昨日3月16日、日本でビジネスをされている某外国人の方のご家族の申請を代行する為に、午後3時50分、申請終了時刻の午後4時直前に品川の東京入管に到着して驚きました!
入管庁舎の周りには、外国人の方々が再入国申請の為に二重三重にも並んで居るではないですか!
少なくとも、入管庁舎の外にまで、このように外国人達が列をなした記憶はありません。
入管の収容所が北区十条にあった、2000年2月に再入国禁止期間が従来の1年から、5年へと厳しくなるのを前に、多くの外国人達が帰国の為に特設テント付近を取り囲んで並んでいた時を思い出しました。
いや、それより遥かに多い数の外国人達が帰国する為の許可を求めて並んで居るのです。
彼等の気持ちが分からないでもありませんが、再入国許可を取ってから帰ろうという事は、この騒ぎが落ち着いたら戻ってこようと思っている人々ばかりなのでしょうね。
実際には、日本に残って我々日本人と共に頑張ろうとしている外国人の方々の数が遥かに多いのですが・・・。
日本に残っている我々の仲間である外国人の方々には、少なくとも正しい情報を出来る限り提供して差し上げなければならないと、改めて痛感した次第です!
知った上での撮影と映像の公開です。
この異様な外国人達の行動を事実として、広く国民に知らせる義務を感じたからです!
しかし、庁舎内が撮影禁止であるであることを知っていますから最低限の規則を尊重して、庁舎内部へ向けての撮影はしませんでした。
それでも、規則違反というのならば、甘んじて処分は受けましょう!
裁判でも何でも受けて立ちますよ!
ありがとうございます。こうやって逃げられる外国人ばかりでは無いのです。我々を含めて、居残っている外国人の方々も沢山いるのです!
原爆事故と原発事故との区別が付かずに、子供達を抱えて、只々怯えおののいていた外国人家族もいました。こんな外国人達も沢山いるのです。
そんな人達に電話をかけまくって、少しでも正しい情報を提供しています!それが唯一、今の私にできる事ですから。
再入国許可というのは、基本的には日本へ戻って来る為の許可ですから、空港に直行して逃げ帰ってしまった訳でもありません。
一方、確かに原発事故の拡大の可能性があることを、東電や原子力保安院は可能性としてさえも公表しておらず、これにより逆に外国政府が不安視して、必要以上に事態を深刻に受け止めていた背景もあります。
こういった色々な背景や解釈もある訳ですから、それなりに整然と不安を抱えて並んでいる外国人達の行動を事実と伝えるべきだと思ったからです。
また、帰りたくとも帰れない外国人達が実は大多数日本に残っているですから、それらの方々の存在も知って頂きたいという意図もありました。
デマや憶測が多数交差するネット社会でも、事実を事実として捉え、伝える事の公共義務は、こういった災害時には絶対に必要な事だと私は考えます。
勿論、この写真と記事を見て、判断されるのは皆さん各個人のご判断に委ねるつもりで書いた記事です。
また、この記事ので、私利私欲などは一切ありません。寧ろ、業務・宣伝用に作っていたスペイン語ホームページは、今は完全に災害情報用のホームページに変えてしまいました。
この写真を新聞社に持ち込む事も考えましたが、外国人達への悪意のネタに使われてしまうことが、逆に怖いと思ったので、ここで極力公正な目を持って書くことが寧ろ大切だとの判断で書いたつもりです。
そういう意味で、公益性とご理解頂けた事に心より感謝致します。