狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

旅愁

2007-09-28 20:16:11 | 日録

更け行く秋の夜、旅の空の、
わびしき思いに、ひとりなやむ。
恋しやふるさと、なつかし父母、
夢路にたどるは、故郷の家路。
更け行く秋の夜、旅の空の、
わびしき思いに、ひとりなやむ。

窓うつ嵐に、夢もやぶれ、
遥けき彼方に、こころ迷う。
恋しやふるさと、なつかし父母、
思いに浮かぶは、杜のこずえ。
窓うつ嵐に、夢もやぶれ、
遥けき彼方に、心まよう。

 この高原の写真は畏友T兄が、つい昨日行って来た、福島県白河高原の赤面山(あかづらやま)1.701m、元赤面山スキー場が入り口となるそうである。
この佇まいからは、犬童球渓の「旅愁」のイメージは湧かないであろう。それは時刻が秋の夜、つまり燈刻でないからである。しかしボクは、これで充分秋の、ノスタルジーを思い起こすことが出来る。

嘗てわが邑も貧しい農村であったし、このような風景は福島県まで足を運ばなくても、何処にでもある変哲もない光景だった。

ボクはこの薄野に佇って、いままで○○年間連れ添ってきた糟糠の○妻に思いを馳せた。
運送や、特に小生のような零細稼業は所謂〝雲助〟と蔑まれた時代の駕篭かきと全く同じであった。○妻には随分苦労をかけた。

女性大臣が幅をきかしている今日、わが家の大蔵大臣、間違った!財務大臣に、頭があがらない日々が今でも毎日続いている。



 


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