2014年の年初めは、元旦も二日目も勤務でした。年末からずっと勤務だったので、大晦日も正月も普段と変わりなく過ぎてしまいました。せめて初詣ぐらいはやりたい、と考えまして、思い切って大洗の大洗磯前神社へ初詣に行こう、と思いつきました。
思い立ったら、即実行です。幸いに1月の11日が半日のみ、12日と13日が連休となりましたので、このチャンスを最大限に生かすことにしました。9日までに予約や切符前買いなどの準備を済ませ、11日は午前中の勤務終了後にそのまま大洗へと向かいました。走って電車に飛び乗って、JR京都駅に着いたのが13時30分頃でした。
切符は既に買ってあるので、新幹線のホームへダッシュで駆け上がりました。すると次の列車は13時43分発の「のぞみ」164号東京行きでした。特急券は自由席で購入したので、ホームの西端へと急ぎました。
列車がホームに入ってきました。2号車に乗りました。これまでの二度の大洗行きは夜行バスを利用しましたので、昼間から新幹線で行くのは初めてでした。切符では東京まで乗れますが、品川で在来線に乗り換えることにしました。
品川だと駅内の連絡通路が一本なので山手線や京浜東北線への乗り継ぎが楽なのです。なるべく短い時間で乗り継いで、出来るだけ早く大洗に着くように試みるのも一興だな、と思いました。いつも帰路に約5時間かかっていますが、うまく乗り継いで待ち時間を減らせば、5時間もかからずに移動出来るのでは、と思ったからです。
品川駅には15時56分に着きました。連絡通路を小走りに急いで、京浜東北線の16時01分の列車に乗り、上野へ向かいました。問題は上野駅だなあ、と思いました。なぜなら上野駅で常磐線に乗り換えるのですが、17番線なのでかなり距離があり、コースも多少曲がりくねっていて楽には行けないからです。
上野駅に着いたのは16時21分でした。写真なんぞ撮っている余裕はありませんでした。17番線までの長い連絡路を急ぎ、なんとか、16時30分発の「フレッシュひたち41号」に乗り込むことが出来ました。席に着いた途端に疲労感が押し寄せ、そのまま40分ぐらい眠りに落ちました。
停車駅のアナウンスで目が覚めると、もう水戸まで僅かでした。17時44分に水戸駅に到着し、過ぎ去る列車をホームから撮影しました。が、スピードに合わせられずにブレてしまいました。この時点で京都からちょうど4時間でした。かなり早いペースで来られたな、と自分でも驚きました。
ぞろぞろと改札口へ向かう人の波に流されるようにして、私もいったん改札口を通りました。鹿島臨海鉄道に乗り換えるので、その切符を買い、出たばかりの改札口を再び通りました。
鹿島臨海鉄道の次の列車は、17時56分発の鹿島神宮行きでした。すると大洗へは18時10分ぐらいに着く、今夜の宿へは18時30分までには着けるだろう、と思いました。宿での夕食の準備もあるでしょうから、出来るだけ早目にチェックインするのが望ましいと考えたのでした。
鹿島臨海鉄道の水戸駅の表示板です。
まもなく列車がホームに入ってきました。残念ながらガルパンラッピング列車ではありませんでした。
今回の大洗までの切符です。毎回いつも撮っているせいか、お約束のようになってしまっています。
18時10分に大洗駅に着きました。夜の駅内に立つのは初めてでした。この時間帯になると人影も疎らになるようです。
駅内のインフォメーションコーナーも既に閉まっていました。
とりあえず、駅名を写真に収めました。京都から4時間半で大洗に行けるということを確認しました。もう町内の巡回バスも終了していましたから、移動手段はタクシーしかありませんでした。
この日の宿は、アリサの居る「小林楼」でした。今回の大洗行きの主目的が大洗磯前神社への初詣でしたから、なるべく神社に近い旅館を選んで予約しておいたのです。「小林楼」の公式サイトはこちら。
「小林楼」の玄関口です。
看板娘のアリサもちゃんと居ました。サンダース大付属高校チームのNo.3で副隊長を務めていました。
御主人に「お早いお着きで」と出迎えられ、「御迷惑をおかけしないように出来るだけ早く参りました」と挨拶しました。「すぐに御食事を御用意致しますので、まずは温泉にて温まられてはいかがですか」とすすめられ、その通りにしました。「小林楼」は大洗の旅館の中でも数少ない天然温泉付きの宿なのです。
冷え切った体を湯煙に沈めてゆったりとあたたまり、気持ちよく上がって部屋に戻ると、ちょうど夕食の用意が出来ていて女将さんが挨拶にみえました。少し話をして、今回は初詣に来ました、と伝えると、「今年は神社の絵馬もガルパンですのよ、ゆっくりして明日の朝にお詣りされると宜しいですよ」と話してきました。
食事は魚が中心で大変美味しいものでした。大洗はどこでも食べ物が旨いので、何度でも来たくなってしまいます。この時期ですからあんこう鍋がつきまして、余計に暖まりました。
食後の散歩に出かけました。大洗磯前神社は夜でも参拝出来ますか、と御主人に尋ねたところ、「門の中は入れんけどよ」という返事でした。そこで二の鳥居の所まで歩くにとどめておきました。冷気に包まれて神域の社叢もほとんどは闇に沈み、少ない街灯の光だけが見えました。
参道階段の下まで行き、上を見上げただけで引き返しました。明日の朝、ようやく初詣を果たせることになりますので、楽しみでした。
それから一の鳥居を経由して、海岸に出て宿まで戻ろうと思いつき、シーサイドホテルの横を通りました。玄関口には西住みほの姿も見えました。ならば年始の挨拶としゃれ込もう、と思いつきました。
玄関口まで近寄りました。西住みほは着物の帯だけを腹に巻き付けて羽子板をさしていました。これで正月仕様、ということなのでしょう。大洗のガルパンキャラクターパネルは、季節ごとに装いを変えていくそうなので、行くたびに違ったファッションに出会うことになるそうです。西住みほだけでなく、他のキャラクターのパネルも正月仕様になっているものと思われました。
次いで大洗ホテルの横を回って海岸の方に降りました。
夜の大洗海岸を歩きました。波音が絶え間なく静かなささやきを響かせる中、驚いたことに数人の釣り人が暗闇の中で糸を垂れているのでした。
何が釣れるのですかと聞いてみようと思いましたが、邪魔をしてはいけないと考え直し、無駄な足音を立てないように砂浜を選んでたどり、静かに宿へ戻りました。来る途中に列車の中で寝ていたせいで眠気があまりなく、もう一度温泉に浸かったりして遅くまで過ごしました。
翌朝は、6時23分に目が覚めました。天気予報は快晴の由でしたが、水平線上には雲が横たわって朝日の出は拝めませんでした。
朝も浴場へ行って温泉に浸かりました。私はもともと温泉好きで、奈良でもほとんどの温泉へ何度も通っていたほどですので、とにかく温泉があると何度でも入りたくなってしまいます。
部屋に戻ったのが7時過ぎでした。室内にもようやく朝日の陽光がさしこみ始めていました。それでしばらく日向ぼっこをしていました。年末年始以来、初めてゆったりとした気分になれました。
7時30分に朝食の案内がありましたので、1階の食堂に降りて朝食をいただきました。大好きな鯵の干物がありましたので美味しく食べられました。大洗の干物はいつも美味しいので、一度ぐらい土産に買って持ち帰りたいのですが、移動距離が長いのでなかなか出来ないのですね・・・。
部屋に戻り、しばらく窓から鹿島灘を眺めて過ごしました。左手には神磯の鳥居も望まれました。私の好きな風景の一つです。
デジカメの望遠モードで引き寄せて撮影しました。いい景色は、何度撮っても飽きないものです。
8時過ぎに、宿を出発しました。玄関口ではアリサが見送ってくれました。
出る時に気が付いたのですが、朝食をいただいたのは食堂ではなく、旅館に併設されている食事処のスペースだったのでした。昼間は海鮮料理を中心に提供しているそうで、四季折々の鍋料理を一人でも食べられるそうです。機会があったら、春や秋に利用してみたいものです。 (続く)
思い立ったら、即実行です。幸いに1月の11日が半日のみ、12日と13日が連休となりましたので、このチャンスを最大限に生かすことにしました。9日までに予約や切符前買いなどの準備を済ませ、11日は午前中の勤務終了後にそのまま大洗へと向かいました。走って電車に飛び乗って、JR京都駅に着いたのが13時30分頃でした。
切符は既に買ってあるので、新幹線のホームへダッシュで駆け上がりました。すると次の列車は13時43分発の「のぞみ」164号東京行きでした。特急券は自由席で購入したので、ホームの西端へと急ぎました。
列車がホームに入ってきました。2号車に乗りました。これまでの二度の大洗行きは夜行バスを利用しましたので、昼間から新幹線で行くのは初めてでした。切符では東京まで乗れますが、品川で在来線に乗り換えることにしました。
品川だと駅内の連絡通路が一本なので山手線や京浜東北線への乗り継ぎが楽なのです。なるべく短い時間で乗り継いで、出来るだけ早く大洗に着くように試みるのも一興だな、と思いました。いつも帰路に約5時間かかっていますが、うまく乗り継いで待ち時間を減らせば、5時間もかからずに移動出来るのでは、と思ったからです。
品川駅には15時56分に着きました。連絡通路を小走りに急いで、京浜東北線の16時01分の列車に乗り、上野へ向かいました。問題は上野駅だなあ、と思いました。なぜなら上野駅で常磐線に乗り換えるのですが、17番線なのでかなり距離があり、コースも多少曲がりくねっていて楽には行けないからです。
上野駅に着いたのは16時21分でした。写真なんぞ撮っている余裕はありませんでした。17番線までの長い連絡路を急ぎ、なんとか、16時30分発の「フレッシュひたち41号」に乗り込むことが出来ました。席に着いた途端に疲労感が押し寄せ、そのまま40分ぐらい眠りに落ちました。
停車駅のアナウンスで目が覚めると、もう水戸まで僅かでした。17時44分に水戸駅に到着し、過ぎ去る列車をホームから撮影しました。が、スピードに合わせられずにブレてしまいました。この時点で京都からちょうど4時間でした。かなり早いペースで来られたな、と自分でも驚きました。
ぞろぞろと改札口へ向かう人の波に流されるようにして、私もいったん改札口を通りました。鹿島臨海鉄道に乗り換えるので、その切符を買い、出たばかりの改札口を再び通りました。
鹿島臨海鉄道の次の列車は、17時56分発の鹿島神宮行きでした。すると大洗へは18時10分ぐらいに着く、今夜の宿へは18時30分までには着けるだろう、と思いました。宿での夕食の準備もあるでしょうから、出来るだけ早目にチェックインするのが望ましいと考えたのでした。
鹿島臨海鉄道の水戸駅の表示板です。
まもなく列車がホームに入ってきました。残念ながらガルパンラッピング列車ではありませんでした。
今回の大洗までの切符です。毎回いつも撮っているせいか、お約束のようになってしまっています。
18時10分に大洗駅に着きました。夜の駅内に立つのは初めてでした。この時間帯になると人影も疎らになるようです。
駅内のインフォメーションコーナーも既に閉まっていました。
とりあえず、駅名を写真に収めました。京都から4時間半で大洗に行けるということを確認しました。もう町内の巡回バスも終了していましたから、移動手段はタクシーしかありませんでした。
この日の宿は、アリサの居る「小林楼」でした。今回の大洗行きの主目的が大洗磯前神社への初詣でしたから、なるべく神社に近い旅館を選んで予約しておいたのです。「小林楼」の公式サイトはこちら。
「小林楼」の玄関口です。
看板娘のアリサもちゃんと居ました。サンダース大付属高校チームのNo.3で副隊長を務めていました。
御主人に「お早いお着きで」と出迎えられ、「御迷惑をおかけしないように出来るだけ早く参りました」と挨拶しました。「すぐに御食事を御用意致しますので、まずは温泉にて温まられてはいかがですか」とすすめられ、その通りにしました。「小林楼」は大洗の旅館の中でも数少ない天然温泉付きの宿なのです。
冷え切った体を湯煙に沈めてゆったりとあたたまり、気持ちよく上がって部屋に戻ると、ちょうど夕食の用意が出来ていて女将さんが挨拶にみえました。少し話をして、今回は初詣に来ました、と伝えると、「今年は神社の絵馬もガルパンですのよ、ゆっくりして明日の朝にお詣りされると宜しいですよ」と話してきました。
食事は魚が中心で大変美味しいものでした。大洗はどこでも食べ物が旨いので、何度でも来たくなってしまいます。この時期ですからあんこう鍋がつきまして、余計に暖まりました。
食後の散歩に出かけました。大洗磯前神社は夜でも参拝出来ますか、と御主人に尋ねたところ、「門の中は入れんけどよ」という返事でした。そこで二の鳥居の所まで歩くにとどめておきました。冷気に包まれて神域の社叢もほとんどは闇に沈み、少ない街灯の光だけが見えました。
参道階段の下まで行き、上を見上げただけで引き返しました。明日の朝、ようやく初詣を果たせることになりますので、楽しみでした。
それから一の鳥居を経由して、海岸に出て宿まで戻ろうと思いつき、シーサイドホテルの横を通りました。玄関口には西住みほの姿も見えました。ならば年始の挨拶としゃれ込もう、と思いつきました。
玄関口まで近寄りました。西住みほは着物の帯だけを腹に巻き付けて羽子板をさしていました。これで正月仕様、ということなのでしょう。大洗のガルパンキャラクターパネルは、季節ごとに装いを変えていくそうなので、行くたびに違ったファッションに出会うことになるそうです。西住みほだけでなく、他のキャラクターのパネルも正月仕様になっているものと思われました。
次いで大洗ホテルの横を回って海岸の方に降りました。
夜の大洗海岸を歩きました。波音が絶え間なく静かなささやきを響かせる中、驚いたことに数人の釣り人が暗闇の中で糸を垂れているのでした。
何が釣れるのですかと聞いてみようと思いましたが、邪魔をしてはいけないと考え直し、無駄な足音を立てないように砂浜を選んでたどり、静かに宿へ戻りました。来る途中に列車の中で寝ていたせいで眠気があまりなく、もう一度温泉に浸かったりして遅くまで過ごしました。
翌朝は、6時23分に目が覚めました。天気予報は快晴の由でしたが、水平線上には雲が横たわって朝日の出は拝めませんでした。
朝も浴場へ行って温泉に浸かりました。私はもともと温泉好きで、奈良でもほとんどの温泉へ何度も通っていたほどですので、とにかく温泉があると何度でも入りたくなってしまいます。
部屋に戻ったのが7時過ぎでした。室内にもようやく朝日の陽光がさしこみ始めていました。それでしばらく日向ぼっこをしていました。年末年始以来、初めてゆったりとした気分になれました。
7時30分に朝食の案内がありましたので、1階の食堂に降りて朝食をいただきました。大好きな鯵の干物がありましたので美味しく食べられました。大洗の干物はいつも美味しいので、一度ぐらい土産に買って持ち帰りたいのですが、移動距離が長いのでなかなか出来ないのですね・・・。
部屋に戻り、しばらく窓から鹿島灘を眺めて過ごしました。左手には神磯の鳥居も望まれました。私の好きな風景の一つです。
デジカメの望遠モードで引き寄せて撮影しました。いい景色は、何度撮っても飽きないものです。
8時過ぎに、宿を出発しました。玄関口ではアリサが見送ってくれました。
出る時に気が付いたのですが、朝食をいただいたのは食堂ではなく、旅館に併設されている食事処のスペースだったのでした。昼間は海鮮料理を中心に提供しているそうで、四季折々の鍋料理を一人でも食べられるそうです。機会があったら、春や秋に利用してみたいものです。 (続く)