気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャン△の聖地を行く11 その11  富士山世界遺産センター

2020年10月01日 | ゆるキャン△

 河口湖駅に戻りましたが、路線バスは3路線とも次のバスがしばらくありませんでした。これから巡礼聖地の三ヶ所目の富士山世界遺産センターへ向かうのですが、徒歩だと30分以上かかります。この暑さの下で延々と歩くのは、相当の体力を費やしますから、ちょっと疲れ気味の身では避けたいところでした。どうするか、と腕組みしました。

 

 さらに残念なことに、この時期はコロナ禍による路線バス運休が幾つかあり、一番当てにしていた上図の1番乗り場からの「世界遺産ループバス」が運休になっていました。この「世界遺産ループバス」が、富士山世界遺産センターへの直通路線であったのです。

 

 そうなると、上図のブルーラインの本栖湖周遊路線バスしか選択肢がありませんが、現時点で11時55分であったため、次のバスは13時35分で、しかもこれが最終便でした。富士山世界遺産センターの見学には、休憩も含めて2時間ぐらいをあてて、それからこの日の宿まで路線バスで一時間半の移動を予定していたので、13時35分のバスを待っていては全ての予定が二時間ほどずれてしまいます。
 これはダメだ、もうタクシーしか無いな、と考えましたが、そのタクシーすら駅前に一台も見当たらなかったのでした。正午近くでしたから、タクシーの皆さんも昼食タイムだったのでしょう。

 ところが、運よくタクシー乗り場に一台が入ってきて、乗客の家族連れを降ろしていました。渡りに船、とばかりにそのタクシーに乗りました。

 

 河口湖駅から約5分、12時11分に富士山世界遺産センターに着きました。なんとか予定の大幅遅延は防げました。

 

 ここも初めて来ました。2018年5月と2019年4月の2度の富士五湖エリア巡礼にて前を通っていますが、その時はまだ「ゆるキャン△」聖地にはなっていなかったのでした。ここが聖地に加わったのは、今年2020年1月放送の「へやキャン△」からです。

 

 富士山世界遺産センターは、「へやキャン△」第2話「ふじさんがたくさん」に登場します。野クルの3人が訪れていますが、特に富士山スキーの各務原なでしこにとっては大変に楽しいスポットだったでしょう。同じく富士山スキーの私が大変楽しめた施設だったからです。

 

 施設前のロータリーから入口へといざなう誘導線表示です。これにも既視感がありました。

 

 同じアングルでアニメに出ています。野クルの3人が入口の通廊を駆け抜けるシーンです。劇中では雨そして曇の景色になっていましたから、ちょっと暗い雰囲気になっています。

 

 入口に進むと、上図の案内が立ててありました。なに、富士山と鎌倉道とな・・・、これは面白そうだ、こういう企画展示は好きです。一気に興味をそそられました。

 富士山麓の鎌倉道というのは、広義的には古代からの街道を指しますが、遺構が残存しているのは中世戦国期に再整備された鎌倉からのルートです。いまも山中湖西側などに古道の面影を残す部分が残りますが、そのルートのことだろうな、と思い出しました。
 昔、甲府市の歴史研究団体に参加していた頃に、その鎌倉道の要に位置する本栖湖東の本栖城跡に登った事がありました。麓の関所の遺跡も訪れた記憶があり、しばらく懐かしい気分になりました。

 

 入口から左側、センターの南館のエントランスに入館受付があり、上図の2枚の入場整理券を渡されました。富士山世界遺産センターはメイン展示施設の南館と、カフェや売店を併設する展示コーナーの北館とに分かれており、いずれも入場料は無料ですが、コロナ対策の一環として順路を指定して一方通行にしていました。それで南館、北館とも一巡したら出口で入場整理券を回収します、との事でした。

 つまり、従来は出入り行き来自由の施設であったのが、3密回避のため、一時的にこのようなシステムになっていたわけです。なるほど、と納得しつつ、南館の中に進みました。  (続く)

 


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