狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

今日は何の日

2005-12-23 21:52:19 | 怒ブログ
  
実は今日は何の日の「休日」であるのかに気が付かなかった。カレンダーを近くで見ると、ちゃんと「天皇誕生日」と書いてあるのだが、先ずそれよりも、3連休の方に気が飛んでしまう。

現在親愛なるブロ友T氏と共に「毎日サンデー」に置く身であるから、カレンダーに赤・青・赤が並ぶのを見ただけで、特に感激は湧かない。然しそれでも嬉しい。

数年前迄、零細運送屋の経営者であった頃の私は、12月中に3連休が巡って来るのも珍しいけれど、23日だけは休日にならなかった。28日が仕事納めだったものなァ。

零細とはいえど、大手建設会社の直受(下受けや、孫受けでないこと)の運送屋だった。それにもかかわらず、建設工事現場は会社職員が1~2人出るだけで、実際工事に当る職人たちは、皆専属の下請けで、孫受けもなお更多い。現場が動いている限り資材の運搬は休めなかった。

確かにわが家から見える国道のトラックの通行量は、大分少なくはなってきてはいる。しかし宅急便はちゃんと届いているし、恐らく主要国道を走るトラックは、今でも3連休は出来ないのではないだろうか。

しかもこの祭日に、門前に国旗を掲げた家はとうとう見かけなかった。

今日は、謹賀来年の願いを込めて、パソコン仲間でささやかな、望年会の後、数人の希望者を募って「カラオケ屋」で第2次会をやってしまった。天皇誕生日に気がついたのは、カラオケ最中である。
 
 なぜなら、2次会の参加者は、平均年齢は70歳ぐらい前後。私は「軍歌」以外の演歌は全く知らない。他の皆さんが歌ったのは、けっこう今の演歌も達者だったが、最高齢者の私を慮って、軍歌が主流だった。

生まれて初めてカラオケのマイクを手にした。

「♪<あぁ 堂々の 輸送船さらば 祖国よ 栄えあれ
遥かに 拝む 宮城の空に 誓った  この決意>」

「♪<貴様と俺とは 同期の桜  離れ離れに 散ろうとも
花の都の 靖国神社  春の梢に 咲いて会おう>」

 その度、スクリーンに、中国戦線の、日章旗や、太平洋上での軍艦旗が翻った。
すなわち今日は、昔でいう「天長節」だったのである。

「今日の吉(よ)き日は大君の うまれ給いし吉き日なり 」の歌詞は今でもはっきりと覚えていはいるが、この曲は入っていなかった。

「♪都の西北~」も歌った。 「若き血」は捜す暇もなく、私が最も好きだった、学徒動員の歌は、歌詞の出だしから、検索しても、とうとう「嗚呼紅の血は燃える」の題名は思い出せなかった。(学徒出陣)

最期は「若鷲の歌(予科練の歌)」で門限の時間となった。大枚700円を割り勘で支出した。









  

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