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寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

高速増殖炉の将来

2016年09月21日 11時00分24秒 | 日記・エッセイ・コラム

 福井県敦賀市に建設された日本原子力研究開発機構の

高速増殖炉の存廃が取りざたされてもう久しいですね。

高速増殖炉計画が発表されたとき、同僚や友人たちとこ

れからの電力問題がかなり軽くなると大きな期待を持っ

たものです。ウランを利用した原子力発電はウランとい

う原料資源の枯渇が心配されていたものです。しかし高

速増殖炉ではあまり利用できないウラン238を利用する

ことによってかなり長い期間電力を供給できることがで

きるようになる。と期待したものです。そして膨大な予

算を使用して建設されました。初めは臨界実験も成功し

ましたが、各種各様のトラブルが次々に発生しました。

その対策が解決しないうちに今度の話が出てきました。

廃炉にするとしても莫大な費用が必要になるそうですか

ら困ったものですね。

 本日の新聞によるとフランスで計画中の「ASTRID]

での共同研究により技術開発を継続することになりそう

だということです。どこまで期待してよいものかまだ不

明ですが基礎からしっかり研究して実用化に向かってほ

しいものですね。

 現在の地球上の資源枯渇までの年数はいろいろ計算さ

れ有限であることは誰でも知っていると思いますが、そ

れがなかなか実際の生活と結びつかないようですね。こ

の問題も解決しなければならないことの一つです。