登ってみた。

天気予報は午後から晴れ。

予想通り、経小屋山は霧の上じゃった。



ほんじゃが、下界は真っ白でなんも見えん(^^ゞ

「こりゃ～、待つしかないでぇ～(^^)」

期待して待つこと１時間あまり。徐々に霧が晴れ始め弥山が見えてきた。



弥山が頂を見せ始める。

さらに待つと、弥山が神秘的な姿を見せた。




イメージしたのとちょっと違うたけど、霊山と呼ぶにふさわしい雰囲気じゃろ。

同じアングルでいつもの弥山を見ると、



大野瀬戸を埋めるようにのびた街がちょっと目障りじゃね(^^ゞ

このまま夕日が霧を染めるのを見ようと思ったけど、その前に霧が晴れてしもうた。

うまい具合に私のお休みの日に面白いことが起こればエエんじゃけどねぇ(^^)