ステップ5および6です。だんだんと組み立て部分が増え、ガルパン仕様への改造や追加工作も加わります。
ステップ5は、車体前部の組み立てから取りかかりました。必要なパーツを全て切り出して並べました。
前部パネルのB4の角の黄色の円内には、どういうわけか不要な字がモールドされています。こういうのはパーツ内部に入れてくれれば良いのですが、アカデミーのような海外製キットにおいては時々見かけます。
不要な字のモールドを削っておきました。
起動輪ケースのパーツB51、B52にも、不要な字のモールドがありますのでこれらも削っておきましょう。
前部パネル部分を組み立てていきました。B4のパーツは車体底面との合いが良くないので、隙間が生じます。なので、隙間が生じないように押えながら瞬間接着剤でくっつけておきました。
続いて、パーツB6およびB7においては、ガルパン仕様への改造が必要となります。
公式設定資料の画像にて、該当部分を再確認しました。黄色の円内に示すように、パーツにあるモールドがなく、フラットな形状になっています。また形状そのものも異なりますが、後のステップにて追加改造することになるので、ここでは形状の変更はやりませんでした。
パーツB6およびB7のモールドを切り取って、フラットに仕上げておきました。
フラットに仕上げたパーツB6およびB7を車体に取り付けました。やはり劇中の形状よりも長いですね。ここの部分は、ステップ7にて前部フェンダーの改造とあわせて再び手を入れる予定です。
また、フックB10につけるシャックルB5は、劇中ではついていませんので不要です。
ステップ6に移り、インテリアの各パーツを順に組み立てました。左は75ミリ砲弾ケース、中央は無線機、右は消火器です。消火器は塗装後に取り付けるので、ここではランナーについたままで切り離しました。
劇中のシーンおよび公式設定資料の画像では、消火器そのものは見当たらないのですが、劇中ではアヒルさんチームの八九式中戦車甲型で車内火災が発生した際に消火器が使われるシーンがありましたので、戦車道の戦車にも防火用の消火器は常備されていると考えた方が良さそうです。なので、消火器も塗装したのちに組み立て指示通りに接着する予定です。
操縦席のパーツC16およびC32です。このうち、背もたれ部のC32の形状をガルパン仕様に変更しなければなりません。
劇中のワンシーンを御覧下さい。阪口桂利奈が座っている席の背もたれ部は、黄色円内に示すように縁が丸型なのです。
そこでC32を丸く削ってみました。元のパーツが厚みがあるうえに内側に窪んでいますので、両側を均等に削りならすのが難しかったです。私の適当かつ下手な工作ぶりがよく分かります。
次に、リアパネル部分の組み立てに移りました。アカデミーのキットは、このリアパネルがガルパン仕様と同じディーゼルエンジンタイプですので、工作も楽です。タミヤのキットはこの範囲が全然異なりますから、完全に作り替える必要があります。
ですが、ここでもガルパン仕様への改造が必要になります。排気筒のパーツB23とB24、B25とB26は、そのままですと上が長いのです。
劇中のワンシーンにて、排気筒の形状を確認してみました。御覧のように、パーツの上部のやや細い部分がありません。
そこで、パーツの上部のやや細い部分を全て切り取って、その上にパーツB27を取り付けました。
両方とも同じように改造して、左右の排気筒をガルパン仕様に仕上げました。
リアパネル部分の組み立てを完了して車体パーツに接着しました。尾部フェンダーは劇中ではついていませんので、B38とB39は不要です。またフックB9につけるシャックルB5も、劇中ではありませんので不要です。
後ろからみたら、こんな感じです。前掲の劇中のワンシーンと同じ形状にまとまりました。
続いてインテリアの組み立てを再開しました。右側に75ミリ砲弾ケースを組み入れ、操縦席を接着しました。阪口桂利奈の位置ですね。
車体パーツ内にはめこんで、さらに左側の側面上に無線機を配置しました。宇津木優季の使用しているアイテムですね。
ここで、宇津木優季の位置である通信士席をガルパン仕様にすべく追加工作を行いました。
劇中のワンシーンを御覧下さい。キットのパーツには無い背もたれ部があります。操縦席のとは違って、支柱で支えられているタイプです。
この部分を、プラ板で適当に再現してみました。背もたれ部の左右が曲がっている点も、プラ板を曲げてなんとか表現しました。ただ、このすぐ後ろに砲塔の大きな円筒部分が入るので、ひょっとすると干渉してしまうかもしれませんが、そうなったらまた作り直して調整することにしました。
以上でステップ6を終えました。この段階にて、阪口桂利奈と宇津木優季の配置が完成しました。 (続く)