車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

大会前・大阪合宿

2018年05月21日 19時09分21秒 | 日記
を行ってきた。

といっても僕にとっての大会前合宿なのだけれど、主催のチームにおいては定期練習会となる。

土日の2日間、朝から晩までみっちり練習。

いつになく汗をかき、身体を動かせていることを自分自身確認出来た。



東京在住の僕は金曜日にいつものメニューを消化。

午後の練習を終えてからその足で大阪へ向かう。

国内の移動は基本的に車なので、東京から大阪までは6~7時間を見る。

なので金曜日の練習はちょっと早めに切り上げて移動。

大阪へは予定通りの時間に無事到着。

その日はしっかり休んで、土日にみっちり練習。

日曜日は夕方で練習は終り、その後はみんなで食事に行くのだけれど、僕はそのまま帰るので食事会はパスさせていただき帰路につく。

そして深夜に無事帰宅。

だいたい僕の遠征はこんな感じ。

車の運転も大阪くらいまでは特別なことではなくなった。

だからこうして遠方での練習に参加出来たりするのだ。



求めるのものは「質の高さ」。

ハード、ソフトともに、そういった環境で練習を行うからこそ自分自身も質の高いプレーが出来るようになるのだと考える。

高い質には厳しさも当然伴う。

それについていけるだけの心・技・体を持ち合わせなければならない。

ということは、「高い質」の環境に身を置くことで自身のレベルアップを計るのではなく、常日頃から己を磨きレベルアップを図っていなければ、「質の高い環境」に身を置くことは出来ない。

もしそれを経験出来たとしても、それは1度だけの「体験会」で終わってしまうことになる。

今回の合宿ではあらためてそうした厳しさを思い知らされた感がある。

日頃の「準備」がきちんと出来ているからこそ、合宿などの特別な練習メニューをこなせるわけだし、その時間が有意義なものになるのだ。

「準備」も何もない状態で、参加することに意義を持つような感覚ではまったく次元の違った話になるわけで、それは逆に周囲の足を引っ張るだけになってしまう。

分かる人はそういう人を参加させないはず。

自分が質の高さを求めるのであれば、自分自身が質の高い人間でなければならない。

「意識高い系」と笑われても、面倒に思われても構わない。

求めるものはその先にあるのだから。



今回の合宿では本当に良い勉強が出来た。

そして、良い確認が出来た。

「大会前合宿」というのはあらゆる競技でテレビでもよく耳にするけれど、その意義を身を持って実感できた気がする。

同じ国際大会へ出場する国内トップレベルの車椅子選手とも密な時間を共有できたし、またそのチームのもの凄いコーチ陣にも実に濃い練習、指導をしていただけたので、今回の合宿は僕にとってはとてつもない財産になった、そんな満足感がある。

その一つが、僕がまだ中学生の頃に見様見真似で覚えた技術。

あくまでも見様見真似であり、誰からも細かく教えていただくことは無かった。

でも、その技術が僕の中でついに紐解けた!

その技術の理屈が初めて理解出来たのだ!

教えていただいたコーチと、真似をしていた中国人選手が重なり、その旨を伝えたところ壁が一つ崩壊。

僕の心に明るい光が差し込んできた(笑)



今回の合宿で学んだものは、現段階では学んだものにすぎないので、これをきちんと自分のものに出来るかどうかはこれからの自分次第。

教えてもらったからすぐ出来るなんてそんな簡単なものじゃないし、練習で出来たから試合でもすぐに使えるとかそんな簡単なものでもない。

出来るようになり、使えるようになるまで繰り返し練習する。

練習とは地味なもので辛いものも少なくは無く、全てが楽しいというものでは決してない。

だけどそれを繰り返し積み重ねていく。

競技とはある意味その積み重ねた高さを競うものなのだと思う。



この合宿で、質の高い練習が出来、僕のモチベーションも今は最高の状態にある様に思える。

合宿でのことは翌月曜日にホームのコーチの元へ早速報告へ。

そこで学んだ技術を再確認し、自分のものにすべく練習スタート。

良い感じだ。

こうやって活動出来ていることがまず良い感じ。



自分の未来は自分で掴む。



こうしている間にも海外のあいつらは汗を流し懸命に自分を磨いているはず。

負けていられない。

追いつき追い越す為に、僕はそれ以上に頑張らなければならない。

東京にも大阪にも、世界でも稀なレベルの恵まれた環境が僕にはある。

それを活かせるかどうか、全ては自分次第。

甘えるな俺。

みてろよ自分。

意識高い系で、質の高さを一点に追い求めてやる。

さぁ、あとはコンディションの維持。

「休むことも練習!」とコーチに叱られた(笑)

せっかちでゆとりのない性格はそのまま活動にも表れている(笑)