風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

「センダン」種まきから、植え替えまで。ナンダロウの芽は・・・まだ出てこない。

2019年06月29日 | センダン 実生
ナンジャモンジャの種を蒔いて、出てきた双葉を喜んで育てていたら
それが「カラスウリ」だったお話を以前書きました。
もうひとつ、同じ時期に他の鉢植えの中で芽生えた謎の葉っぱを
「ナンダロウの芽」と呼んで、せっせと水やりして育てているのですが
ある事がきっかけで、ついにその正体がわかりました!
ナンダロウの芽は・・・・「センダン」という樹木の芽でした(^O^)


なぜわかったかというと・・・
3月のまだ寒い頃に、庭にくるヒヨドリにあげようと思ってセンダンの実を採ってきました。


食べるかなぁと思っていたら、あっという間に実はなくなって


お礼の品でしょうか、地面にセンダンの種が落ちていました(^^)


もしかしたら芽が出るかも!拾ってきて蒔いてみました。


ついでに、紫蘭の種も蒔いてみたけど、後で調べたら発芽には「共生菌」が必要みたいです。


種を蒔いてから3ヶ月後、センダンの芽が2本出ました。
後ろに見えるのは、飛んできた種から先に発芽したアシタバです。


10日後、なんだかワサワサと発芽ラッシュです!
最初に出てきた芽のすぐ隣にも、双葉が顔を出そうとしています。


その10日後、芽を数えたら7本もあります。
蒔いた種は3個なのに、なぜ???
鳥がこっそり追加の種を蒔きに来たとか?(笑)
不思議なので、解体してみる事にしました。


根を傷めないよう、そっと土を落とすと、割れた種から茎が出ています。


あの硬い種を割って出てくるなんて、発芽のパワーって凄いものです。


芽を分けていたら、土の中から割れた種の殻と、小さな黒い粒が出てきました。
ああ、そうだったのか!これを見て、たくさんの芽が出てきた謎が解けました!


ひと粒の種だと思っていたものは、種の入れ物のようなもので
その中に本当の種が数粒入っていたのです。
だから3か所から、数本ずつ芽が出ていたんですね!
知らなかったなぁ・・・
かたまって生えていたとおりに、3つのポリポットに分けて植え替えました。


まだ発芽していなかった、黒い種も再び蒔いてみたら


4日後に芽が出て、よく見ると、双葉の間にもう本草が出ていました。
種の入れ物のようなものは「核」といい、双葉は「子葉」(シヨウ)
子葉の次に出る葉を「本葉」(ホンヨウ)といいますが、植物によっては
子葉と本葉の間に、「初生葉」(ショセイヨウ)と呼ばれる葉が出る種類もあるそうです。
「ふたばと、ほんば」この言葉を言うと、小学校で夏に朝顔の種を蒔いたのをいつも思い出します(´ー`)


長くなりましたが(笑)ナンダロウの正体がわかって、スッキリしました。
センダンの成長速度は、非常に早いそうです。
20メートルもの大木になるらしいので、これからも楽しみに成長を観察していきます(^^)