マリンタワーから「ゆっくら健康館」に回りました。ここの温泉に入ってみようかな、と考えて一度中に入ってみたところ、地元住民の方が大勢いて、浴場の方も一杯のようでした。近所の方々が銭湯として毎日のように利用している雰囲気でした。とても観光客は入り込めそうにないな、と諦めて外に出ました。
予定を早めてカフェ「グーテ」に行きました。聖グロリアーナ女学院チームのチャーチル歩兵戦車のパネルがあるお店です。営業時間は18時までのようです。
門から見ると、小さな小屋らしき屋根が見えました。あの小屋がお店なんだろうか、と思いました。
敷地内に入って庭の中を進むと、その小屋こそが「グーテ」の建物のようでした。民家の離れのような感じの、こじんまりとした施設です。
客は、私一人でした。昼過ぎと夕方以降が込むのだそうで、その隙間の時間帯に入ったようです。
調度を小奇麗にまとめた、落ち着いた感じの内装が、安らぎをあたえてくれます。大洗のお店や施設はどこでも何かしらガルパン色があるので、そういったガルパングッズも何も無いというところが、かえって新鮮でした。メニューも、以前は聖グロリアーナ女学院チームの隊長ダージリンに因んでの紅茶セットがあったそうですが、終了したということでした。
それで、ココアを注文して、少し冷えていた体をあたためました。
宿に行く時間が迫ってきたので、髭釜道祖神社の北にあるという小さな寺を訪ねてみることにしました。髭釜道祖神社の鳥居前の分岐から北へ進みました。
それらしきお堂が見えました。脇に保育園のマイクロバスが停めてあるので、そのお寺が保育園も経営しているのかな、と思いました。実は私の居た幼稚園もお寺が経営していて、その住職が園長さんも務めていたのです。それで、私の場合はお寺と保育園のセットが当たり前のように感じられてしまいます。
お寺の山号は成田山、寺号は金剛院といいます。真言宗寺院なのかどうかは確認出来ませんでしたが、山号からして真言宗智山派と思われます。寺務所というか庫裏は保育園施設の方にあるようにみえましたが、既に終了したようで人気も無かったので、次の機会に再訪して寺の由来などを教えていただくことに決めました。
引き返して大貫商店街へ向かい、ガソリンスタンドの「なかや燃料」の前に出ました。「なかやま薬局」との間の路地の向こうにマリンタワーが見えました。
大貫商店街の東側を見た図です。
この日の宿である「浜野屋」に着きました。予約の際に、夕方4時に行くと言ってありましたが、なんとか間に合いました。
「浜野屋」は大洗町でも大きな民宿の一つで、本館の他に別館が二棟あり、それぞれの所在地が異なります。公式サイトはこちら。
宿泊の部屋は別館に用意しますが、まず本館の方にお越し下さい、と言われていたので、本館の玄関口に行きました。呼鈴を押しても応答がなく、電話をすると「今からそちらに回りますのでお待ち下さい」との返事でした。どうやら係の方は別館の方に居るようです。
玄関横に掛けられているパネルは、黒森峰女学園チームのパンターG型です。私が一番好きなドイツ戦車です。このパンターG型のパネルを置いているから、という理由で、この「浜野屋」に泊まることにしたのです。
係の方がなかなか来ないので、その間にパンターG型のパネル横で記念撮影をしました。
本館横の空き地の角には、いわくありげな石祠がありました。俗に言う「家神さん」かなあ、と思って撮影していたら、係の方がやって来ました。「あっ、お客さん、どうもお待たせしました。案内しますんで、こちらです」と、南に少し離れた別館の方へ導いて下さいました。
部屋に通されました。上画像は前室の四畳半間です。
奥に六畳間があり、既に布団が敷いてありました。「いつでもお休み頂けますので」との事でした。今回は一泊朝食のみのプランで予約していたので、朝食は朝7時から本館で、と案内されました。
窓からは、マリンタワーも見えました。左側の棟続きの建物が本館で、手前の駐車場も「浜野屋」の専用でした。他にも駐車場があって、いずれも海水浴シーズンには一杯になるそうです。
南側を見ました。天気予報では明朝から天気が崩れるというので、青空を見上げられるのも今日で終わりだな、と思いました。
お茶を飲んでホッとした途端、にわかに疲労感が押し寄せてきました。この日も朝からあちこち回って、涸沼川を渡って水戸市常澄エリアまで遠出したなあ、と回想しつつ、布団にもぐって二時間ぐらい仮眠をとりました。 (続く)