『子供たちにとっての本当の教科書とは何か』 ★学習探偵団の挑戦★

生きているとは学んでいること、環覚と学体力を育てることの大切さ、「今様寺子屋」を実践、フォアグラ受験塾の弊害

お父さんとお母さんのための「母親教室」 ⑭続

2015年09月19日 | 学ぶ

 さて、先月大手受験塾から転塾してきたH君のようすをご紹介しましたが、その後も順調に学力伸長が続いています。以下は保護者に配布する指導報告です。参考にしてください。

 
                                           2015年9月15日
               指導報告―大手受験塾から転塾者の成績推移
  
  保護者のみなさまへ
 
 学ぶには、一番良い季節の到来です。日ごろは団の指導にご理解とご協力をいただきありがとうございます。また、夏期講習受講諸君のお弁当等の手配、お疲れさまでした。受講団員諸君は、一生懸命頑張ってくれ、かなり力をつけてくれたものと、確信しています。受講前、団の講習は、それほどつらくはないとお知らせしたのですが、子どもたちのようすはどうだったでしょうか? 夏期講習受講が無駄にならないように、日々の課題等をきちんと進めてください。
 さて、夏期講習前5年生のH君の学力伸長のようすをお知らせしましたが、夏期講習後の外部模試成績が返ってきました。上記のようにさらにアップしています(奈良学園特進志望者10人中1番)。団に来てまだ7か月です。大手受験塾(MB)の「受験の、受験による、受験のための勉強」に疲れ果て、勉強が嫌になっていたのですが、団で意識変革ができたようです。
 この報告をお届けする意味は、H君が特別に優秀だというわけではなく、ただ、他の子より真面目に日々の課題を遂行している結果だということを理解していただきたいからです。MBの宿題量の多さや授業の進め方に嫌気がさしていて、圧倒的に少ない団の宿題量に目覚め、それなりにきちんと進めているからだと思います。そして正当な指導法によって学体力が培われ、潜在能力が開花しつつあるということです。

 大手受験塾に見られるような圧倒的な宿題量は、よほどの指導力不足でない限り必要ありません(「受験業界・学校関係者」の意識変革が何よりも望まれます)。何よりもたいせつにしなければならないのは、小学生という早い段階に、『受験の、受験による、受験のための学習』ではなく、「学習の正道」を身につけることです
 宿題量が団の量で充分なのは、OB諸君の進学先やその後の成長ぶりを見ていただければ、よく理解していただけるでしょう。小学生時代に必要な環覚(ものに感じる心)を養い、人格や人間性の陶冶を目指せば、受験も取りこぼしはありません。しかし、量は少なくとも、宿題をいい加減に済ませる(つまり考える習慣がつかない)と、その後の順調な成長は難しくなります。団の指導に対する、さらなるご理解とご協力をよろしくお願いします。
注・先に、もう1ページアップしています
 


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