福井県敦賀市に建設された日本原子力研究開発機構の
高速増殖炉の存廃が取りざたされてもう久しいですね。
高速増殖炉計画が発表されたとき、同僚や友人たちとこ
れからの電力問題がかなり軽くなると大きな期待を持っ
たものです。ウランを利用した原子力発電はウランとい
う原料資源の枯渇が心配されていたものです。しかし高
速増殖炉ではあまり利用できないウラン238を利用する
ことによってかなり長い期間電力を供給できることがで
きるようになる。と期待したものです。そして膨大な予
算を使用して建設されました。初めは臨界実験も成功し
ましたが、各種各様のトラブルが次々に発生しました。
その対策が解決しないうちに今度の話が出てきました。
廃炉にするとしても莫大な費用が必要になるそうですか
ら困ったものですね。
本日の新聞によるとフランスで計画中の「ASTRID]
での共同研究により技術開発を継続することになりそう
だということです。どこまで期待してよいものかまだ不
明ですが基礎からしっかり研究して実用化に向かってほ
しいものですね。
現在の地球上の資源枯渇までの年数はいろいろ計算さ
れ有限であることは誰でも知っていると思いますが、そ
れがなかなか実際の生活と結びつかないようですね。こ
の問題も解決しなければならないことの一つです。