狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

旬の筍

2009-04-02 18:17:07 | 日録
          
筍の旬である。「大言海」の講釈に入る前、「旬」をこの辞書で牽いてみよう。

志ュん(名)旬 [字ノ漢音、物ノ初ノ意カト云フ](一)古へ、禁中ノ公事ノ称。夏ト、冬トニアリ、夏ナルヲ、孟夏(マウカ)の旬ト云フ、夏ノ時候ノ改マル初ニ、臣下ニ御酒(ミキ)ヲ賜ヒ、政ヲ聞召ス義ナリトゾ、扇ヲ給フ。冬ナルモ、同ジコトニテ、孟冬の旬ト云ヒ、氷魚(ヒヲ)ヲ賜フ、合ハセテ、二孟ノ旬ト云ヘリ。其他、内裏新営ノ後、始メテ南殿ニテ行ハルルヲ、新所の旬と云ヒ、即位ノ後、始メテ政ニ臨ミ給フヲ、万機の旬ト云ヒ、十一月一日、冬至ニ当タル年ニ行ハルルヲ、朔旦の旬ト云フトゾ。
(参考出展例句略)←かなり長文の記載あり。
(二)二孟ノ旬ノ物ハ、扇、氷魚ナル意ヨリ転ジテ、果、蔬ナド、スベテ、食物ノ成熟シテ、恰モ食フベキ時ノ称。「旬ノ筍」
(三)又、」転ジテ、物事ニ、其時ニ至リ、其度ニ相応スルコト。

添付写真は小生の本家の竹山から掘ってきたものである。日付けを証明するため、
当日(2009年4月1日)の朝日新聞を証人台に立たせて頂いた。

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