呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国の最新情報を上海・東京・神戸を拠点に活動する株式会社TNCリサーチ&コンサルティングの呉明憲が紹介します。

ナンバープレート貼付業

2009年04月06日 | 未分類
  外地ナンバーのトラックが上海市に入るたびに道路建設車両通行費として110元を支払う必要があるのだが、滬寧高速道路の南京から上海方向へのとある出口付近にナンバープレートの交換(交換というよりも貼付か?)を行う者が現れた。この者は外地トラックのナンバープレートに「滬A」のプレートを貼り付け、トラックと一緒に料金所を通過して貼付手間賃として50元から80元の費用を徴収するのだ。新聞記者が取材しているときにわずか1時間以内に8台の外地トラックがやってきて合計で640元の売り上げとなった。

  

上海ナンバー「滬A」をを貼り付けたもの(かなりシャビィ)

  《上海市人民政府:<上海市貸付道路建設車両通行費徴収管理弁法>改正に関する決定》(借入金により建設した道路について道路建設車両通行費を徴収することで借入を返済するという内容の通達と思われ)によると、外地ナンバーの機動車が上海市に入るに当たり5トン超10トン以下の車両の場合110元支払う必要がある。ナンバープレート交換業者を通じて上海ナンバーのプレートを貼り付けてもらうと貼付業者に対して80元収めなければならないものの、上海ナンバーの車両と黙認された110元の費用が節約できる。交換業者は80元の儲け、トラックの運転手も差額の30元が浮く形になる。

  しかしこんなシャビィなナンバープレートで上海ナンバー扱いとは。。。不思議というか柔軟性があるというかアナーキーというか。なんでもこのような業者が現れてから渋滞も発生するようになってきたそうである。皆さんも気をつけましょう!

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