牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

俘囚の人、カタリナ永俊尼

2013-03-01 05:08:56 | Weblog
昨日、鹿児島市から「俘囚の人」いう本が届き、早速読了しました。先週、種子島原人から「ロザリオの海」=ザビエルを日本に導いた薩摩の弥次郎主人公の小説。
「たまゆらの海」=火縄銃悲話=国際結婚第一号?若狭姫物語。
「望郷の海」=薩摩の少年ゴンザ(権左)は、カムチャッカへ漂着し、「新スラヴ日本語辞典」完成し、21歳の若さでベテルブルグで天折した物語。

どの著書も300ページを越える大著だが、感涙にむせびつつ読了し、鹿児島市に電話しました。「俘囚の人」を贈りましょうと、昨日届きました、

 徳川家光のキリシタン迫害の時代、薩摩藩主家久の義母で、小西行長の側室で、彼を通して信仰を持ち、行長の死後、薩摩藩に戻りそのまま信仰を継続していました。家光の厳命ににより、信仰を捨てるか薩摩藩取りつぶしかの危機置かれた薩摩藩主は、種子島領主に依頼し、種子島家預けとなりました。

 その名はカタリナ永俊と言います。幕府の詮索は厳しく、種子島までも及び、種子島領主は彼女をかくまい続けます。時代は寛永11年(1634年)から、慶安2年(1649年)カタリナ永俊尼が召されるまでの物語です。

 著者も種子島出身で同年齢(昭和16年=1931年)と分かり、親しみ覚えつつの長話になりました。n小脳梗塞や右脳内出血の影響がなければ、新幹線で(もしかしたら自動車で)鹿児島に入ってお会いしているかもと思いつつ。徳永健生さんの健康とご活躍を祈る昨夜でした。

カタリナ永俊尼だけでなく、娘や孫娘もその生涯終わる日まで、種子島で過ごし召されました。いまでも種子島家の墓地にある墓石には、仏教の信者であったと刻まれている。厳しい迫害に中に合って信仰を守りとおしたカタリナ永俊尼の生きざまに感動、感涙の昨日でした。
きょうもまた天国の一日です!感謝します。

黙示録2:10 あなたが受けようとしている苦しみを恐れてはいけない。見よ。悪魔はあなたがたをためすために、あなたがたのうちのある人たちを牢に投げ入れようとしている。あなたがたは十日の間苦しみを受ける。死に至るまで忠実でありなさい。そうすれば、わたしはあなたにいのちの冠を与えよう。

マタイの福音書
5:10 義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。

5:11 わたしのために、ののしられたり、迫害されたり、また、ありもしないことで悪口雑言を言われたりするとき、あなたがたは幸いです。

5:12 喜びなさい。喜びおどりなさい。天においてあなたがたの報いは大きいのだから。あなたがたより前に来た預言者たちも、そのように迫害されました。