狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

言論の死

2008-01-20 20:10:56 | 怒ブログ
             
何故今頃、『長崎市長への7300通の手紙』か?
1988年(昭和63年)の頃の出来事である。
長崎市長(保守系無所属)が、市議会で、たしか共産党の議員の質問に答えて「歴史家の記述を見ても、私自身の軍隊経験からも、天皇の責任はあると思う」と述べたのが発端で、右翼団体の街宣車の攻撃にさらされ、果ては銃弾にさらされる結果となった。
「言論の死」と謳ったは、そのこともあるけれど、それより重大なことは、
市長に宛てた大規模な手紙を纏めた「長崎市長への7300通の手紙」が解放同盟の抗議と要求を受けて絶版になったことである。
あれから20年以上の歳月が流れた。既に風化してしまった事件なのかも知れない。
しかし絶対に風化させてはいけない。ボクはそういう積もりで、今このパソコンに向かっている。

最新の画像もっと見る