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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

17日目:ホーチミン4日目。-一夜明けて~、iPod touchを買う-

2014-06-08 12:19:24 | 旅行
○朝

iPhoneが無くなってから一夜明けて、無くした物の重さが改めて分かりました。
一日一日付けていたメモや、設定していた目覚ましなど、何気ない所でも色々活用してました。
無意識に手に取っていた物がなく、手持ち無沙汰になってしまった事に気づくたびに毎回悲しくなります。

朝はかなりテンションが落ちていた。
ベトナムに住んでいて、今諸事情あって東京にいる元会社の恩師の方にSkypeで色々情報とかを聞いてベトナムでのこれからの相談などをしていた。
その後朝食を食べて、近くの路上コーヒをしている所に行って、アイスコーヒーを買ってきた。
10000ドンでかなり安く、そしておいしかった。

昨日TNKトラベル様(←もう神様みたいな存在なので様付けする)からもらった盗難に遭った時のマニュアルを見ると、まずはホテルに盗難に遭った事を伝えること。するとホテルから、ベトナム語と英語ができる人が(おそらく)付き合ってくれるので、その人と公安に言って盗難届を発行してもらって下さい。
と書いてあった。
公安の人は英語ができない事が多いので、ベトナム語と何らかの通訳ができる人が必要だというのだ。

そんなんで昨日泊まったホテル、Saigon Europe Hotelにこの事を伝えると、結構対応に困っており、下のTNKトラベルに行って相談して下さいとなった。
そしてTNKトラベル様(以下、T様)にこの事を説明すると、そういったサービスは行っていないのだが、例外的に通訳ができる人を付けてくれるとの事。
本当にそこは申し訳なかった。でも自分だけじゃ本当に何もできないので、T様のご好意に甘える事にした。

それで日本語とベトナム語ができる神様みたいな方、優都さん(日本語ができるベトナム人の方)を紹介され、一緒に公安に行く事になった。


○盗難届を申請しに行く

公安の場所も住所だけ渡されても全く分からず、優都さんの後に付いて行くことになった。
20分くらい結構歩いたと思う。かなり暑く汗だらだらになりながら公安らしき所に行くと、建設現場だった。
話を聞くと、最近立て替えのために一時的に引っ越したというので、ちょっと道を戻ってそこを訪ねることにした。
そうすると、管轄の公安に行って下さいと言われ、そこは泊まったホテルにほど近いデタム通り沿いにあった。
なんなんだろう?このたらい回し感は?本当に不安でいっぱいでした。

そんでデタム通り沿いの公安に行ったら、勤務している警察官?の態度の悪い事!
普通にネット見てたし、凄いめんどくさそうな顔で対応された。
結構警察と言ってもこんなに腐敗してるんだなあと驚きました。何か働いている人の顔が警察っぽくない(笑)
んで盗難に遭った場所の正確な住所が分からなければダメというので、優都さんと事件現場まで歩いて現場検証をすることになった。

んで現場に着く。あの時の事を思い出し、あまりいい気はしない。
んで警察の人は一緒に来てくれていないので、優都さんにその時の状況を身振り手振りで伝える。
彼は十分に分かってくれたようだった。そして通りの写真も撮った。

あとその前に、パスポートのコピーも必要だというので、T様の事務所でコピーを取る事にした。
必要な個所は写真が載っているページと出国スタンプと入国スタンプが押されたページ。
それが保険の申請時にも必要なので、2枚ずつコピーしてもらった。

んで必要な物を入手した後、また公安に戻り、必要書類に色々書いていた。
自分の基本情報と、他に事件時の状況を日本語で書いてくれとなった。あと盗まれたiPhoneの詳細な情報とか。
これを一通り日本語で書くと、裏にベトナム語で書けというスペースがあるので、自分が書いた内容をベトナム語で翻訳して優都さんが書いていった。
かっこ良すぎる!日本語ができるだけでなく日本語を見てベトナム語に翻訳できるんだ!!と結構驚きました。

んで公安の人に見せたら、一応申請は通ったもよう。明日の10時に受け取りに来て。と言われた。
てかできるの明日なんかい・・・(^-^;)ホーチミンにもう一泊が確定しました・・・
本当に優都さんがいなければ申請なんか絶対できなかったと思う。ていうか他にこっちで盗難に遭った日本人はこういった手続きできるのか?と思う。
10時半くらいに別れ、本当に連れ回して申し訳なかったので、いくらか謝礼を渡しておきました(笑)


○iPod touchを買う

んでホテルに帰って落ち着く。
今日明日で時間できたからどうしようかと考えていた。というかもう外に出るのが怖い。。。
ホーチミンでは、もうあまり色々歩きたくないので、iPhoneの代わりとなるiPod touchとデジカメを買って今日は引きこもり生活をしようと思った。

んで近くの家電量販店に行ったりする。
iPhoneはベトナムではかなり高価な物らしく、情報によると給料2ヶ月分くらいはする値段との事。
日本で言うと一応20万の給料だとすると、40万円の価値の物なのだ。
iPhone一つ盗んで半額の20万で売ってもそれだけで一ヶ月普通に暮らせる。一回の盗みで一ヶ月分、そりゃ盗む人の気持ちも分かりますわ。。。

というかそんな物価を知らなかったこちらに大いに責任があるので、そこはもう高めの学習料を支払ったということで、何とか頑張って腹の虫を抑えることにする。。。
んで家電量販店にはiPod touchは売っておらず、売っているのはiPhoneとIPadとかのラインナップだった。
軽く値段を見たが、iPhoneは日本円で8万円くらい、iPadはMiniで4万5千円くらいだった。
やっぱりそれなりの値段はする。

iPhoneはベトナムで買うと、SIMフリーと言って日本で買うよりちょっと変わった設定で購入できるらしいが、それ目当てで買う人もいるとか。自分はちょっと分からないが。
とりあえず海外にいる分にはiPhoneに通話機能がないだけのiPod touchで十分に事足りるので、そっちを買う事にした。
日本では電話会社との一括契約でかなり安く買えるし、電話は日本に帰ってから買い替えようと思います。


んでデジカメも見たりしたが、値段は結構ピンキリで色々あった。
しかしあまりピンと来るのがないので、もしいいのがあったら旅先で買う事にした。
まず今必要なのはカメラ機能も付いているiPod touchだ。

んで色々お店を回って、iPod touchを扱っているお店を発見。
値段を聞いてみると、6,400,000ドンだった。日本円でおよそ32000円。
これくらいだったら妥当だろうと思って、一回昼ご飯を食べた後ホテルに戻って、お金を持って買いにいく事にした。


んで買ってホテルに帰った後は、色々設定をして引きこもっていた。
最近は大体サーバーの方にデータがあるので、Gmailとか、Facebookとか、その他色々なデータは今まで通り使う事ができた。
ただしLINEは携帯電話に紐づいているのと、電話番号ありきの検索になってしまっているので、今までの設定をそのまま使えず、新しいIDを作る事になってしまった。。。
LINEもIDとパスワードを登録してあれば、インポートは可能らしいのだが、致命的にそれをしていなかった。ちなみにiPhoneの「iPhoneを探す」の設定も致命的にしていなかったので。これは必ずしておいた方がいいと思います。


LINEの友達検索は、自分の電話番号を登録しなければいけなく、電話番号の登録には、電話番号に送られるSMSのメールに書いてある暗証番号を入力する必要があった。そのため、電話を紛失した今はLINEの友達検索ができず、友達追加はIDの入力かバーコ―ド等の方法になってしまうのだった。。。
スミマセン。このブログを見ている自分とLINEをしていた方、自分のIDを検索してもらって友達に加えていただけないでしょうか?
IDは自分のローマ字を続けて姓名の順で入れれば検索できます。
お手数をおかけしますがよろしくお願いします・・・


ちなみに何とかiPhone購入時のアドレス帳は復元させることに成功。
それ以降に知り合った人のアドレスは無くなってしまったが、これから何とかサルベージしていきたいと思っている。
そんなんで、ある程度原状回復はできたので、ここで結構精神的に楽になりました。
本当に最新のテクノロジー様々ですね。今度はiCloudの設定とかバックアップとか、盗難されてもいいように意識的にしていこうと思う。


その後は疲れて寝ていた。。。
その後19時くらいに起きて夕ご飯を食べてiPod touchをいじっていた。


夕ご飯


ネコ


○これからの心構え

今までも書いたが、海外旅行での心構えをしていたはいいが、まさかさらにトラブルに巻き込まれるとは。
一応原因としては何よりも「慢心、気の緩み」です。
ベトナムのホーチミンに着いて、都会だったということもあって、かなり気分が舞い上がってしまっていました。

あと海外のiPhoneの価値についても知らなかった事が原因でもあります。
海外ではかなり高価な物なんですよね。それはヨーロッパでも盗難が多くある事から一緒。
あまり人前や路上で出していると本当に盗られるという話を聞くし、そういった記事も良く目にします。
なので安易にポケットから出さない!これからは本当にそういったiPhoneの扱い(iPod touchだが)について、気をつける事にします。


また、気をつけてはいたのだが、今回の盗難はあっちから突然奇襲を受けた感じで、こっちはなす術も無く嵐のように来て嵐のように去っていった感じでした。
まさかあんな一瞬にしてスリが行われるとは。。。プロの手にかかると本当に分かりません。
そこは本当にアウェイ、旅行者は弱者です。本当に路上で会う変な感じの人には触られないという事を念頭に置く事にしました。
そしてできるだけ夜は明るくても1人で歩かない、そしてできるだけ1人で行動しないっていうのも必要かと思います。


最後に、これからの自分の心構えだが、そういった現地の人はもう人間とは思わない事にしました。
ホテルとか、しっかりとしたお店や、会社を通したりした人は別。
路上で会ったり、日本語を喋ったり、あっちから話しかけてくる人は、本当に人間ではない。
なので、人の良心や嘘をつくつかないについて、信用、信頼などを考えることはもう無意味だと思うことにしました。

旅をして会うそういった人はもうドラクエでいうモンスターだと思う事にします。
それもスライムやおおがらすのような簡単なモンスターではない。
相手はライオンヘッドや、がいこつけんしや、キラーアーマーくらいのレベルのモンスターなのだ。
3に例えたが、4で例えるとライノソルジャー、地獄の門番、ドラゴンライダー辺りでしょうか。
今回は自分がそのレベルに達していなかっただけ。なので全ての責任は自分にあります。

ベルセルクでいうと彼らは幽界の者達ですね。自分は海外にいますが、狭間の世界に身を置いているということを意識する事にします。
まさに1人でいることから、ガッツのようですが、ガッツほど全然強くはありません。こんな自分にも旅の仲間が見つかったらいいなと思います。。。


最後はちょっとおちゃらけてしまいましたが、何とか精神的にはある程度回復できたと思います。
そんなんで、何とかこれからまた旅の続きを頑張っていきたいと思います!
コメント
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