銀城歌劇団楽屋日記

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レビューオブ「アトム 未来派 NO・9」・参

2016年10月07日 22時31分18秒 | BUCK-TICK
どもども。さ~ていよいよ明日はBUCK-TICK「TOUR アトム 未来派 NO・9」の初日と言う事で、アルバムのセルフレビューも今日で完結です

10 曼珠沙華 manjusaka

「New~」が子供向けアニメのOP向けならこっちは深夜アニメorドラマのED向けっぽいな。特に刑事物のドラマ&映画のEDに合いそう

ただし、痛快な娯楽系のではなくラストがバッドエンドで終わる様なハードな奴限定っつーか(例を挙げれば主人公の刑事が犯人を逮捕寸前まで追い詰めたのに逃げられ、後日黒幕に殺されて決着する結末だったり、事件が円満に解決したのはいいが後日、被害者の遺族が自殺したりする様な)、やりきれない思いを胸に秘めて雑踏を歩く刑事のバックにこの曲が流れたらもの凄くマッチする気がするんだけどな~~~。何でビクターさんタイアップ取れなかったんだか・・・

個人的には詞の内容がアルバムが発売された時期が丁度秋のお彼岸と被るしなんとも風情があっていい曲だなと高評価だったのだが、中盤にていきなり春の花のが出て来たのには興ざめ

敦は自分の名字に使われている花だからなのかやたら歌詞に桜を登場させているが↓

桜咲く 風に吹かれて(「HEAVEN」)

桜咲く 赤い血を吸い歌う(「迦陵頻伽」)

桜よ 狂い咲け (「夜想」)

やっぱり季節感は統一して欲しかったな・・・。だけど、歌詞のモチーフを考えると桜と藤と言うのは多分あの事の暗喩なのか?(深読みしすぎかも知れないが)

11 Cuba Libre

「Django!」の流れをくむラテン系ナンバーなのだが、しっとり系のバラード2曲に挟まれている上にラテンにしては珍しく陽性の曲ではないのでいまいちノレないのが残念。ライブで聞けば印象が変わるのかしら?

しかしこう言う物憂げなラテン歌謡ってどっかで聞いた事があるな~っと思ったら「キン肉マン 超人大全集」(同名アニメのOP・ED&挿入歌と超人キャラソングを収録した2枚組のCDアルバム)に入ってた悪魔超人・ミスターカーメンのテーマ「ファラオの呪い」だったわ・・・(マニアックすぎてすみません)

12 愛の葬列

うっぷ・・・なんか濃厚なロマンチックさが漂ってきてメロドラマのED向きっぽい感じ。これ絶対沢田研二意識してるよな~(私はいわゆるジュリー世代ではないのだが、なんとなくイメージは解る)。あっちゃんも今井先生もジュリー好きだからREC現場にて意気投合している姿を想像するだけでニヤニヤしちゃうぜ。しかしこの曲、何気に6分と長いな・・・

13 New World-beginning-

曲のあいだ間で硬質で跳ねる様なピアノの音が柔らく歪んだシンセ音に差し替えてあるのだが、コレは好みの問題かな?Sgの方が万人向けに音をクッキリハッキリさせている志向なのがよく解るね

全体的な感想を述べると個人的には敦の詞世界が見事にマンネリから脱却できていたのが良かったっつーか(まぁ「美 NEO~」とかは若干昔のクセが残っているが)、例えば天使と悪魔と言うワード一つとっても以前は遠くで見つめて賛美するだけの存在だったのが、今回は「Devil’s Wing」で合体してみたり「美 NEO~」で「俺達 堕天使だろう」と自ら宣言してみたり・・・・・

と、自分から喰らって取り込んでしまうみたいな強さが加わったのがイイ感じだね。それだけ去年の「THE MORTAL」つーのは好きな事を思う存分やり尽したと言う浄化作用があったって事なんだろうな

と言う訳で、今日はもう寝ます。明日が楽しみだ~~~

コメント
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