狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

新柿と「いただきます」

2007-09-24 07:16:25 | 日録
 一昨日の土曜日、天台宗寺院○○山Z寺客殿で朝詣り読経後の朝茶をお招ばれした。
参加者一同、ごく自然に「いただきます」と合掌して、お茶と新柿をいただいたのである。

 拙宅で愛用の「天台こよみ」のはじめに「いただきます」というお話がある。
この「いただきます」についてのお話は次のような、実例を紹介して結んでいる。

 
北陸地方のある県では、昔から小学校の給食のとき、児童たちはごく自然に手を合わせ、声をそろえて「いただきます」と食事をしていました。これを他地方からの転校生の父兄が見て、
「特定の宗教に偏った行為だ」と学校にクレームをつけ、このため学校側は今までの食事作法をいとも簡単に廃止してしまったということです。
 このような、日本の美しい習俗をその心とともに、私たち日本人が取り戻したいものです。