気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

プラウダ高校 I S-2 完成です!!

2016年10月16日 | ガルパン模型制作記

 塗装作業に移って下地をサーフェイサーで作り、続いてクレオスのミスターカラーの69番のグランプリホワイトを吹き付けました。今回は缶スプレーの方を使ってやってみましたが、エアブラシよりも早く簡単に出来ました。吹き付ける際に、軽くサッと出しつつ横に振るだけで、充分な塗膜が出来ますので、全体的に薄く均等に吹き付ければ大体仕上がります。
 履帯は28番の黒鉄色にて仕上げました。今回のキットは車外装備品の塗り分けが前照灯と背面ワイヤーのみなので、塗装作業そのものが楽でした。


 前照灯のガラス部分を、8番のシルバーで塗りました。


 背面ワイヤーは、28番の黒鉄色で塗りました。ゴムリングは塗料を吸い込んでゆきますので、塗るというより染みこませる、といった感じでした。あらかじめ周囲にマスキングテープを貼りめぐらしておいたので、車体に塗料が流れてしまうこともありませんでした。


 履帯を装着しました。


 車体前面に、あらかじめ塗装しておいた予備履帯を接着しました。塗装後の組み付けは、以上で完了です。


 砲塔をセットしました。


 デカールは、キット付属のものを使用しました。校章マークは2枚、車番は大きいサイズ2枚、小さいサイズ1枚が必要です。


 校章マークおよび大きいサイズの車番は、砲塔左右側面に貼りました。


 小さいサイズの車番は、車体前面の細長い記録板の上にまたがるように貼りました。段差がありますが、マークセッターだけで充分に貼り付けが出来ました。綿棒でそっと丁寧に転がして、少しずつ水分を拭き取る、という要領で進めました。


 デカールを全て貼り終わりました。


 122ミリ砲の長砲身が引き立って見える図です。カッコイイです。


 側面観です。砲塔が前に寄る点は、大洗女子学園チームのポルシェティーガーと似ています。


 斜め後ろから見ました。プラウダ高校チームのなかでは一番大きい車体ですが、車高が割合に低いので大きさがあまり感じられません。むしろKV-2の方が大きい、という印象があります。


 正面観です。改めて気付いたのですが、左右フェンダーの一番ステーを改造し、フェンダー前端を約2ミリカットした効果が意外に大きいです。ほぼ劇中車の雰囲気になっています。


 背面観です。100円のゴムリングが非常に有効でした。やや太いのですが、白い車体に黒っぽいワイヤーですと、視覚的には実際よりも細く見えます。ゴムなので、各所で動きますし、その特有の質感が銅線や糸を使った場合とは違ったものになっていますが、それはそれで味わいがありました。


 全体としてみると、スマートで精悍な戦車です。


 ねんどろいどぷちのノンナを添えてみました。


 バッチリですね。ノンナが居ると、ただでさえ強力なIS-2により凄味が加わります。テレビシリーズでの大洗女子学園チームとの試合にて、プラウダ高校チームが挙げた撃破数3輌は、全てノンナによるものですから、その優秀さが分かります。
 劇場版においても、副隊長クラスで2輌を撃破したのは、他に黒森峰女学園チームの逸見エリカだけですから、将来、揃って大学選抜チームに呼ばれるのは間違い無いでしょう。


 以上で、プラウダ高校チームのIS-2が完成しました。製作日数は、2016年9月3日から9月28日までの26日間で、組み立てに約16日、塗装に2日かかりました。途中で大洗に三日間滞在し、大貫の日野屋豆腐店にて先行作品を見学させていただいたのもよい参考になりました。

 今回はドラゴン系の公式キットを使いましたが、劇中車がかなりの細部省略を施しているため、それに合わせての改造や修正が多岐にわたりました。いずれも小さなものにとどまりましたが、それだけに丁寧さと根気を要求されました。車体寸法の差異から生じる隙間を埋める作業は比較的簡単で、それよりも車体各所の溶接モールドを削ったり均したりする方が大変でした。
 また、背面のワイヤーのパーツが含まれませんので、今回はゴムリングで代用しました。タミヤのキットにはワイヤーのパーツとして糸が入っていますが、劇中車のようなパイプ状のワイヤーとは違うので、個人的にはタミヤキットで作っても今回のゴムリングを使用しただろう、と思います。

 従来、プラウダ高校チームの4種の車輌のなかでは、一番難しいと言われてきたキットですが、実際にはその通りだと思います。ただ、ガルパン仕様に作るから難しいのであって、素組みで作れば簡単なほうに属します。そのまま仕上げてもある程度ガルパンの雰囲気が味わえますので、どこまで作り込むかは、お好みで選べば良いでしょう。

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く25 その13 「カワマタの新店舗です!!」

2016年10月15日 | 大洗巡礼記

 和久を辞してカワマタの新店舗に行きました。最近に移転したと聞きましたが、場所はメグミの居る七輪の下にあたります。以前はラーメン屋か何かだったと聞いたことがありますが、久しく空き施設となっていたようです。店先の左右に新旧のパネルがありました。


 向かって右側が新パネルだと思うのですが、びっくりするぐらいの褪せ方です。以前は直射日光にさらされる時間帯もありましたから、退色劣化が早かったようです。


 旧店舗内のポスター類は、すべて額装されて壁面を埋め尽くしていました。新店舗でもガルパンの武部沙織のコーナーをメインでやっていきます、という心意気が感じられました。


 グッズやフィギュア類もほぼ以前と同じような感じで並べられていますが、小物類が整理されてスッキリした感じになりました。


 一番印象に残ったのが、この武部沙織デザインの掛時計でした。ガルパングッズの新製品かな、と思って女将さんに訊ねたところ、ファンの方からの寄贈品だと教えてくれました。他にも幾つかあるみたいだよ、と話していましたが、その通り、後で幾つかのお店で同じような掛時計を見ました。

 確か、アニメイトだったか、以前に時計をこのように好きなアニメのデザインにするキットみたいなのが販売されていたと思います。でもそれは卓上型だったはずなので、上図のような大きな掛時計タイプは初めて見ました。


 続いて江口又進堂に立ち寄りました。パネルは左衛門佐のほか、玉屋菓子店の休業にともなって移管されたおりょうが居ます。


 ガルパンコミック版の作者さんたちの直筆サイン類が展示されています。最近は逸見エリカを主人公とした新連載が始まっていて、コミックウォーカーでも無料で読めます。確か対マジノ戦のストーリーも同形式で無料で公開されて、それから単行本化されていますから、今度の新連載も同じようになるでしょう。


 タペストリーも色々あります。こういうものは家が広く無いと飾れませんので、ウサギ小屋どころか犬小屋程度の狭い所に住んでいる私には縁がありません。


 いつみても壮観、としか言いようのないガルパングッズコーナー及びガルパン関連本の並びです。もともとは普通の書棚で各種の販売品が並んでいたのですが、いまでは図書館の展示コーナーよりも迫力ある充実した品ぞろえを示しています。


 離れて全体を見ると、まるで博物館みたいになっています。著名漫画家の記念館の展示みたいな雰囲気すら醸し出されています。こういう本屋さんも、全国唯一でしょうね・・・。


 外に出ました。山戸呉服店の前に数台のレンタサイクルが停めてありました。この日も各地からやってきているガルパン巡礼が多かったですが、大半は20代を中心とする若い方々でした。女性もちらほら見かけましたので、大洗ガルパン巡礼者のメイン層も確実に様変わりしているようでした。
 逆に言うと、テレビシリーズ再放送および劇場版公開以前に、ガルパン巡礼の大部分を占めていた40代前後の層がほとんど見当たらなくなっています。これも大洗の変化の一つでしょうか。 (続く)
コメント (8)
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プラウダ高校 I S-2 作ります!! その8

2016年10月14日 | ガルパン模型制作記

 ステップ8の続きです。砲塔背面におけるガルパン仕様への工作ポイントを公式設定資料図にて確認してみました。御覧のように砲塔背面の吊り下げフックの位置が左側に寄っており、これにしたがうように大半の手摺の位置も左寄りになっています。また、後部機銃は未装備です。


 組み付けが完了した状態です。吊り下げフックB24および手摺B2は全て劇中車の状態に合わせて左へずらしてあります。後部機銃は、いったん指示通りに組み付けた後、銃身D11を根元からカットし、D3にモールドされるボルト3個を2個に修正しました。


 これで砲塔部分の組み立てと改造が全て終わりました。


 ステップ9に移り、上下の車体を背面部できっちりと隙間が生じないように合わせました。これが重要ポイントの一つであり、実際の作業でも仮組みして何度も合わせ方をチェックしています。


 背面部をきっちり合わせると、前端部にはこのように約2ミリ程の隙間が生じます。公式キットの難点の一つですが、これを埋めるのは簡単です。


 キットのDランナーについているタグ部分が、ほぼ同じ寸法であるので、これをカットし、更に中央でカットして細長い二枚の板にして重ねて貼り合わせます。


 二枚重ねたタグ部分を少しずつ押し込んでゆくと、上図のような感じで綺麗に隙間が埋まります。少し突出し気味にしておいて、流し込み接着剤で固めておき、乾燥した後にヤスって整形しました。


 前端部の整形が終わった後、それを基準にして、車体前面上の細長い記録タグをプラ板で再現して貼り付けました。


 予備履帯を作りました。劇中車の状態に合わせるべく、留め金具をプラ板で追加しました。


 作業後の状態です。留め板とボルトを再現しました。向かって右の一枚の履帯の留め板が斜めになっている点も忠実に合わせました。


 続いて、公式キットにはパーツが入っていない背面ワイヤーの制作を行ないました。タミヤのキットでは糸のパーツが入っていますが、劇中車のワイヤーは上図のように捩れが無いパイプ状です。太さもやや異なりますので、銅線などを捻って使用する方法もあまり適切ではありません。


 そこで今回用意したのが、上図の「ブラックリングゴム(ウーリー極細)」です。製品番号はD-027のN0.37です。ダイソーで100円で売っている、いわゆる女性専用髪留めの輪ゴムの一種です。
 これは太さが三種類ぐらいありますが、今回のは真ん中ぐらいの太さで、もっと細いのもありました。ゴムなので形は自在に変えられます。ガルパン戦車のワイヤーを再現するのにいいんじゃないか、と思って以前に買っておいたものです。


 カットして一本にして、ワイヤーフックを瞬間接着剤でくっつけました。パーツは以前に制作したプラッツ公式キットのT34/85の余りのF13を4個使いました。


 車体への取り付け手順を示します。まず上図のように、左側に位置を合わせてワイヤーフックを接着しておきます。


 ワイヤーフックが固着した後、ゴムを少しずつ瞬間接着剤で貼りつけながら、上図のように懸具に通して下まで垂らし、その状態で貼り付けて乾燥させます。


 次に右側の位置に同じようにワイヤーフックを接着し、ゴムを劇中車の流れに合わせて交差させます。


 そのまま、少しずつ貼り付けながら、懸具に通して下まで垂らし、その状態で貼り付けて乾燥させます。


 乾燥固着したら、今度は左に垂らしたゴムの方に長さを合わせてワイヤーフックを瞬間接着剤でくっつけ、上図のように車体後部の牽引フックに引っ掛けて接着します。


 続いて右に垂らしたゴムも、同じようにして交差させて取り付けます。全体がゴムなので、後で形状を微調整することも出来ます。
 輪ゴム自体のサイズは、劇中車のワイヤーよりもやや太いですが、ピッタリのサイズのものがありませんので、これで妥協しておくしかありません。ですが、100円で簡単に入手出来る転用素材であるので、他車輌への応用も可能だと思います。雰囲気的には、割と良い出来なので、個人的には満足です。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く25 その12 「ミッコと秋刀魚定食です!!」

2016年10月13日 | 大洗巡礼記

 ブロンズ付近でKさんと別れた後、どうするかと考えましたが、そのうちに日野屋石油店に用事があったのを思い出しました。前回の訪問時に日野屋石油店で継続高校チームデザインの手袋を購入したのですが、特典のミッコ缶バッジが間に合わず、引換券を頂いていたのでした。そこで、日野屋石油店へ向かって真っ直ぐに進みました。


 店先には相変わらずミッコが居ました。二日前に秋葉原のアニメイトで見かけたのと同じデザインでした。が、戸口の横に懸けられている「石川県継続高校大洗分校」の看板は初めて見ました。たぶん熱心なファンの寄贈品でしょうが、よくこういうのを作るなあ、と感心しました。もしかすると、同じ看板がマルハンひもの家と浅野丸にもあるんじゃないかな、と思いました。


 店内に進み、奥さんに引換券を渡して特典のミッコ缶バッジを受け取りました。缶バッジが人気あって良かったですね、と話しましたら、奥さんは「ウチもガルパンの缶バッジ楽しくて集めてるんですよ。でもファンの皆様にいただくものの方が多くなりまして」と嬉しそうに壁の缶バッジ陳列ボードを示して下さいました。


 このお店の名物ともいうべき、継続高校チーム戦車プラモデルの数も増えていました。同じファンの方が一つずつ作って寄贈しているようですが、アニメ本編に登場したのはBT-42だけで、あとは月刊戦車道などの公式設定記事に名前だけが載る車輌ばかりです。
 でも、こうして具体的に再現されてみますと、一種の臨場感がBT-42のそれから広がって浸透してゆくような感じで、全ての車輌が劇中に登場したかのような楽しい錯覚に襲われます。


 これはソ連製の軽戦車T-26です。第63回戦車道全国大会での第一回戦で青師団高校チームと対戦した際に1輌が参加しています。湖沼の間の隘路に布陣しての待ち伏せ戦法にて、隘路に待機していた部隊に含まれていたようですが、明確な公式記録はありません。
 続いての第二回戦では黒森峰女学園と対戦しましたが、これにもT-26は1輌が参加しています。が、慣れない砂漠ステージにてドイツ機甲師団の末裔たちのパンツァーカイルに押しまくられて全滅しました。


 これもソ連製のBT-7です。第63回戦車道全国大会での緒戦では、その機動力をいかして迂回奇襲や側面攻撃を展開しています。継続高校チームにおいては、劇場版に単騎で参戦したBT-42よりも、こちらのBT-7やBT-5が作戦上の重要戦力として活躍しています。第一回戦、第二回戦ともにBT-7、BT-5は2輌ずつが参加し、全10輌の4割を占める快速部隊として試合の流れに少なからぬ比率を占めていました。
 そうした継続高校チームの傾向からすると、劇場版での大洗支援になぜBT-42一輌のみで参加したのかな、という素朴な疑問すらわきあがってきます。他のチームがほとんど主力級の戦車を持ってきているのに、継続高校だけが二線級の車輌で済ませているのはどうしてだろう、と思ってしまうわけです。


 お約束のBT-42です。ガルパン劇場版のヒットのお蔭で、本国フィンランドでも評価の低いマイナー車輌が、一気に超有名になってしまいました。同時に、相当の誤解や曲解が浸透してしまったのも事実のようです。一般的には「パーシングをも簡単にやっつける戦車」というイメージが出来てしまったらしいのですが、実際にはそんな展開は有り得ません。


 日野屋石油店から引き返して海岸沿いのバイパスを歩き、街中に入って進むと、広い駐車場の向こうにカワマタの新店舗が見えました。が、空腹を感じたので、何か食べてからあそこへ行こう、と決めました。


 この頃は、お腹が空いたら和久で食事をするのがお決まりのパターンになっています。役場の横なので場所的に便利ですし、料理が美味しくて何度でも味わいたい気持ちがあるからです。申し出れば好みのメニューにアレンジもしてくれるので、裏メニューが幾つもある感じで楽しいです。


 なので、この日のおすすめメニューの一つ、「秋刀魚の刺身とフライ定食」というのを注文し、かつ秋刀魚の刺身を焼魚でお願いしたところ、快く応じていただきました。さすがに海野さんです。


 個人的には、秋刀魚は焼魚でいただくのが好きです。「これ、秋刀魚よ、恋しかったぞ・・・」と上方落語の「目黒の秋刀魚」の御殿様になりきった気分で美味しく食べました。


 こちらは秋刀魚のフライです。フライでいただくのは初めてじゃないかなあ、と思いつつ食べてみましたが、他の魚のフライとあまり違わないような味になっていました。衣と揚げ油の風味のほうが勝ってしまっているのです。これだから秋刀魚のフライは一般的にはあまり無いのかもしれないな、と感じました。秋刀魚を揚げるのであれば、竜田揚げのほうが本来の風味が保たれるのではないか、と思いました。


 そして、これ、つみれ入りのお吸い物です。これがもう大好きでこのお店に何度も行っているわけです。汁物の絶妙の美味しさという点では、大洗で和久にかなうお店は無いんじゃないか、と思います。汁物だけに終わらせずに、これを素材としてさらに多様な料理に展開させていただきたいところですね・・・。 (続く)

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プラウダ高校 I S-2 作ります!! その7

2016年10月12日 | ガルパン模型制作記

 ステップ8では、砲塔に砲身や各部品を組み付けます。ガルパン仕様への工作ポイントも幾つかあります。
 ステップ9では、砲塔を車体にセットし、車体前面に予備履帯を取り付けますが、予備履帯は塗装後に接着する予定です。


 該当範囲での工作ポイントを公式設定資料図にて確認しましょう。砲塔側面においては、内側の吊り下げフックの位置、ピストルポートの位置を修正します。また大半の手摺の位置も劇中車に合わせます。
 砲塔上のキューボラの覗き窓が、キットのパーツでは30度ずれていますので、これも手直しします。


 関連するパーツを切り出しました。122ミリ砲身の大きさが際立っています。


 キューボラのD13の覗き窓の位置の修正から始めました。これが一番手間がかかりそうだったからです。


 キットパーツの覗き窓は、0時、2時、4時、6時、8時、10時方向についています。劇中車は1時、3時、5時、7時、9時、11時の方向に向くので覗き窓のモールドと壁面とを交換するようなイメージで改造しました。1時、3時、5時、7時、9時、11時方向の壁面に薄く窓をヤスって削り込みました。
 上図はヤスって削り込む直前の、鉛筆でのマーキング状態です。元の覗き窓はやや長いので、それよりは短く設定して鉛筆で線を入れ、それに従って削りました。


 削りながら仮組みして出来具合をチェックし、形が出来上がったら車体に接着しました。続いて元の覗き窓に上図のように三角形のプラ板を差し込んで埋めました。


 プラ板で埋めた穴の接着剤が固まったところで、プラ板のはみ出し部分を丁寧にカットし、サンドペーパーで丁寧にヤスって仕上げました。これで覗き窓の移転修正が終わりました。


 内側の吊り下げフックの位置、ピストルポートの位置を修正して取り付けました。大半の手摺の位置も、劇中車の画像を見ながら一つ一つ合わせてゆきました。


 反対側の完成状態です。背面部のパーツ類も同時に取り付けましたが、その要領については次回にて述べます。


 122ミリ対戦車砲の砲身を取り付けました。大きく長いその姿は、存在感も抜群です。こんなのを軽々と扱って行進間射撃で平然と命中させるノンナの腕の凄さが改めて感じられます。劇場版における203高地からの退却戦にて、2輌のパーシングを道連れにしてノンナが戦列から落ちたのは、本当に痛かったですね・・・。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く25 その11 「大洗いろいろです!!」

2016年10月11日 | 大洗巡礼記

 大貫のバス停で降りて散策を開始しました。天気は完全に回復して、もう大丈夫だな、と思いました。榎澤輪業商会さんでレンタサイクルを借りようかとも考えたのですが、今回はTさんの初の大洗視察の案内がメインでしたし、那珂湊ほのぼの作戦もとりあえず終わったので、完全なフリー状態でした。とくに目的も無かったので、急いで回る必要はありませんでした。
 ゆっくり気ままに歩く、たまにはこういう大洗巡りも良いな、と思いました。


 タヤマ石油さんの横を通りました。以前はガルパンカレンダー、クリアファイルなどを配布して巡礼が並んでいたりしましたが、通常は車でやってくるガルパン常連の給油スポットになっているそうです。
 このスタンドのガルパンオリジナルグッズと言えば、やっぱり「アネオスカード」でしょうか。


 大貫商店街の北側の交差点の工事状況です。道路本体はあらかた出来上がっていて、両側の歩道の工事が進んでいました。かつては水浜電車の大貫停車場の踏切および軌道跡にあたり、上図右にはレストラン大野屋がありましたが、道路拡張にともない解体移転して、いまは駅の近くにて営業しています。


 かつての水浜電車の大貫停車場があった場所も、道路になりました。上図左にあった日の出屋商店つまり「お好み焼き道」も、店舗を縮小しやや位置を変え、今までの街路に面していたのを新しい道路に面して生まれ変わりました。


 かつては昭和の雰囲気を色濃く残して、店内には駄菓子とガルパングッズが溢れていた「お好み焼き道」でしたが、今では店舗もコンパクトになり、内部空間もスッキリして開放的になりました。以前の店舗の面影をとどめるものは、外壁のオレンジ系の塗装カラーぐらいでしょうか。


 髭釜商店街にあるパチンコ屋の「金馬車」です。昭和の地方のパチンコ屋、というか「遊戯場」という古風な表現があてはまりそうな雰囲気の建物です。そういえば、Tさんも注目していました。倉吉にも似たようなレトロ感をもつ建物がありますが、私自身は三朝温泉街にある「遊戯場」の方が印象に残っています。


 魚忠、常陸屋、福本楼の並びです。ガルパンの聖地スポットです。テレビシリーズでの聖グロリアーナ書学院チームとの親善試合で、あんこうチームがここに追い詰められましたが、カメさんチームの突然の乱入で窮地を脱して反撃に転じました。
 この場所が巡礼スポットとなったのも、わずかに三年余り前のことですが、それからのガルパンブームで色々な出来事を経ているため、遠い昔のことのように思えてしまいます。


 いつも立ち寄っているタグチさんです。ショーウインドーのプラモデル完成展示品を眺めていると、背後から声を掛けられました。

「あの、もしかして、星野さんですか?」
 えっ、ええ、と応じて振り返ると、どこかで見たことのある笑顔がありました。
「ああ良かった、人違いでなくて良かった」
「ええと、以前に会いましたね、確か、えーと・・・」
「ははは、お忘れですか。ホラ、僕ですよ、大阪のサンクスで一緒にガルパンピンバッジのお茶を一緒に箱買いしましたやんか」(その時の記事はこちら
「あっ、あの時の・・・!!」
 それでこちらも笑顔になり、自然に握手する流れになりました。先方が名刺を出してきましたので、こちらも応じて交換し、初めて相手の氏名を知りました。
「いやあ、奇遇ですねえ、Kさんは茨木から来られたんですか?」
「ああ、あん時は茨木に住んでましたけどね、いまは転勤で戸田におるんですよ」
「埼玉県の戸田ですか」
「そうです」
「じゃあ、近くなったんですね」
「ははは、いや近い、言うてもこれまであんまり行ってへんかったんですよ。今回でまだ三度目ですわ。星野さんはもう25回ぐらいですかね」
「よく御存知ですね」
「いや実はね、あん時ピンバッジ全部ゲットして、それの関連情報をネットで検索したんですわ。そしたらすぐに星野さんのブログを見つけてね、あん時の箱買いの事がそのまんま書いてあるんで、ああこの人やな間違いないなってんで、それからずーっと読んでおったんです」
「恐れ入ります」
「ははは、大したもんですよ。いやもう、ガルパンの情報が毎日載るから読むの習慣になっちゃってますわ。僕もおかげで戦車プラモ初めてね、まだ10輌しか作ってませんけど面白い。ハマっとります」
「それは何よりです。いま何か作ってるんですか」
「エレファントですわ。黒森峰の」
「ああ」
「そいで大洗に来たんで、せっかくやから塗料セットのアレ買おうか、ってこっちに来たんです。星野さんに出会うとは思わなかった。いやあ、もうラッキーです」

 それで一緒に店内に進み、Kさんが目的の塗料セットの有無を聞きましたが、店主田口さんが「あれは売り切れて無くなったったんですよ」と申し訳なさそうに応じてきました。

「ああ、ここも売り切れか。東京でも手に入らんのに。ちょっと困ったな・・・」
「首都圏は需要が多いから何でもすぐ無くなりますな」
「そやね。大阪のほうがまだ在庫あるで、って感じですもんね」
「いや、最近はそうでもないですよ。劇場版がヒットしてロングランやったせいか、ファンが一気に増えてプラモも塗料も余計に品薄になるという・・・」
「でしょうな。仕方ない。このまま帰って通販をあたるしかないかな」
「Kさんは今日帰られるんですか?」
「ええ、昨日から来て一泊してましたんでね、あとはブロンズさんへまだ行ってへんので、そこで軽く食べて帰ろうかと。星野さん、どうです、一緒に行きませんか」
「いいですよ。でもブロンズさんはここのところ行列で激混みらしいんですよ」
「うん、そうらしいですな。ま、ダメもとでいっぺん行ってみますか」

 というわけで、そちらの方角へ並んで歩きだしました。お互いの近況などを話し、盛り上がりながら鳥孝に立ち寄りましたが、お昼の休憩どきであったためか、稲石さんたちは不在でした。


 途中で江口又進堂、黒澤米穀、坂本文具の諸店をのぞいてお店の方と話したりしました。かつてスルガヤがあった場所の一部が拡張された道路および歩道になっていて、スルガヤの新店舗も規模を縮小して建て直すようでした。この範囲の道路整備事業はこの状態で完了するようでした。


 ブロンズは、案の定、上図のような行列状態でした。参ったなあ、帰りの列車の時間に間に合わへんわなあ、とボヤくKさんでした。

「もしかして、帰りの切符とかもう買っとられるんですか」
「そうなんですよ。水戸を14時半に出る特急のね。夕方ちょっとアキバに寄ろうかと思って」
「例の塗料セットも探すわけですか」
「いやあ、それもあるんですが、プラモも買おうかと。星野さんはもう大体のプラモは買い置きしたんと違いますか」
「ええ、クルセイダー以外はね」
「あっ、クルセイダー。それ、やっぱり手に入らんですか」
「そうですね。再販を待つしかないかな、って感じ」
「えっ、再販が有り得るんですか?」
「そういう噂があるようです。また聞きなんで、情報としては未確認ですが」
「うーん、そうすると聖グロは劇場版よりもテレビ版のチームで作るしかないわけか・・・。星野さんも確かマチルダだけでしたよね」
「はい。まだテレビ版しか作ってないので」
「今は何を?」
「テレビ版のIS-2です」
「おお、プラウダの白い奴ですな。ええですなあ、僕も今度作りたい。あれ、難しいですかね」
「うーん、改造とかは多いですが、細かい修正がほとんどなのでそんなに難しいとは思わないですね」
「公式キットですよね?あれ、タミヤの方がええぞ、ってネットでは書いてあるんけど」
「どうでしょうかね。ガルパン仕様にするんやったら、タミヤもプラッツも改造の手間は大して変わらんのですよ。むしろ防盾の改造が必要な分、タミヤの方が手間がかかるかも。デカールも入ってませんし。でも、プラッツの方もワイヤーのパーツが入ってないんで、そっちも手間がかかります。まあ、どっちもどっちですよ」
「そうなんやったら、デカールが入ってる分、公式キットの方が有利になりますやんか」
「そういうことになりますんで、公式キットの方で作ってます」
「そんなら、僕も星野さんと同じにして公式キット買おう。アキバで見つけたら買いますよ」
「実は、私もこっちへ来る前にアキバへ寄ったんですよ。ボークスの売場にIS-2もありましたよ」
「そりゃ有難い。・・・あっ、もう時間もあんまり無いんで、残念ですが、これで帰りますわ」
「お気をつけて」

 かくして、ブロンズに入るのは諦め、握手を交わして別れました。次第に離れつつも、再度手を振り合って挨拶しました。僅かに二時間の同道でしたが、とても充実したひとときでした。二年前に大阪高槻で一度だけ出会ったガルパンファン同士が、今度は大洗で鉢合わせするのですから、人の縁というのは何がどうなるか分からないものですね。
 その後、Kさんとはメールでの交流が続いています。ガルパン戦車プラモデルの製作を楽しんでいる者同士ですから、時には電話で情報交換したりして、時には盛り上がって長電話になることも珍しくありません。 (続く)
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プラウダ高校 I S-2 作ります!! その6

2016年10月10日 | ガルパン模型制作記

 ステップ6では主砲の防盾を、ステップ7では砲塔の組み立てを行ないます。
 ステップ6においては、C6をC4に変更し、裏側の段差に合わせてカットしてパーツの形状を合わせます。またD15をD14に変更して取り付けます。
 ステップ7では、砲塔表面の鋳造肌の凸凹や溶接痕などをある程度削り取って平滑面に近づけるほか、A15の向きを劇中車に合わせて変えます。砲塔天板上の二つのペリスコープB11のうち、左側のみが劇中車ではやや前に位置するので、それに合わせて修正します。


 公式設定資料図にて、前述の諸点を確認しました。あとC4の左側に小さな穴を追加します。


 ステップ6で組み立てるパーツ群です。D15はD14に変更してあります。


 防盾のパーツC6はC4に変更し、C4の裏側の段差に合わせてカットしておきました。


 さらにC4の左側に小さな穴をピンバイスで追加しました。


 ステップ6の組み立てが終わりました。


 ステップ7で組み立てる砲塔のパーツC1とC2です。これらを貼り合わせておきます。


 作業前の状態です。


 ここでの改造および修正箇所は上図の通りです。砲塔天板上の左側のペリスコープの位置を修正するほかは、ひたすら表面処理を施すことになります。鋳造肌の凸凹や溶接痕、不要モールド等を削り取ります。


 ヤスリで大まかに削り、サンドペーパーでヤスり、スポンジヤスリで磨くといった具合で表面を均しました。完全にツルツルにするのではなく、凹凸面が目立たなくなる程度にとどめました。


 砲塔天板上の左側のペリスコープB11の位置を、やや前に修正しました。A15の向きを劇中車に合わせて、四方の開口部が前後左右に向くように変えました。


 ステップ7の工程が終わった後、追加工作として上部車体の内側に上図のようにプラ板を貼りました。そのままだと、上下の車体を合わせた時にフェンダー内側に大きな吹き抜けが生じるからです。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く25 その10 「ほのぼの作戦完了です!!」

2016年10月09日 | 大洗巡礼記

 「はるのや」の次に「伊勢増」へ立ち寄り、おやつ用の煎餅と飲み物を買いました。ガルパングッズのシフォンケーキは取り扱いを止めたらしく、陳列棚に見当たりませんでした。今回も宇津木優季のカードをゲットしました。


 入口の脇に何かのコーナーが設けられているので、ガルパン関連かな、と思って近づいていくと、違いました。ご当地キャラクター「みなとちゃん」の紹介コーナーでした。


 本名が「イモリーヌ・キラリン・みなとっと」というのが凄いです。地元の高校生が授業中に考案したというのが凄いです。それをご当地キャラクターにしてしまう那珂湊は、もっと凄いです。
 口癖が「こまったなー」って、何に困ってるんでしょうか・・・。


 続いて春日ホテルに立ち寄って、土産物を買いました。澤梓のカードをゲットしました。ほのぼの作戦の四種のカードのなかで、この澤梓が入手が難しい、と言われていますが、そんなことはありません。春日ホテルにて缶バッジを買うか、ホテル内のレストランで食事すれば貰えます。


 街中をゆっくりと移動しつつ、新旧の建物が織り成す独特の景観を見ました。上図の道を直進すれば、海門橋を渡って大洗に行けます。


 最後に「鳥惣」に行きました。やっぱりここのバーガーは外せません。種類が多いので、訪問の度に順番に味わって楽しんでいますが、まだ全ての種類を食べていません。


 今回は、焼肉バーガー500円を買いました。これがこの日の昼食となりました。


 店内にも商品見本パネルが並びます。もともとこのお店の人気商品であるので、ガルパンほのぼの作戦の対象商品にしても違和感がありません。特典カードの佐々木あけびもゲットしました。
 那珂湊でのほのぼの作戦行程はこれで完了とし、那珂湊駅に戻ってレンタサイクルを返却、揃った四枚のカードを窓口に提出して完了印と特典缶バッジをいただきました。


 那珂湊駅から茨城交通の水戸行きバスで大洗に移動し、祝町で降りてマルキン製菓の「好梅亭」に立ち寄りました。会社の同僚に配る煎餅を大量に買い、宅配便での発送手続きもやりました。


 近くのバス停「祝町」で大洗町内循環バスの「海遊号」に乗りました。午後は大洗エリアの散策にあてる予定でした。


 移動中のバス車内から、大洗ホテルの看板が見えました。 (続く)

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ガルパン戦車の校章マークの位置

2016年10月08日 | ガールズ&パンツァー
 先週のモケジョの皆さんとの座談会形式の会合で、佐藤ミカさんにこんな質問をされました。
「ガルパン戦車のマークの位置って、ここにつける、ここにつけないといけない、っていうような決まりとかあるんですか?」
 一瞬、返答に窮しました。戦車の識別マーク等の位置に関するルールがある、という点はこれまでに考えたことが無かったからです。そんな決まりがあるのかな、と思ったぐらいです。

 史実の戦車でもそうですが、要は敵味方の識別がつけやすいかどうか、味方内で所属部隊等の判別が出来るかどうか、でマークの位置が決められているのだろう、と漠然と考えていただけでした。
 ガルパン戦車のマークも、同じようなものだろうと単純に受け止めていたのですが、プラモデルを色々作っているうちに、実在の識別マークとはサイズも位置も異なっているケースが多いことが分かってきていました。
 そこで、この機会に簡単にまとめてみました。


 ガルパンに登場する戦車のマークは、基本的には所属する戦車道チームの校章であります。大洗女子学園チームの車輌は全てチームのデザインマークもつけていますが、これは例外と見るべきでしょう。あとは一部の車輌に番号が付されているぐらいです。
 上図の聖グロリアーナ女学院チームの戦車は、チャーチルもマチルダもテレビ版では校章と車番を付けていました。校章は車体または砲塔につけられて四方に一枚ずつ四枚がつけられています。マークの数の上では、このチームが一番多いです。


 四方に一枚ずつ四枚のマークをつけるのは、継続高校チームの車輌も同様です。劇中ではBT-42しか登場していませんが、月刊戦車道等の公式設定によれば、他にもⅢ号突撃砲やⅣ号戦車などを保有していることになっています。おそらく、それらの車輌も車体または砲塔の四面にマークを付けているのでしょう。


 サンダース大付属高校チームのシャーマン群は、三種類の車輌から成りますが、いずれも校章マークを車体前面、車体左右側面または砲塔左右側面に貼っています。つまり後面をのぞく三方に一枚ずつ三枚、です。背面部にはマークを貼れるような余地が無いからかもしれませんが、このチームの戦車は背面に校章マークがついていません。


 知波単学園チームの戦車部隊は、三種の車輌で構成されますが、福田の専用車である九五式軽戦車が車体後部に一枚を付けるのを例外として、全て砲塔左右側面に一枚ずつ二枚の校章マークを貼っています。全体的には左右二枚、が原則のようです。
 ちなみに、実際の日本陸軍戦車兵に聞いた話では、識別マークなんて無かった車輌もあった、太平洋戦線ではあの迷彩自体が識別の目安になっていた、ということです。


 黒森峰女学園チームの所属車は、背面部に一枚をつけるⅢ号戦車J型を例外として、すべて車体もしくは砲塔の左右側面に一枚ずつ二枚の校章マークを貼っています。全体的には左右二枚、が原則のようです。
 しかし、サイズ的には大きいので、遠くからでも目立って識別が容易です。まるで、黒森峰ここに有り、と誇示しているかのようです。


 プラウダ高校チームの戦車群は、四種類ともすべて砲塔の左右側面に一枚ずつ二枚の校章マークを貼っています。各チームの中では最もシンプルかつ明快ですが、どういうわけか左右非対称の位置に貼られていることが多いです。
 なお、IS-2だけが車番を車体にもつけていますが、015の番号の意味するところはよく分かりません。


 アンツィオ高校チームの車輌は、P40およびCV33が車体左右側面に一枚ずつ二枚の校章を配しますが、M41のみは戦闘室天板ハッチと背面に一枚ずつつけています。M41の側面にはジェリカンがセットされているためにこのような変則的な配置になったのでしょう。


 こうしてみると、他校チームはいずれも一定のルールがあるようで、校章マークの貼り位置もだいたい決まっているという感じです。

 しかし、大洗女子学園チームは、車輌が各国車の寄せ集めであるためか、校章の貼り位置に一貫性があまり見られません。むしろ各チームのデザインマークの方がメインになっている感があって、そちらの方が車体もしくは砲塔の左右側面に必ず貼られています。校章マークの方は、各チームのマークに次ぐ識別標としてとりあえず見やすい位置に貼ってある、という雰囲気です。

 そこで、各チームのデザインマークの貼り位置に改めて着目してみると、例えばウサギさんチームのM3中戦車リーは、同じアメリカ車輌のサンダースのシャーマン群と同じように、後面をのぞく三方に一枚ずつ三枚つけています。三枚のマークをつけているのは、大洗チームではウサギさんチームだけです。
 アヒルさんチームの八九式中戦車甲型、アリクイさんチームの三式中戦車チヌはともに日本車輌ですので、同じ知波単チームの車輌と比べると、同じように左右側面に一枚ずつ二枚、という点で共通しています。これはドイツ車輛のⅣ号戦車やⅢ号突撃砲、ヘッツアーやポルシェティーガーも同じです。

 以上の諸点から、ガルパン戦車のマークの位置は、チーム毎または生産国毎のパターンに大別されるとみて良いかと思います。イギリス系なら四方四枚、アメリカ系なら三方三枚、あとは大体左右二枚、といった分類に落ち着くでしょう。
 意外にも、定まったルールというか、慣習的な決まりのようなものがガルパン戦車のマークにも一応はあるのだな、というのが今回の正直な感想でした。後で、モケジョの皆さんの意見を聞いてみたところ、「じゃあ、ガルパンの二次創作みたいな感じで別の戦車出そうと思った時に、とりあえずはそうやってマークを付けたらええわけですねー」という応答でした。
 それを聞いて、ああなるほど、そういう捉え方もあるか、と思った次第です。
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く25 その9 「西住まほと島田愛里寿です!!」

2016年10月07日 | 大洗巡礼記

 ガルパンギャラリーの次にまいわい市場で土産物などを見ていたら、突然に大雨が降り出しました。横風も強くて、傘があってもびしょ濡れになりそうなので、シーサイドホテルに連絡して送迎車で迎えに来てもらい、そのままシーサイドホテルに戻りました。

 部屋はガルパンプラン用の一室で、壁には上図の西住まほのポスターが懸けられてありました。私が一番好きな対戦校チームキャラクターであり、そのパネルが置かれる「さかなや隠居」を定宿にしているぐらいなので、これには嬉しくなりました。これ、何かのポスターのようですが、どこかで売っているんでしょうか・・・。


 今回のガルパンプランの宿泊特典です。俗に言うアニメグッズの四種の神器のうちの三種までが揃っています。缶バッジ、ポストカード、キャラクター名刺、です。あとクリアファイルがあれば完璧でしたが、シーサイドホテルの特典では、さらに嬉しいブックカバー、聖グロリアーナ女学院ノーブルシスターズをなぞった紅茶ティーパックセットが加わっています。
 大洗の各宿泊施設のガルパンプラン宿泊特典としては一番豪華な品ぞろえであり、これだけで3000円ぐらいはかかっているだろう、と噂されているようです。これが欲しくてシーサイドホテルに泊まるファンが後を絶たないそうです。


 夕食は、民家建築のリノベーションに関心があるというTさんのために、古民家を再利用した居酒屋の「しゅんさい」でとることにし、歩いて行きました。
 大洗には古い民家建築が幾つかありますが、大部分は空き家のまま放置されて朽ちるに任せてあり、「しゅんさい」のようなリフォーム例はごく稀です。オープン以前の状態を知っているだけに、ここまで再生して店舗に使えるのだな、と驚いた記憶がありますが、それだけにTさんに見てもらいたくて、案内した次第です。

 Tさんは、この春に倉吉に移住して民泊事業を始めるべく準備中で、古い町並み地区の近くにある民家を購入して住居兼民泊施設として秋にオープンさせる予定だそうです。それで民家内を色々とリフォームまたはリノベーション中であり、ほとんど自分で工事を進めておられます。
 それで、各地の古民家再生の例を参考に見て回っているので、ここ大洗では「しゅんさい」が適例だろうと思ったのでした。


 店内に置かれていた、島田愛里寿のパネルです。したがって店舗オリジナル特典のガルパングッズもありますが、缶バッジよりもカード類の方が人気であるようで、今回も島田愛里寿のポストカードを食事特典としていただきました。


 食後は散歩して途中でファミリーマートに寄ったりしながら宿のシーサイドホテルに帰りました。Tさんは夕食時の酒では飲み足りなかったのか、缶ビールなどを買っていました。かなりお酒が好きな方のようですので、酒が飲めない私としては、合わせることも出来なくて申し訳ない次第でした。

 夜遅くまで部屋で色々と語ったりしていましたが、興味深かったのは、Tさんが金銭出納表をスマホのアプリみたいな機能で記録していたことでした。レシートをスマホで撮影スキャンして読み取り、データ化して金額を計算する、というものですが、私はそれを初めて見ました。しかもTさんは「一万円足りない」とボヤいていました。
 それで私も不安になって、自身の支出リストをメモして計算したところ、なんと一万七千円もの不足金があることが判明しました。前日に秋葉原で色々買ったり、水戸で食事して泊まったりしていますが、大洗へ来てからは食事ぐらいしかお金を使っていないので、一万七千円もどこで何に使ったんだろう、としばらく考え込み、浴場でもずっと記憶をまさぐっていましたが、ついに思い出せませんでした。

 大洗では、知らず知らずのうちに何かを買ったり食べたりして、予定よりも支出額が増えることが珍しくないのですが、さすがに一万七千円もの支出超過には参りました。
 しかし、その支出理由が二日後に思いがけない形で判明しました。なんだ、というような理由でした。


 翌朝、部屋の窓から眺めた鹿島灘の海原です。天気は曇り、海は満潮で波もやや高いようでした。天気予報では次第に晴れるそうなので、その後の行動予定にも影響は無さそうだ、と考えました。

 Tさんは、この日の朝から東京に移動して、かつて住んでいた街などを再訪し、かつ大学時代の友人たちと会う約束もあるとかで、朝食を済ませてすぐに、送迎車で大洗駅へ出発していきました。私はホテルの玄関口で見送りました。
 Tさんとの大洗での同道は、これで終了しました。今回の視察の成果を、Tさんが倉吉での活動においてどのように生かされるのか、倉吉市観光交流課との意見交換会でどのように報告されるのだろうか、と楽しみになりました。


 Tさんを見送った後、私も支度をして、戻ってきた送迎車で出発、隣のひたちなか市の那珂湊駅まで送っていただきました。この日は久しぶりに那珂湊エリアも回ってみたかったのです。
 折しもガルパンのイベント「那珂湊ほのぼの作戦2.5」がまだ継続中であったので、それを楽しむことにしました。駅にてレンタサイクルを借りて、晴れて広がり始めた青空の下で街中へと繰り出しました。


 最初に訪れたのは、いつも行っている「はるのや」でしたが、見慣れた場所に建物が見当たらないので驚きました。やや内側に新しい建物が出来ており、最近に建物を建て替えて位置も変えた、とのことでした。


 なので、昔ながらの景色は、上図の看板だけになっていました。これが無いと、本当にお店の位置が分かりにくいです。以前のように、道路に面して建物が建っていませんので・・・。 (続く)
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ガールズ&パンツァー リボンの武者 第5巻

2016年10月06日 | ガールズ&パンツァー

 現在連載中のガルパンスピンオフ、「ガールズ&パンツァー リボンの武者」のコミック単行本第五巻が去る9月23日に発売されました。カドカワのMFコミックスのフラッパーシリーズの一冊です。アマゾンでの情報はこちら


 いつのまにか五巻目に達しています。それだけ内容が面白いわけです。ガルパン本編のキャラクター達も大勢登場しますし、本編では全国大会のトーナメント表に名前が記載されたのみに終わった戦車道チームが次々に登場してドラマチックに活躍しています。ガルパンの世界観を横にドンドン広げていくようなスタンスで物語が進行しており、今後の展開が注目されます。

 ここで、これまでに物語中に登場したチームを挙げると、オリジナルは楯無、竪琴の2チームのみで、あとはアニメ本編に登場したチームです。チーム自体が登場したのは、聖グロリアーナ、サンダース大学付属、アンツィオ、プラウダ、黒森峰、そして大洗の6チームです。さらに、名前のみであった全国大会出場校のうちのBC自由、ポンプルの2チームが加わっています。
 したがって、全国大会出場校の全16チームのうちの半数が登場しているわけです。残りの8チームも出てくるのなら、大変に楽しみですね。
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く25 その8 「ガルパン戦車プラモの数々です!!」

2016年10月05日 | 大洗巡礼記

 ガルパンギャラリー内のガルパン戦車プラモデル展示も、一新されていました。前述のBT-42もそうでしたが、全てがガルパン制作関係者および声優さんたちの作品に入れ替えてありました。展示ケースの一番右にある、未完成状態のM4シャーマンはバンダイのプロデューサーおよび大洗大使である杉山潔さんの作品です。車体の形状や履帯パーツを見ますと、ドラゴンのM4A3のキットのように見えました。


 河西忍役の桐村まりさんの作品、八九式中戦車甲型です。ファインモールドの公式の旧キットを使っているので、以前に模型誌のインタビュー記事の関係で作ったものかもしれません。未塗装のままですが、キットのパーツの成型色がほぼ同じであるため、塗らなくてもそれらしい感じに仕上がります。
 私も以前に作りましたが、公式キットの中では組み立て易い方だったと記憶しています。


 佐々木あけび役の中村桜さんの作品、M41型セモヴェンテです。タミヤのMMシリーズの新キットの方を使っているようです。


 いちおうアンツィオ高校チームの所属車を再現しているようですが、ほぼストレート組みのようで、ガルパン仕様への工作はなされていないようです。劇中車には無い機銃架がつけられています。


 中村桜さんの作品は、ほかにも九五式軽戦車、B1bisがありました。さすがにモデラーさんだけあって、仕上げが綺麗ですし、渋いのばかり作っていますね・・・。おそらくこれらも模型誌のインタビュー記事の関係で作ったものかもしれません。


 右が西住みほ役の渕上舞さんの作品、Ⅳ号戦車D型です。左は秋山優花里役の中上育実さんの、Ⅳ号戦車D型ですが、モケジョ顔負けのファンシー仕様でした。似たような傾向の作品を、最近はイベントや展示会で見かけることが多くなりました。


 中上育実さんは金色の38(t)戦車も作っています。派手で目立つ戦車が好みのようです。私の知り合いのモケジョさんたちも色々とデコレーションとかを施して派手に作っていますから、女性一般の傾向の一つでもあるのでしょう。
 左は近藤妙子およびアンチョビ役の吉岡麻耶さんの作品、八九式中戦車甲型です。練習試合時の外観を再現していますが、付属のアヒルさんチームのフィギュアはパンツァージャケット姿でした。


 展示ケースの上に掲げてある、日本戦車道連盟高等学校加盟校一覧のパネルです。テレビシリーズで登場した加盟校に、月刊戦車道等の記事によって追加された加盟校が加わって20校になっています。


 鳥取県倉吉市在住のTさんは、もちろん上図の「コアラの森学園」に注目していたようです。コーナーの書棚にあった月刊戦車道の該当記事もしっかり読んでいました。

 この「コアラの森学園」は、テレビシリーズ第5話にワンカットだけ登場した全国大会トーナメント表に校名が出ていますが、それ以上の描写は無く、月刊戦車道等の記事でも学園艦の母港が鳥取港とあるだけです。
 ただ、校名からオーストラリア軍テイストのチームであることが容易に察せられ、月刊戦車道等の記事では所属車としてマチルダⅡ、M3スチュアート、M3中戦車(リー、グラント)、センチネル巡航戦車等が挙げられます。大半が第二次大戦中の太平洋戦線オーストラリア軍の陣容と同じです。
 ですが、唯一のオーストラリア軍開発車輌であるセンチネルがいまだにキット化されていないため、このチームのプラモデルでの再現は、どうしても精彩に欠けざるを得ません。オーストラリア軍の戦車は車体カラーや塗装パターンも地味なので、「コアラの森学園」チームのイメージは、私の中ではどうもインパクトが乏しいです。


 面白かったのが、上図の劇場版にも登場した念書の各認印です。実際に水戸市の「桜堂印房」さんが印鑑を作成しており、その実物はギャラリー内にてセットされ、スタンプして楽しめるようになっています。私も五種類すべてを持参の大洗ガルパンスタンプ帳に押しておきました。 (続く)

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最近のガルパン戦車関連の新発売予定製品

2016年10月04日 | ガールズ&パンツァー
 去る9月23日から25日にかけて開催された「第56回 全日本模型ホビーショー」では、ガルパン戦車関連の新発売予定製品も幾つか展示されました。


 プラッツからは黒森峰女学園の70(V)ラングが1/35スケールにて、ティーガーⅡが1/72スケールにて発表されました。ラングは新規登場ですが、ティーガーⅡは旧公式キットのリニューアルがまだなされないまま、1/72スケールのみを出してきたという感じです。

 私自身は、もちろんラングを買います。元キットはドラゴンの製品のようですが、問題は後部排気管の偏向ノズルのパーツ、転輪のハブキャップの相違点、の両方ががフォローされるかどうか、です。以前にタミヤの新キットで作った際に、車体前部の形状を大幅に修正する必要がありましたが、今度の新公式キットではそのあたりがどうなるのか、も気になります。
 ラングの発売予定日は2016年10月21日です。アマゾンでの案内情報はこちら


 ピットロードからは、カメさんチーム38t戦車B/C型エンディングVer.が親善試合時、全国大会時の二種類にて登場しました。最初のアナウンスが去年でしたので随分待たされましたが、ようやく今年の年末に発売されることになったようです。
 上図は、親善試合時の仕様です。アマゾンでの案内情報はこちら


 こちらは全国大会時の仕様です。私自身はこちらを予約購入しましたが、欲を言えば、カメさんチームの三人がパンツァージャケット姿であってほしかったです。
 この三人のフィギュアは、もちろん1/35スケールの車輌にも違和感なく乗せられますので、既に完成させて手元にある38(t)戦車およびヘッツアーに搭乗させて楽しむことも出来ます。問題は、小山柚子をどう乗せるかでしょうね。操縦室クラッペから身を突き出す、という乗せ方は1/35スケールの車輌においては無理ですから・・・。
 アマゾンでの案内情報はこちら


 個人的に嬉しかったのが、GSIクレオスのミスターカラーのガルパンカラー新製品群でした。現時点では大洗チームと黒森峰チームの分しか出ておらず、それ以外のチームのカラーについては各自の判断で塗料を選択せざるを得ない状況がずっと続いていました。作例によっては微妙にカラーが異なり、どの色が劇中車にピタリなのか把握しづらかっただけに、今回の発表内容には大いに元気づけられました。

 特に、聖グロリアーナチームのカーキグリーン、プラウダチームのダークグリーンが確定しているのがなにげに重要です。従来、聖グロリアーナチームのチャーチルの色はロシアングリーンだとする説もあり、それにしてはプラウダチームのロシアングリーンとは明らかに異なっていて、塗料の選択や調色に悩むことになりがちでした。それが一挙に解決するわけです。
 ですが、発売予定時期は未定であるようです。

 さらに、センチュリオンも1/72と1/35の双方のスケールにて新規に開発されることが発表されています。
 私自身は、大学選抜チームの各車輌は対象外にしており、それよりはもっと違った方向で色々作ってみたいので、とりあえずは現在入手が困難になっているイタレリのクルセイダーの再販を切に希望する次第です。
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く25 その7 「梅原屋とBT-42です!!」

2016年10月03日 | 大洗巡礼記

 梅原屋に立ち寄りました。ガルパン公式衣料品の多くはこのお店で販売されており、そもそもはこの梅原屋が最初のガルパンファッショングッズを販売したと記憶しています。現時点では種類も豊富となり、さらに新製品試案が幾つか模索されていると聞きました。
 ここでもガルパン衣料を購入し、店主の梅原さんたちと色々と話をして盛り上がりました。そのなかで、梅原屋のガルパン公式衣料品のデザインを手がけられている方が、私のブログの読者でもあると知らされました。これには驚いてしまいました。

「そのような凄い方が、私のブログを読んで下さってるわけですか・・・」
「そうよ、もうここいらの人はみんな星野さんのブログ読んでるんだよ。時々それが話題になったりしてるもの」
「えっ、それはまた、恐れ入ります・・・」
「でね、星野さん最近は来なくなった、って噂があってね、星野さんもついに来てくれなくなっちゃったのかな、そんならさみしいねえ、って話もあったのよ」
「はあ・・・」
「さっき話した、そのガルパンファンのデザイナーさんの方も、同じこと言ってたんだよ・・・。ちょっと待って、その人に電話かけてみるから」

 梅原さんはその場で先方と連絡を取り、そのスマホを私に差し出してくるので、そのまま相手と初めて電話で話す成り行きとなりました。なんでも、私が大洗行きを止めたとか何とかと思っていたそうで、それはないです、現にこうして久し振りにやってきています、等と挨拶しました。
 その方、Nさんとは、梅原さんの勧めによって、翌日の夜に直接会うことになります。


 梅原さんが、ノリノリでTさん(左)と私の来店記念写真を撮って下さいました。今回の巡礼において唯一のツーショットとなりましたので、梅原さんに感謝、です。

 考えてみると、大洗に倉吉「倉野川市民」の住民票を得ている「ちくわ軍兵士」が二人もやって来るというのも珍しいかな、と思います。芽兎めうを総指揮官として全国に数万人、数個師団が潜在していると噂される「ちくわ軍」のメンバーが梅原屋で初の記念写真を撮った、というのは、要するに梅原屋が大洗で唯一の「ちくわ軍」前線基地になったことを意味するのでしょう・・・・、というわけではありませんが。

 ちなみに、この時私が来ていたアヒルさんマークのポロシャツは、以前にこのお店で購入したものです。他のチームマークのポロシャツはあるのですか、と訊ねたところ、梅原さんは「それがねえ、刺繍が出来るようなマークって限られてるのよ・・・」と理由を一通り説明して下さいました。


 とにかくノリノリな梅原さんは、今度はご自身もしっかりセンターで写真におさまりました。これまた貴重な記念写真ですので、ふたたび梅原さんに感謝、です。
 この写真はガラケーで撮影したものですが、梅原さんはその画像データの転送方法が分からず、結果的にはNさんが代行で私のところに送って下さいました。この場を借りて、Nさんに改めて御礼申し上げます。


 続いて日野屋商店に行きました。名物女将の田山さんは海外旅行中だとかで御不在でしたので、御主人に挨拶してガルパンコーナーに入れていただきました。
 展示品のなかで、Tさんが特に関心を示して熱心に見ていたのが、上図のカチューシャを再現したドールでした。再現、と言っても実際のカチューシャよりは背が高くなっています。

 Tさんはドールも手がけられていたそうなので、その種の知識にも詳しいです。しばらく見ていて、「ドルフィー」じゃないですかね、と言いました。しかし私にとっては初めて聞く名詞だったので、ドルフィーって何ですか、と聞き返しました。Tさんは「ボークスの販売しているドールの一種ですよ」と教えてくれました。そのブログでは、「たぶんボークスのSD(スーパードルフィー)だと思います」と述べられています。

 しかもなんと、価格が素体だけで8万円ぐらいするそうです。衣装も含めたら10万は超えることが珍しくないそうです。しかもこの展示品はガルパンの衣装なので完全なオリジナルかもしれません。そんな高価なものをよく寄贈するもんだな、とTさんは話していましたが、私は半ば茫然としていました。
 前日に秋葉原のボークスで色んなドール類を見学しましたが、このスーパードルフィーはもう販売されていない希少品に属するそうなので、プレミアも付加されて価格はさらに跳ね上がるらしいです。
 そんな金額だったら、ガルパン戦車プラモデルが簡単に大隊規模で揃えられるじゃないですか・・・。


 リゾートアウトレットのガルパンギャラリーに行きました。予定ではここまでを案内コースとし、後はフリータイムにしてTさんに自在に街中を散策していただこう、という感じだったのですが、既に大半のスポットを見ており、時間的にもかなり過ぎていたので、その後もずっと行動を共にしました。


 展示の色紙類もかなり増えていました。イベントの度に声優やスタッフ関係者らの来訪があって色紙が追加されるのですから、増えない方がおかしいです。


 個人的には中上育実さんの色紙が印象的でした。御本人がなんとなく秋山優花里に通じるホンワカしたキャラクターであるように思うので、自筆イラストにもよくそれが出てるな、と感じました。


 おお、ガルパンプラモデル展示コーナーに継続高校チームのBT-42が加わっているではありませんか。


 二つとも、劇場版で継続高校チーム関連を監修された斎木伸生さんの作品です。左側の一つは、そのまま組み立てたモデルのようです。


 そして右側のもう一つは、車内の様子も再現してあるモデルです。劇場版の監修用に作られたもののようですが、これの存在は今回初めて知りまして、とにかく驚きました。感動しました。


 内部の状態はこのように精密に忠実に作られています。実は私自身も同じように内装も再現する方向で制作しております。それに関して、幾つかの詳細情報をフィンランドのパロラ軍事博物館へ問い合わせていて、その返事待ち、という状態で待機中でありました。
 ところが、一ヶ月余りが経ってもパロラ軍事博物館からの返事が来ないので、しびれを切らしてBT-42の制作を中断し、同時並行で進めていたサンダースチームの3車種を完成させ、更に次の制作に取り掛かった頃でした。


 ここで先行作例を見ることが出来たのは最高の収穫でした。無線機が省略されているものの、あとは公式設定資料図そのままに立体造形されていて、とても参考になりました。制作イメージも鮮やかに脳裏に刻むことが出来ました。
 あとは、パロラ軍事博物館からの返事を待つのみですが、いつになるのでしょうか・・・。 (続く)
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プラウダ高校 I S-2 作ります!! その5

2016年10月02日 | ガルパン模型制作記

 ステップ5では、上部車体パーツの後部エンジンフードの範囲や背面部などを組み立てます。ガルパン仕様への改造および修正が幾つかあります。


 まずは、上掲の公式設定資料図にて赤枠で示した後部エンジンフードの範囲から取り掛かりました。


 作業前の同範囲の状態です。リベットや、細かいパーツをセットするためのダボ穴が並びますが、劇中車では幾つかが省略されています。


 公式設定資料図にみる劇中車の状態にしたがえば、赤円のリベットはカット、黄円のダボ穴は埋める必要があります。また二ヶ所の白円ではパーツB20をセットしますが、リング部分をカットして突起だけの状態に直します。


 作業後の状態です。二ヶ所のみ取り付けたパーツB20のリング部分は、いったんカットして横に寝かせました。


 続いて背面部の組み立てに移りました。背面パネルのA1とトラベリングクランプのA3においてガルパン仕様への工作を施します。


 作業前の背面パネルA1です。下端のヒンジ部の軸も再現されていますが、曲がっているので、片側で一度カットして長さを微調整して真っ直ぐに直す必要があります。


 テレビシリーズ第9話のワンシーンに、劇中車の該当部分が一瞬だけ映っています。カメさんチームが単騎殴り込みをかけた際、一度はIS-2の後ろをとって発砲しました。おそらく履帯を狙ったのでしょうが、蛇行移動中の射撃であったためか、照準がブレて砲弾はフェンダー上方をかすっただけにとどまりました。
 このワンシーンで見ると、背面部でも幾つかの省略化が行われているのが認められます。


 参考までに、公式設定資料図も見てみました。


 公式設定資料図の状態をふまえると、赤円および赤枠のリベットはカット、黄円のダボ穴は埋めることになります。そのうえで、牽引用ワイヤーの固定フックを左右に一つずつ取り付け、中央の黄円のダボ穴を埋めた位置にコの字形のハンドルを追加します。


 背面部以外のパーツを先に取り付けました。


 改造を終えた背面パネルA1を車体に取り付けました。牽引ワイヤーの固定フックはジャンクパーツから適当に見繕って上図のように取り付け、中央の黄円のダボ穴を埋めた位置にコの字形のハンドルをプラ材で追加しました。トラベリングクランプのA3では、横の支持棒の位置を劇中車に合わせて1ミリほどずらし、不要の金具部分をカットしました。
 また、劇中車では背面部の左端、車体パーツの端にリング状の部品があるので、これもジャンクパーツから適当なものを探して取り付けました。実在の車輌の一部に見られた仕様であるそうで、一説では車内との連絡用のブザーボタンではないか、とされています。
 劇中車ではさらに牽引用ワイヤーも装備していますが、今回の公式キットにはパーツが含まれませんので、組み立て工程の最終段階で適当なパーツを調達して作る予定です。

 なお、今回の公式キットの制作においては、背面部の取り付けを正確に確実に行う必要があります。前述したように、上下の車体パーツの寸法が合わないため、合わせると隙間が生じます。この隙間を背面部に生じさせると外見上の破綻を招くため、上下の車体の接合時には背面でしっかり合わせます。そして前面に生じた隙間を埋める、という形になります。
 したがって、背面パネルA1の車体への取り付けに際しては、事前に仮組みして位置を確認しておくのが良いでしょう。 (続く)

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