南方週末という新聞に各国指導者の最新年間給与及び当該国の一人当たり平均GDPに対する倍数というものが紹介されていた。なお年間給与は2010年または最新のデータであり、購買力平価に基づいて引きなおしている。下にある写真がこれだ。
さてさて、日本の管直人首相は27.37万米ドル、米国のブッシュ大統領は40万米ドル。ふむふむ、こんなものか。まあわからなくもない。ケニアの42.79万米ドルは相対的に大きすぎかな。でも香港が51.32万米ドル、シンガポールにいたっては218.35万米ドルに達している。これだけ差があるということは、一国の指導者の給与だけでは本当の収入はわからないのかもしれない。そして中国を見てみよう。なんと、たったの1.06万米ドルだ!いくらなんでもありえないでしょう!ということで、一人当たりGDPに対する比率も5倍以下ということになっている。
ちなみに、一人当たりGDPに対する比率は次の通りである。
10倍以上
ケニア、シンガポール、インドネシア、南アフリカ、香港
5倍~10倍
ニュージーランド、フランス、アメリカ、日本、ドイツ、カナダ、アイルランド、ロシア、オーストラリア、イギリス、台湾
5倍以下
アルゼンチン、韓国、イスラエル、ポーランド、中国、インド
いわゆる先進国と呼ばれる国の多くが5倍~10倍に集中しているが、中国は指導者の給与時代がわずか1.06万米ドルということで、一人当たりGDPに対する比率も5倍以下にしかならない。ちょっと信じがたいと思いませんか?これだけ見ると確かに社会主義を体現しているみたいだ。