風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

タニシ、やっと安住の地へ

2019年07月29日 | いきものの観察や飼育
タニシを飼うことになって、鉢を準備しました。
生えている水草を別の鉢に移して、底土を新しく入れ替えます。



土は、大きなトラクターが田んぼを耕した後に、農道にボトボト落としていったものを集めました^m^
それを鉢の3分の1くらいの深さに敷いて、水を入れて水が透き通って安定するまで待ちました。
約10日後、透き通った水中にミジンコみたいな小さな生物がいっぱいわいてきて、住みやすそうな環境が整いました。
そこにタニシを6匹入れました。



しばらくすると、水の中でこんな虫をみつけました。



水草を綴って作った巣に、細長い虫が入っています。
田んぼの土にいたのかな?トビケラの仲間のようです。



最初はいい感じで、タニシたちは気持ち良さそうに底の土の上を這っていたのですが
気温が高くなってきた頃から、タニシがみんな土の中に潜るようになってきました。
そのうちに誰も出て来なくなったので、調べたら、水質が悪化すると土に潜るとのこと(。・Д・)ゞ
思い切ってタニシを全部出すことにしました。

長いゴム手袋をして、泥をかきだし、ドロドロの中を手探りでタニシを探します。
写真を撮る余裕はありませんでしたが(笑)無事に6匹ぜんぶ見つけました!
みんな生きていてホッとしました(^^)トビケラは、田んぼに戻してきました。
これからは部屋の中で飼おうと思って、ホームセンターに底砂を買いに行って水槽を用意しました。



水槽には、サンゴの化石と水草を入れました。
3日目まではみんな、サワサワと元気に這い回っていたのですが・・・



だんだん水が濁るようになってきました。
半分ずつ、新しい水に入れ替えても、すぐにまた濁ります。
なんでだろう?
タニシ自体に水をろ過する機能があるのに・・・
水底広場から解散したタニシたちが、次々と壁を登って水面へ向かっていきました。



どうにかしてよ~と訴えているように見えます(´A`)



以前は、ベランダで飼っていたドジョウと一緒にタニシがいて
特に何もしなくても元気だったので、こんなに紆余曲折するとは思ってもいませんでした。
室内で飼うのは断念して、元の鉢に今度は砂を敷いてみることにしました。

砂は、ドジョウ水槽と同じ「コリドラスなどの底棲魚にやさしい、角のなく軽い砂」というボトムサンドにしました。
育てているヒシと、買ってきたホテイアオイを浮かべて、カルキが抜けるのを待ってタニシを入れました。



しばらくは毎日そっと観察。



1週間経っても、前みたいに潜ることも、水面に浮いてくることもなくホッとしました。
砂の上で過ごしていたり、壁面に生えてきたコケの所にくっついている子もいます。
いろいろありましたが、やっと落ち着きました。
水草をかき分けて覗く世界はキラキラしてて、とても平和そうに見えて、嬉しくて見入ってしまいます(#^.^#)



水質が安定してきたようなので、今日は別の水鉢にいるヌマエビを連れてきて、タニシのところへ入れてみました。



このヌマエビは、数年前田んぼで捕まえてきて、繁殖してたくさん増えました。
水がたっぷりで、森みたいに茂る水草がある楽園のような大きな水鉢に
メダカたちと一緒に暮らしています。



こんないい所から連れ出すのは、なんだか可哀想な気がしましたが
新天地でも繁殖して、タニシと一緒に元気に暮らして欲しいです(^^)
エビを放した砂の底に、小さなタニシがいくつかいました。
子どもが生まれているようです!



大人タニシも、元気そうで良かったです。
今回は、良い環境を上手く作ってあげられなくて、転々と引っ越しをさせてしまいました。
後でいろいろと調べて分ったことですが、水槽の水は最初は濁ることがあるそうです。
アンモニアの発生を、バクテリアが抑えることができるようになるまで「水をつくる」事が重要だそうです。
あと、タニシの殻が剥げたようになってしまったのは、カルシウム不足で
牡蠣の殻などを入れてあげると良いとのこと。
これからもタニシの可愛い姿をみられるように、気を付けて飼っていきたいと思います(^^♪


コメント (4)
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