狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

出羽三山の旅だった

2007-03-15 10:43:34 | 日録

 記憶が非常に曖昧になってしまった。
今日、寒くて(暖冬、暖冬だとみんながわいわい騒ぐものだから、各地で辛夷が一斉に咲き始めたのに、小休止である)、部屋の中でストーヴ焚きっ放しであった。

写真を見つけた。この頃はまだデジカメも、PCも無かった頃だったと思う。
友人が小生と、Nさんが並んで歩いている処を2L版の写真に撮ってくれた。
秋口だったにちがいない。柿が見事になっている宿屋(宿坊)の佇まいが思い出されるし、この旅はZ寺「朝詣り」グループの秋の小さな旅だったからである。

 同行のA君は、何時もこの旅行記を、町の文芸誌に載せているので、年度を探すのに、綴じこんである文芸誌を探してみた。

平成17年度号「上高地の旅」
平成16年度号「比叡山法要参拝の旅」
平成15年度号「護摩代法要に詣でて」
平成14年度号「身延山・三峰紀行」
平成13年度号「善光寺参拝」
平成12年度号「陸奥の旅」
平成10年度号「A神社を訪ねて」※A神社は筆者A君の苗字と同じ名前の神社である。
?とボクは思った。必ず書く文筆家であるはずのA君である。
しかしその謎は直ぐに解けた。平成15年号と、16年号の間に、「出羽三山の旅」と題した3ページ分のワープロ原稿が綴じこまれてあったのだ。比叡山「護摩法要」が、15年号と16年号に載っているが、これは重複したものではなく、朝詣りとは別の県単位での天台宗寺による、大掛かりな比叡山法要参加の旅行記を載せた為、誌面スペースが無くなった事によるのかも知れぬ。しかしこの原稿で、平成14年の10月18~19日であることが分り、当事のことが走馬灯のように思い浮かんできた。